暗号資産取引所「DMM Bitcoin(DMMビットコイン)」とは?基本情報・特徴・メリットなどを解説
暗号資産取引所「DMM Bitcoin(DMMビットコイン)」の基本情報やサービスの概要、取り扱う仮想通貨・特徴・メリット・デメリットなどを初心者向けにわかりやすく解説します。
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DMM Bitcoin(DMMビットコイン)とは
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)とは、2016年11月7日に設立された「株式会社DMM Bitcoin」が運営している日本の暗号資産取引所(関東財務局長 第00010号)です。同取引所は元々、株式会社テコテックの100%子会社「株式会社東京ビットコイン取引所(TBX)」であったものの、2017年12月に「株式会社DMM FX ホールディングス」への譲渡が行われた後に2018年1月11日から新ブランド「DMM Bitcoin」として運営しています。
DMMビットコインは暗号資産の「現物取引サービス」と「レバレッジ取引サービス」を提供していますが、特にレバレッジ取引サービスに力を入れており、取引可能な通貨ペアもレバレッジ取引が圧倒的に多くなっています。
「現物取引サービス」で取り扱う暗号資産はやや少ないものの、「レバレッジ取引サービス」で取り扱う暗号資産は非常に多く、各種手数料も”無料”となっているため、暗号資産のレバレッジ取引をメインに行いたい方には魅力的な取引所となっています。
取り扱う暗号資産
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)が取り扱っている暗号資産は、2020年9月時点で「現物取引サービスが3銘柄」「レバレッジ取引サービスが11銘柄」となっています。
【現物取引サービス(3銘柄)】
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・エックスアールピー(XRP/XRP)
【レバレッジ取引サービス(11銘柄)】
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・エックスアールピー(XRP/XRP)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・モナコイン(Monacoin/MONA)
・ネム(NEM/XEM)
・ステラルーメン(Stellar Lumens/XLM)
・クアンタム(Qtum/QTUM)
・ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)
・イーサリアムクラシック(Ethereum Classic/ETC)
・ベーシック・アテンション・トークン(Basic Attention Token/BAT)
サービスの種類・概要
暗号資産の現物取引サービス
暗号資産の現物取引サービスでは「BTC・ETH・XRP」の3銘柄を日本円(JPY)との取引ペアで取引することができます。なお、DMMビットコインの現物取引サービスでは「ETH/BTC」の取引ペアも提供されているため、合計4種類の取引ペアで取引することが可能です。
DMMビットコインの現物取引サービスでは、週次メンテナンスが行われる毎週水曜日午後0時00分〜午後2時00分までの2時間を除いて24時間365日取引することができ、取引手数料・入出金手数料も無料となっているため、比較的安心してサービスを利用することができます。
また、注文方法は「ストリーミング注文・指値注文・逆指値注文・OCO」の中から選択することが可能です。現物取引サービスにおける各取引ペアの「取引単位・呼値の単位・最小発注数量・最大発注数量」は以下の通りです(2020年9月時点)。
銘柄 | 取引単位 | 呼値の単位 | 最小発注数量 | 最大発注数量 |
BTC/JPY | 0.001 | 1 | 0.001 | 3 |
ETH/JPY | 0.01 | 1 | 0.01 | 70 |
XRP/JPY | 10 | 0.001 | 10 | 50,000 |
ETH/BTC | 0.01 | 0.000001 | 0.01 | 70 |
暗号資産のレバレッジ取引サービス
暗号資産のレバレッジ取引サービスでは「BTC・ETH・XRP・LTC・MONA・XEM・XLM・QTUM・BCH・ETC・BAT」の11銘柄を日本円(JPY)との取引ペアで取引することができます。なお、DMMビットコインのレバレッジ取引サービスでは、BTCやETHとの取引ペアも提供されているため、合計18種類の取引ペアで取引することが可能です。
DMMビットコインではレバレッジ取引サービスでも、週次メンテナンスが行われる毎週水曜日午後0時00分〜午後2時00分までの2時間を除いて24時間365日取引することができ、取引手数料・入出金手数料も無料となっています。ただし、レバレッジ取引では「建玉金額の0.04%/1日」のレバレッジ手数料がロールオーバー時に発生するため注意が必要です。
注文方法は「ストリーミング注文・指値注文・逆指値注文・OCO・IFD・IFO・一括決済・クイック決済」などといった様々なものから選択することができるようになっており、レバレッジ倍率は「固定4倍」となっています。
ただし「レバレッジ取引サービス」では、毎営業日の午前6時59分時点で証拠金維持率が100%を下回っていた場合に追加証拠金不足額が発生します。不足金が発生した場合には、翌営業日午前4時59分までに「トレード口座への入金」や「保有ポジションの決済」などを行う必要があり、これらの対応がとられなかった場合には午前5時00分の時点で”通知なく現物取引における全ての未約定注文の取消・保有する全ての暗号資産の売却”が行われるため注意が必要です。
さらに、注文取消・売却の実施後も追加証拠金不足額が解消されない場合には「レバレッジ取引における全ての未約定決済注文の取消」および「全ての未決済ポジションが反対売買による強制決済(追証ロスカット)」されることになるため、レバレッジ取引を利用する際には”証拠金維持率”に注意することが非常に重要となります。
