カナダ投資ファンド3iQとコインシェアーズが協力、ビットコインETFを立ち上げへ
カナダのデジタル資産投資ファンドである3iQコーポレーション(3iQ Corp.)は4月1日、ヨーロッパのデジタル資産投資会社であるコインシェアーズ(CoinShares)と戦略的協力関係を築くことで合意したと発表した。両社は協力し、3iQコインシェアーズビットコインETFの立ち上げを4月上旬に予定している。
カナダドル建てと米ドル建てで取引予定
3iQコーポレーションは2012年に設立した投資会社であり、20億カナダドル(約1,800億円)以上の資産を運用している。カナダの投資ファンドとして初めて、ビットコイン投資ファンドをカナダのトロント証券取引所(Toronto Stock Exchange)に上場した。一方、コインシェアーズはイギリスのデジタル資産投資会社であり、世界中の顧客から40億米ドル(約4,400億円)以上の資金を集めている。
両社の協力によるビットコインETFは、トロント証券取引所の上場要件を満たすことを条件として、カナダドル建てと米ドル建ての2種類を計画している。「投資主にビットコイン、およびビットコインの米ドル価格の日々の値動きを公表する」、「長期的な資金を増やす機会を提供する」という2つを目的に、カナダドル建ての「BTCQ」、米ドル建ての「BTCQ.U」の2種類を提供する予定だ。
革新的な投資商品を提供し続けることができる
3iQのフレッド・パイ(Fred Pye)CEO(最高経営責任者)は今回の発表に関して、「3iQ社は、仮想通貨投資のリーディングイノベーターであり、カナダで初の公開ビットコイン投資ビークルを立ち上げた」とコメント。
また同氏は、「3iQコインシェアーズビットコインETFの立ち上げには、当社の深い専門知識と資産への理解が生かされている。コインシェアーズとのコラボレーションにより、コインシェアーズが過去5年間で築き上げたグローバルブランドを共有し、革新的な投資商品を提供し続けることができる」としている。
コインシェアーズ社のジャン=マリー・モグネッティ(Jean-Marie Mognetti)CEOは、「コインシェアーズは、信頼性と透明性を念頭に置いて商品を構築してきた。そして、デジタル資産をあらゆるタイプの投資家が利用しやすいものにするというビジョンとミッションを共有する3iQと協力できることに楽しみにしている」と話している。
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文:かにたま
参照元:CoinChoice