ビットコインキャッシュのハードフォーク「国内暗号資産取引所の対応」まとめ
日本時間2020年11月15日21時00分頃に予定されている「ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)」のアップデート(ハードフォーク)について、日本国内の暗号資産取引所から発表されている対応方針をまとめて掲載しています。
こちらから読む:暗号資産・ブロックチェーン関連ニュースを新着順で「国内ニュース」
ビットコインキャッシュのハードフォークについて
ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)は日本時間2020年11月15日21時00分頃にアップデートを予定していますが、ノード間で”一部機能の追加”に関して意見が分かれているため、状況によってはビットコインキャッシュのブロックチェーンが「BitcoinCash ABC(BCH)」と「BitcoinCash Node(BCHN)」という2つのチェーンに分岐する可能性があるとされています。
日本国内の暗号資産取引所からは『ビットコインキャッシュのアップデートに伴い一時的にサービスを停止する』といった内容の発表が多数行われているため、以下では国内取引所が発表した対応方針を取引所ごとにまとめています。
bitbank(ビットバンク)の対応方針
bitbank(ビットバンク)は『ビットコインキャッシュのアップグレードに伴い、2020年11月13日17時00分からビットコインキャッシュ関連の一部サービスを停止する』と発表しています。一時停止
となるサービスや停止期間は以下の通りです(状況によって停止開始時刻が前後する可能性あり)。
【2020年11月13日17時00分〜】
- ビットコインキャッシュ(BCC)の入出金を停止
- 暗号資産取引所における「BCC/JPY」「BCC/BTC」ペアの新規注文受付を停止
- 暗号資産販売所における「BCC/JPY」の新規注文受付を停止
- 暗号資産を貸して増やすにおける「BCCの新規申し込み」を停止
【サービス再開目処について】
- ビットコインキャッシュのアップグレード完了後、同社が十分な安定稼働を確認した上で、改めて入出金・新規注文などの再開方針について案内を行う
こちらの記事もあわせてどうぞ
GMOコインの対応方針
GMOコインでは、以下のような日程でビットコインキャッシュ(BCH)の「現物取引」と「レバレッジ取引」のサービスの一部が停止されることになっています。
【2020年11月4日(水)定期メンテナンス以降】
- 暗号資産FXおよび取引所(レバレッジ取引)で「BCH/JPYの新規注文」を停止
【2020年11月11日(水)定期メンテナンス以降】
- 暗号資産FXおよび取引所(レバレッジ取引)で「BCH/JPYの決済注文」を停止
- 販売所および取引所(現物取引)で「ビットコインキャッシュ(BCH)の注文」を停止
- ビットコインキャッシュ(BCH)の「預入・送付」を停止
【上記サービスの再開時期について】
- ビットコインキャッシュ(BCH)のアップデート後、安定稼働が十分に確認された後に再開について案内
【BitcoinCash Node発生時の対応について】
- BCHN発生時には「発生した数量に応じたBCHNの付与」または「発生したBCHNの金額に相当する金銭」を交付する可能性がある
- 買建玉を保有するユーザーには日本円にて調整金を交付し、売建玉を保有するユーザーからは日本円にて調整金を受領することにより、当該取引における建玉保有者間の公平性が保たれるように権利調整を行う場合がある
- 権利調整に伴い現に生じた業務コストを手数料として請求する場合がある
こちらの記事もあわせてどうぞ
Huobi(フォビ)の対応方針
Huobi Japan(フォビ・ジャパン)は、2020年11月6日時点で『ビットコインキャッシュのアップデートに伴い、暗号資産の入出金を一時的に停止する予定』だと報告しています。
また「サービス停止日時」や「BCHNが発生した場合の対応」などに関する詳細については『決まり次第改めて報告する』と説明されています。
こちらの記事もあわせてどうぞ
BTCBOX(ビーティーシーボックス)の対応方針
BTCBOX(ビーティーシーボックス)は、ビットコインキャッシュのアップグレードに伴い、新しいブロックが適用される前後の時間帯に「BCHの入出庫」を一時的に停止すると発表しています。サービス停止の予定時刻などは以下の通りです。
【2020年11月15日正午12時00分】
- ビットコインキャッシュの入庫(入金)を停止
- ビットコインキャッシュの出庫(出金)を停止
【上記サービスの再開時期について】
