ビットコイン強気相場はこれまでと別次元の「ビットコイン・スーパーサイクル」だ、クラーケン事業開発マネジャーのダン・ヘルド氏コメント
5万ドルを一時突破したビットコイン
ビットコイン(BTC)価格がが日本時間2月16日午後9時30頃、5万ドルの大台を突破し1BTC過去最高値である50,645ドルを記録した。その後は反発もあって4万ドル台後半を推移しているものの、近いうちに改めて5万ドルに戻す勢いを示してしている。
今回の市場に関する見解を、暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)より、同社事業開発マネジャーであるダン・ヘルド氏の見解コメントを「あたらしい経済」は入手、以下に公開する。
クラーケンのダン・ヘルド氏の見解
ビットコインは16日夜に5万ドルの大台を一時突破しました。現在は若干反落して5万ドルを下回っているものの、テスラのビットコイン購入が明らかになって以降、46000ドルから49000ドルと一段と高いレンジで推移しています。
クラーケンの事業開発マネジャーであるダン・ヘルドは、今回の強気相場を「ビットコイン・スーパーサイクル」と呼び、これまでの強気サイクルとは別次元の強気サイクルに入っていると考えています。
理由は、以下の3つです。
1)米機関投資家と大手企業の「大群」がビットコインに参入
コロナ禍における未曾有のマネー膨張により大手企業や機関投資家による法定通貨への信頼が薄れ始めており、「インフレヘッジ」や価値保存手段としてビットコインに群がり始めています。
直近では、16日にナスダック上場のマイクロストラテジーが6億ドルの新株予約権付社債を発行しました。
2)ストーリーは「ゴールド2.0」一択
以前はビットコインの意義を支払い手段、「安いペイパル」に求める論調があったりICOブームなどと対立させる論調がありましたが、現在は、「ビットコインとは金のデジタル版」というストーリー一択になっており、訴求しやすくなっています。
3)以前より買いやすくなっている
2013年や2017年のビットコイン強気相場では、ビットコイン購入は取引板を理解する必要性があるなど、難しい面がありました。現在は、米国ではペイパルやロビンフッドなどで手軽に購入できるようになっています。
(images:iStocks/LongQuattro・Rawpixel・Serhii Yakovliev)
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