仮想通貨のトランザクション量増加率で日本が世界6位に

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仮想通貨の取引サービスを提供しているブロックチェーンドットコム(Blockchain.com)が8月6日、「すべての金融危機の偉大な母(The Great Mother of All Financial Crises)」という仮想通貨の8月市場に関するレポートを発表した。

日本の7月のトランザクションは9.8%増加

今回のレポートでは、国や地域別による仮想通貨の6月と7月のトランザクション割合の変化率について発表している。この変化率で日本は9.8%増で世界6位となった。なお世界1位はペルー(18.3%)、2位インド(17.4%)、3位インドネシア(12.6%)、4位コートジボアール(11.7%)、5位ナイジェリア(10.7%)となった。

5位のナイジェリアは、この10カ月で最高のパフォーマンスを誇っている。検索エンジンであるグーグル(Google)の検索データによるとナイジェリアでは今年の3月ごろから、「Bitcoin」というキーワードでの検索数が増加するなご、仮想通貨への関心が高まっていることがうかがえる。

逆にトランザクション変化率でマイナスとなった国や地域は、1位韓国(-27%)、2位デンマーク(-24.7%)、3位モロッコ(-22.6%)、4位ドミニカ共和国(-21.4%)、5位香港(-15.7%)となった。モロッコと香港からの送金は普段よりも低く、2カ月連続で減少率上位10カ国にランクインしている。

7月はビットコインネットワークアクティビティも増加

今回のレポートでは、「ビットコインの時価総額」「毎日のトランザクション量」「ブロックチェーンドットコムでの毎日のトランザクション量」「ブロックチェーンドットコムからのトランザクションの割合」「毎日のアクティブアドレス」の5項目での6月と7月の変化率を調査している。

7月はこの5項目すべてが増加していた。また、トランザクションの平均手数料も、6月には1.28ドル(約135円)だったのに対し、7月には2.43ドル(約256円)とほぼ倍増していた。

今回のレポートでは、ビットコインのアドレスに関するデータにも言及。6月にはビットコインを所有するアドレスも増加した。少なくとも0.1BTC以上を保有しているアドレスは、全体の10%に当たる310万1,745で、6月に0.7%増加した。これらのアドレスで占めているビットコインの割合は98.87%である。
これに対して1BTC以上保有しているアドレスは81万8,416だった。全体の2.64%に相当するが、6月に0.1%減少した。これらのアドレスで占めているビットコインの割合は94.47%となっている。

参考
The Great Mother of All Financial Crises

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文:かにたま

参照元:CoinChoice

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