- 同社で安全の確認が取れ次第再開する予定。再開の目処が立った時点で再度報告する
【BitcoinCash Node発生時の対応について】
- 万が一の事態に備えて、アップグレード時点でユーザーのBCH残高のスナップショットを撮影し、保管する
こちらの記事もあわせてどうぞ
BITPoint(ビットポイント)の対応方針
BITPoint Japan(ビットポイントジャパン)は、ビットコインキャッシュのアップグレードに伴い「BCHの売買取引」や「BCHの入出金(預入・送付)」を一時的に停止すると発表しています。サービス停止日時などは以下の通りです。
【2020年11月10日16時00分(予定)】
- ビットコインキャッシュの「売買取引」を停止
- 16時00分時点で新規注文を停止した上で、取引停止前に執行されている全ての未約定注文を取消し
- ビットコインキャッシュの「入出金(預入・送付)」を停止
【サービス再開時期について】
- ビットコインキャッシュのネットワークアップグレード後、同社が安定稼働を十分に確認した後に改めて報告
【BitcoinCash Node発生時の対応について】
- BitcoinCash Node(BCHN)を付与する代わりに、発生したBCHNに相当する金額の金銭を対象ユーザーに交付する可能性あり
こちらの記事もあわせてどうぞ
bitFlyer(ビットフライヤー)の対応方針
bitFlyer(ビットフライヤー)は、ビットコインキャッシュのアップグレードに伴い「BCHの預入/送付」や「BCHの取引サービス」などを停止する予定であることを発表しています。サービス停止の予定時刻などは以下の通りです。
【2020年11月13日午後6時頃】
- ビットコインキャッシュの「預入(入金)」を停止
- ビットコインキャッシュの「送付(出金)」を停止
- 販売所における「BCH/JPY」の売買を停止
- Lightningにおける「BCH/BTC」の取引を停止
【サービスの再開時期について】
- 各種サービスの再開日時については、Twitterアカウント「@bitFlyer_status」を通じて報告
こちらの記事もあわせてどうぞ
Coincheck(コインチェック)の対応方針
Coincheck(コインチェック)は、ビットコインキャッシュのアップデートに伴い、同社が提供している「WEB・アプリ」サービスにおいてビットコインキャッシュの「購入・売却・送金・受取」サービスを一時的に停止することを発表しています。
【2020年11月13日12時00分頃】
- Coincheck(WEB)におけるビットコインキャッシュの「購入・売却・送金・受取」を停止
- Coincheck(アプリ)におけるビットコインキャッシュの「購入・売却・送金・受取」を停止
- Coincheckのウォレット間での「送金・受取」は通常通り利用可能
- 一時停止期間中に外部ウォレットからCoincheckのウォレットに送金した場合は、再開後にユーザーのCoincheckのウォレットに反映
【サービス再開時期について】
- ビットコインキャッシュのアップデート後、同社が安定稼働を十分に確認した後に、再開について改めて報告
【BitcoinCash Node発生時の対応について】
- BitcoinCash Node(BCHN)が発生した場合における「新通貨取り扱い・暗号資産の付与・現金の付与」などの対応に関しては現時点では未定です
こちらの記事もあわせてどうぞ
楽天ウォレット(Rakuten Wallet)の対応方針
楽天ウォレット(Rakuten Wallet)は、以下のような日程でビットコインキャッシュ(BCH)の「証拠金取引」「現物取引」「入出庫サービス」を停止する予定だと発表しています。
【2020年11月4日14時〜】
- ビットコインキャッシュ証拠金取引の「新規注文」を停止
- ビットコインキャッシュ証拠金取引の「新規建て有効注文」を取り消し
【2020年11月11日14時〜】
- ビットコインキャッシュ現物取引の「購入・売却・レート更新」を停止
- ビットコインキャッシュ現物取引の「入出庫」を停止
- ビットコインキャッシュ証拠金取引の「新規注文・決済注文・レート更新」を停止
- ビットコインキャッシュ証拠金取引の「全ての有効注文」を取り消し
- 楽天ウォレットホームページの「Webレート表示」を停止
【サービスの再開時期について】
- ユーザー資産の取引の安全性を確認した上で改めて告知
【BitcoinCash Node発生時の対応について】
- ハードフォーク時の新通貨に関する取扱いに関しては決定次第改めて報告
こちらの記事もあわせてどうぞ
BITMAX(ビットマックス)の対応方針
