次世代ブラウザBrave:月間アクティブユーザー数が「2,540万人」に倍増
暗号資産も取り入れているプライバシー重視のブラウザ「Brave(ブレイブ)」は2021年2月2日に、過去1年間で月間アクティブユーザー数が1,160万人から2,540万人へと倍増したことを明らかにしました。また、1日あたりのアクティブユーザー数は380万人から860万人に増加したと報告されています。
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Braveブラウザ「月間ユーザー数2,540万人」を記録
Brave(ブレイブ)は2021年2月2日に、Braveブラウザのユーザー数が過去1年間に2倍以上になり、月間アクティブユーザー数が1,160万人から2,540万人に、1日あたりのアクティブユーザー数が380万人から860万人になったことを発表しました。
Braveブラウザは『利用者のプライバシーを保護すること』に焦点をあてた次世代型ブラウザとなっており、自分の年齢・性別・閲覧履歴などといった個人情報を保護したり、広告表示による読み込み時間の遅延を無くしたり、使用するデータ量を抑えたりできるように設計されています。
このブラウザでは「一般的なブラウジング機能」や「プライベートブラウザ機能」に加えて、訪問サイトから自分のIPアドレスを秘匿化することができる「プライベートブラウザ+Tor」の機能も搭載されているため、自分のIPアドレスを隠しながらWEBサービスを利用したい方にも魅力的なブラウザとなっています。
またBraveでは、ブラウザ上で表示される広告の「表示・非表示」を自分で設定することができ、広告表示を許可した場合には広告をクリックして仮想通貨ベーシック・アテンション・トークン(Basic Attention Token/BAT)で報酬を獲得したり、獲得したBATでコンテンツ制作者に寄付したりすることもできます。
※日本向けサービスでは「BAT」の代わりに「BAP(ベーシックアテンションポイント)」が使用されています。
広告収益は「16ヶ月間で28倍に増加」
今回の発表では、Brave広告の収益が過去16ヶ月間で28倍に増加したことも報告されています。Brave広告の平均クリック率は業界平均の2%を大きく上回る「9%」だとされています。Braveブラウザで広告表示を許可しているユーザーは定期的に表示される広告をクリックすることによってBATまたはBAPを獲得することができるため、高いクリック率を維持していると予想されます。
Brave広告は現在、約200カ国でサポートされているとのことで「Verizon、The Home Depot、The New York Times、Progressive Insurance、Newegg、Chipotle、Chess.com、Privacy.com、PayPal/Honey、Ledger、Amazon、Harry’s」などといった465以上の広告主から2,800件を超える広告申し込みがあったと説明されています。
Braveの共同創設者兼CEOであるBrendan Eich(ブレンダン・アイク)氏は公式発表の中で次のようにコメントしています。
プライバシーを保護して、自分でブラウジング体験をコントロールできるようにするために2,500万人の人々がBraveに切り替えました。これらのBrave利用者は「ワンクリックでBraveブラウザをダウンロードするだけで、監視経済から脱出し、閲覧報酬を得ることができること」を認識しています。
2021年に世界的なプライバシー運動が拡大してビッグテックを信頼するユーザーが少なくなっていく中で、より革新的なプライバシー保護ツールをユーザーに提供し、WEBトラッキングの常識を改革していけることを楽しみにしています。
Braveブラウザは日本語にも対応しているため、公式サイトでブラウザをダウンロードすれば、英語が苦手な方でもすぐに利用することができます。
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