(画像:DMMビットコイン)
レバレッジ取引サービスにおける各取引ペアの「取引単位・呼値の単位・最小発注数量・最大発注数量」は以下の通りです(2020年9月時点)。
銘柄 | 取引単位 | 呼値の単位 | 最小発注数量 | 最大発注数量 |
BTC/JPY | 0.001 | 1 | 0.01 | 3 |
ETH/JPY | 0.01 | 1 | 0.1 | 70 |
XRP/JPY | 1 | 0.001 | 100 | 50,000 |
BAT/JPY | 1 | 0.001 | 100 | 50,000 |
QTUM/JPY | 1 | 0.001 | 100 | 50,000 |
XLM/JPY | 1 | 0.001 | 100 | 50,000 |
MONA/JPY | 1 | 0.001 | 100 | 50,000 |
XEM/JPY | 1 | 0.001 | 100 | 50,000 |
LTC/JPY | 0.1 | 0.1 | 1 | 200 |
ETC/JPY | 0.1 | 0.1 | 1 | 2,000 |
BCH/JPY | 0.01 | 1 | 0.1 | 20 |
ETH/BTC | 0.01 | 0.000001 | 0.1 | 70 |
XRP/BTC | 1 | 0.00000001 | 100 | 50,000 |
XEM/BTC | 1 | 0.00000001 | 100 | 50,000 |
LTC/BTC | 0.1 | 0.00000001 | 1 | 200 |
ETC/BTC | 0.1 | 0.00000001 | 1 | 2,000 |
BCH/BTC | 0.01 | 0.000001 | 0.1 | 20 |
ETC/ETH | 0.1 | 0.00001 | 1 | 2,000 |
各種手数料
取引手数料
現物取引手数料 | 無料 |
レバレッジ取引手数料 | 無料 |
レバレッジ手数料
1日あたり「建玉金額の0.04%」のレバレッジ手数料がロールオーバー時に発生
日本円の入出金手数料
振込入金手数料 | 無料(銀行手数料はお客様負担) | クイック入金手数料 | 無料 | 出金手数料 | 無料 |
暗号資産の入出庫手数料
入庫時の手数料 | 無料(マイナーへの手数料はお客様負担) | 出庫時の手数料 | 無料 |
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)のメリット
レバレッジ取引の取扱い通貨が豊富
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)最大のメリットは「レバレッジ取引で取引可能な暗号資産の種類が豊富であること」と言えるでしょう。日本国内のその他の暗号資産取引所でも、暗号資産のレバレッジ取引サービスが提供されていますが、11種類もの暗号資産のレバレッジ取引サービスを提供しているのは”DMMビットコインのみ”となっています。
同社のレバレッジ取引では「売り(ショート)」ポジションを持つことができるだけでなく「両建取引」も可能となっているため、価格変動の激しい仮想通貨市場で積極的にトレードしたいトレーダーの方に魅力的な取引所となっています。
各種手数料が無料
DMMビットコインは「現物取引手数料・レバレッジ取引手数料・日本円の入出金手数料・暗号資産の入出庫手数料」が全て無料となっているため、手数料を気にせずに取引や入出金を行うことができます。
その他の暗号資産取引所では、暗号資産の出庫に1,000円近くの手数料がかかってしまう場合もあるため、これらの手数料が全て無料であるのは大きなメリットであると言えるでしょう。
取引ツールが充実している
レバレッジ取引などを行う際には”利便性の高い取引ツール”が求められますが、DMMビットコインは取引ツールも充実しているため、取引画面をカスタマイズしながら自分好みの仕様で取引を行うことができます。
「PC版取引システム」に魅力的な機能が多数搭載されているだけでなく、「スマートフォン版取引システムアプリ」も直感的に使用できる魅力的なデザインとなっているため、外出先などでもスマートフォンで気軽に取引することが可能です。
スマートフォン版取引システムアプリ(画像:DMMビットコイン)
LINEを活用したカスタマーサポート
DMMビットコインは365日対応のカスタマーサポートを実現するための体制を構築しており、公式サイトや取引画面からサポート画面に移動すると「LINE(ライン)で相談することができるようになっています。
サポート対応時間はタイミングによって変化するものの、ユーザーから『対応速度が非常に早かった』と称賛する声も出ています。
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)のデメリット
暗号資産現物取引の種類が少ない
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)は「レバレッジ取引サービス」は充実しているものの、「現物取引サービス」の取り扱い通貨は3種類のみとなっています。レバレッジ取引では実際に暗号資産を入手することはできないため、暗号資産現物を購入して外部サービスなどに移動したい方には、DMMビットコインは不向きであると考えられます。
スプレッド広くなる場合がある
DMMビットコインでは取引手数料が無料となっているものの、売値と買値の価格差である「スプレッド」が広くなる場合があるため注意が必要です。
スプレッドはタイミングによって変化するため狭い場合もありますが、価格が大幅に変動しているタイミングなどでは大幅にスプレッドが開いている場合も多いため、売値と買値の価格差を確認せずに注文してしまった場合には、約定した瞬間から大きなマイナスを抱えることになってしまう可能性もあります。
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