XRP価格「75円→35円まで暴落」ロングポジション数は大幅増加
仮想通貨XRP(エックスアールピー)の価格は2021年1月30日頃から徐々に上昇し、先日1日には一時的に「1XRP=75円」付近まで回復したものの、その後は約3時間ほどで大幅に急落し、再び30円台まで下落しました。「bullbearanalyzer.com」のデータでは、XRPのロングポジションが増加していることが報告されていますが、依然としてXRP価格は下落し続けています。
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XRP価格:わずか3時間で「75円→35円」に急落
XRP(エックスアールピー)の価格は2021年1月30日頃から徐々に上昇し、先日1日の午後20時頃には一時的に「1XRP=75円」付近まで回復していたものの、その後はわずか3時間ほどで大幅に急落し、再び30円台まで下落しました。
2月1日22時40分頃に35円付近まで下落したXRPはその後やや回復したものの、その後は再び下落し始めており、記事執筆時点では「1XRP=約36円」で取引されています。
2021年1月30日〜2021年2月2日 XRP/JPYの15分足チャート(画像:bitbank)
XRP価格、高騰・暴落の原因は?
XRP価格上昇の要因としては『Ripple社が米SECの訴状に対する答弁書を提出したこと』や『下落トレンドを抜けたこと』などが挙げられていましたが、特に大きな要因は『RedditやTeregramなどで”価格高騰をもたらすためのXRP買い”が呼びかけられていたこと』であったと考えられています。
英語圏で人気の掲示板サイト「Reddit(レディット)」の「WallStreetBets(WSB)」と呼ばれるコミュニティでは、ここ最近で”特定銘柄の集団買い”を促す活動が活発に行われており、数日前には米ビデオゲーム販売大手「GameStop(ゲームストップ)」の株価や「ドージコイン(DOGE)」の価格もWSBの活動によって急騰・急落していました。
また「Telegram(テレグラム)」では数日前に『XRPを同じ時間に全員で一斉購入してホールドすることによって、アルゴリズムでは止められない程の価格急騰を巻き起こそう』といった内容の提案を行うグループが作成されており、『日本時間2021年2月1日22時30分にメンバー全員でXRPを一斉購入すること』が呼びかけられていました。
「GameStop株」や「ドージコイン」の価格高騰が注目されていたため、これらの呼びかけも大きな注目を集めてXRP価格は購入イベント前に75円まで上昇したものの、全体的な流れでみると『“XRP集団購入予定時刻”の約1時間前に75円から50円付近まで急落、その後はやや回復したものの、集団購入が行われた22時30分には短期的な上昇後にわずか10分で35円まで急落する』という期待されていた結果に反する形となりました。
2021年2月1日〜2021年2月2日 XRP/JPYの1分足チャート(画像:bitbank)
XRP集団購入時刻に「ロングポジション」が増加
XRPの「ロング・ショートポジション数量」などのデータを確認することができる「bullbearanalyzer.com」のデータでは、実際に2021年2月1日22時30分のタイミングで「ロングポジション」の数が大幅に増加したことが示されているため、今回の集団購入によって極端な”買われすぎ”の状態が発生し、引き戻しが起こったと考えられます。
価格急落後は「ロングポジション・ショートポジション両方の数」が一時的に減少したものの、現在は再びロングポジションの数が大幅に増加しており、ショートポジションの数も増加し始めています。
(画像:bullbearanalyzer.com)
ロングポジションの数は本日2日の早朝頃から急増していますが、XRP価格は下落し続けているため、ロングポジションを保有している方は”ロスカットによるさらなる急落”などに今後も警戒が必要であると考えられます。
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