BITMAX(ビットマックス)は、ビットコインキャッシュのアップグレードに伴い、ビットコインキャッシュの「売買・入出庫・貸出サービス」を一時的に停止すると発表しています。サービス停止などの日程は以下の通りです。
【2020年11月11日7時00分〜】
- ビットコインキャッシュの「売買サービス」を停止
【2020年11月13日00時00分〜】
- ビットコインキャッシュの「入出庫サービス」を停止
【2020年11月5日9時00分〜】
- BCH貸出サービスの「貸出申請」を停止
【2020年11月6日12時00分〜】
- BCH貸出サービスの「返還申請」を停止
【サービスの再開時期について】
- 安全性が確認出来次第改めて報告
- 各種サービスの再開までには数週間~数か月程度かかる可能性あり
- サービス停止期間が長期化する場合には「出庫のみ」を再開する可能性あり
こちらの記事もあわせてどうぞ
Zaif(ザイフ)の対応方針
Zaif(ザイフ)は、ビットコインキャッシュのアップデートに伴い、ビットコインキャッシュの「入出金サービス」を一時的に停止することを発表しています。サービス停止の日程などは以下の通りです。
【2020年11月13日14時頃】
- ビットコインキャッシュの「入金」を停止
- ビットコインキャッシュの「出金」を停止
【サービスの再開時期について】
- 2020年11月16日以降、ネットワークの安定稼働が確認でき次第再開
こちらの記事もあわせてどうぞ
TAOTAO(タオタオ)の対応方針
TAOTAO(タオタオ)はビットコインキャッシュのアップデートに伴い、「BCHの発注上限・建玉保有上限の一時的な引き下げ」や「BCH取引の一時停止」などの対応をとることを発表しています。予定されている「取引制限・サービス停止」の日程は以下の通りです。
【2020年11月11日13時の定期メンテナンス終了以降】
- ビットコインキャッシュの発注上限を「10BCH→1BCH」へと引き下げ
- ビットコインキャッシュのポジション(建玉)上限を「700BCH→100BCH」へと引き下げ
- 変更後、100BCH以上のポジションについては「決済注文」のみ執行可能
- ポジションが100BCH未満にならない限り、新規発注は行えない
【2020年11月13日午前7時〜】
- ビットコインキャッシュの「取引全て」を停止(状況によって前倒しの可能性あり)
- 2020年11月13日6時59分時点で保有されているBCHのポジションは同時刻の配信レートに基づいて自動的に決済されるため、できるだけ取引停止までに自身でポジションの解消(決済)を行うようにと注意喚起がなされています
- 取引停止前に発注された「指値注文」と「逆指値注文」は、取引停止期間中も有効な注文として残ります。取引再開時にそれらの注文が執行される可能性もあるため、事前に取り消しておくようにと注意が促されています
【サービスの再開時期について】
- 「発注上限・建玉上限の回復」や「取引再開」については、同社が安定稼働を十分に確認した上で改めて報告する
こちらの記事もあわせてどうぞ
DeCurret(ディーカレット)の対応方針
DeCurret(ディーカレット)は、ビットコインキャッシュのアップデートでユーザー資産の保全や取引に支障が生じる恐れがある場合には「暗号資産の売買・預入・送付・その他サービスの一部または全部」を一時的に停止する可能性があると説明しています。
なお、サービスを一時停止する場合には、原則としてユーザーに事前に案内を行うと報告されています。
こちらの記事もあわせてどうぞ
OKCoinJapan(オーケーコインジャパン)の対応方針
OKCoinJapan(オーケーコインジャパン)は、ビットコインキャッシュのアップデートに対する同社の対応について、2020年10月26日時点で以下のように発表を行っています。
日本時間の2020年11月15日(日)21:00頃に、ビットコインキャッシュのアップデートが予定されています。今回のアップデート状況によっては、BCHのチェーンが分岐する可能性が示唆されております。
当社では今後の動向を注視し、対応方針が決定次第お客様へご案内をさせていただく予定です。なお、アップデートに伴い、お客様の資産の保全及びお客様の取引に支障が生じるおそれがある場合には、暗号資産の売買、預入及び送付その他当社が提供するサービスの全部又は一部の提供を一時停止させていただく場合がございます。
また、サービスを一時停止させていただく場合、原則、当社ウェブサイトなどでお客さまに対して事前にご案内をさせていただきます。お客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。
こちらの記事もあわせてどうぞ
Liquid(リキッド)の対応方針
Liquid(リキッド)からの発表は行われていません。
こちらの記事もあわせてどうぞ