暗号資産全体の時価総額「2兆ドル」を突破|XRP価格も1ドルまで回復
暗号資産(仮想通貨)市場全体の時価総額が2021年4月5日に2兆ドル(約220兆円)を突破したことが明らかになりました。ここ最近ではアルトコイン価格の大幅上昇も続いており、本日6日には訴訟問題の影響で価格低迷が続いていたXRPの価格も「1XRP=1ドル(約110円)」まで回復しています。
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仮想通貨合計時価総額「2兆ドル」を突破
仮想通貨市場全体の時価総額は2021年1月7日に1兆ドル(約110兆円)を突破していましたが、それから約3ヶ月が経過した2021年4月5日にはその2倍となる2兆ドル(約220兆円)を突破したことが明らかになりました。
暗号資産関連の様々なデータを配信している「CoinGecko(コインゲッコー)」によると、2021年4月5日時点における仮想通貨市場全体の時価総額は「約2兆192億ドル(約222兆円)」とされており、記事執筆時点でも2兆ドル以上をキープし続けています。
2017年1月3日〜2021年4月6日 仮想通貨市場全体の時価総額推移(画像:CoinGecko)
今年2月に仮想通貨全体の時価総額が1兆4,000億ドルを突破した際には『仮想通貨時価総額がGoogleの持ち株会社Alphabetの株式を上回った』として注目を集めていましたが、現在の時価総額は「Apple(アップル)」とほぼ同額の時価総額となっています。
「アルトコイン市場の成長」も時価総額増加を後押し
ここ最近では数多くの大手企業が仮想通貨市場に参入しており、「MicroStrategy(マイクロストラテジー)」はビットコインに数十億円規模の投資を続けているため、このような大手企業の参入が仮想通貨の時価総額を押し上げていると考えられます。
また、最近では「カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)」や「ポルカドット(Polkadot/DOT)」などのアルトコインに巨額投資を行う企業も増えてきており、様々なアルトコインで大幅上昇が続いているため、『アルトコイン市場の成長』も時価総額増加につながっていると考えられます。
先日は代表的なアルトコインである「イーサリアム(Ethereum/ETH)」が過去最高値となる2,000ドル(約22万円)のラインを突破しましたが、本日6日には米国証券取引委員会(SEC)との訴訟問題で停滞を続けていた「エックスアールピー(XRP)」の価格が1ドル(約110円)付近まで回復しているため、XRPのようなこれまで低迷していた複数のアルトコインが回復すれば、仮想通貨市場全体の時価総額はさらに高まることになると予想されます。
2021年3月23日〜2021年4月6日 XRPの価格チャート(画像:CoinGecko)
ビットコイン価格は記事執筆時点で「1BTC=約6万ドル(約660万円)」となっていますが、多くの著名アナリスト・トレーダーは『BTC価格は最低でも1,000万円まで上昇する』との見方を示しており、マイクロストラテジーも先日5日に『59,339ドル(約654万円)の平均購入価格で16億円相当のBTCを追加購入した』と報告しているため、”今後も強気相場は継続する可能性が高い”と予想する声が多数出ています。
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