暗号資産ウォレット「BRD」ユーザー数600万人突破|インド・中南米で利用者増加
人気の暗号資産ウォレットアプリ「BRD」を運営しているスイスの会社は、2020年10月6日に「TechCrunch」を通じて同社アプリのユーザー数が600万人を突破したことを報告しました。同社は『2021年初頭までにはユーザー数が1,000万人に到達する』と予想しています。
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BRDユーザー数「600万人」を突破
BRDはビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの暗号資産を保管することができる日本でも人気のウォレットアプリであり、SBIホールディングスの100%子会社でデジタル資産関連ベンチャー企業などへの投資を行っている「SBIクリプトインベストメント」からも出資を受けています。
サービス開始以降順調にユーザー数を増加させている「BRD」は、2020年10月6日にBRDアプリのユーザー数が600万人を突破したことを明らかにしました。
2015年に設立された「BRD」は、100万ユーザーを達成するまでに4年以上かかったものの、その後は2ヶ月ごとに約100万人の新規ユーザーが追加されていると報告しています。その大半はインドやラテンアメリカ地域に居住するユーザーが占めているとのことで、同社は2021年初頭までにユーザー数が1,000万人に到達すると予想しています。
パンデミックの影響で暗号資産への関心増加
BRDの最高経営責任者(CEO)兼共同創業者であるAdam Traidman(アダム・トレイドマン)氏は、暗号資産への関心が高まっている理由としては「新型コロナウイルスによるパンデミックの影響」や「財政問題について考えた際に自分の資産を守るための手段として暗号資産が注目されていること」などをあげています。
同氏は「過去6ヶ月間でパンデミックの影響から自宅で投資について考える時間が増えたことによって、暗号資産全般やBRDが劇的に成長することになった」との考えを語っており、7月初めのBRD月間アクティブユーザー数が55万人だったことを報告しています。
「TechCrunch」の報道によると、BRDを通じて購入される最も人気の仮想通貨としては「ビットコイン」と「イーサリアム」が挙げられていますが、ベネズエラ・アルゼンチン・インドなどといった通貨の価格が不安定な国では「米ドル関連のステーブルコイン」への関心が高まっているとのことで、東ヨーロッパ諸国での利用者数も増加してきているとされています。
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