チェーンリンク(Chainlink)が時価総額トップ10入り

チェーンリンク(Chainlink)が時価総額トップ10入り

数ある暗号資産(仮想通貨)の中でも、チェーンリンク(Chainlink/LINK)が最近注目されています。チェーンリンクは分散型のオラクル・ネットワークであり、チェーン外のデータとLINKとを接続することで、ブロックチェーン技術やdAppがより一層有用になることで知られています。LINKは最近、仮想通貨プロジェクトの時価総額トップ10入りを果たして、画期的な成果だと評価されています。

LINKの価格は1カ月で2倍の急上昇

LINKはイーサリアム(ETH)のERC20トークンの1つであり、スマートコントラクトを最大限に活用する目的で誕生しました。LINKの将来は間違いなく、大きく開けています。LINKの有用性を理解するため、いくつかの出来事を紹介しましょう。

LINKの価格は7月に入る前は4.70ドルでしたが、7月15日には8.66ドルの記録を樹立、8月5日現在の価格は9.80ドル前後。この目覚ましい記録を裏付けるように、LINKはこのところいくつかの仮想通貨プロジェクトを上回る成果を上げています。

その要因となったのは、DeFi(分散型金融)が持てはやされて、アルトコイン市場が活気を呈していることです。中でもLINKは、時価総額で最大のERC20トークンとして、トレーダーの間で話題の中心になっています。

LINKはオラクルベースのDeFiプロバイダーとして有用に

例えばLINKは、SynthetixやAaveなど優れたDeFiプロジェクトに対するオラクルプロバイダーになっています。これらプロジェクトの成功は、裏返せばチェーンリンクの成功です。多くのプロジェクトが、チェーンリンクが提供するサービスを採用しつつあります。

中国の国家計画であるブロックチェーンベースのサービスネットワーク(BSN)は、8月にも公開され可能性がありますが、BSNはイーサリアム(ETH)、テゾス(Tezos/XTZ)、EOSなど数少ないパブリックブロックチェーンをサポートし、その中でオラクル上のプロバイダーとして、チェーンリンクが採用される可能性もあります。

一方、代替不可能なトークン(NFT)は、イーサリアム(ETH)コミュニティーで大きな話題になっていますが、NFTプロジェクトを支えているのが実はチェーンリンクです。

LINKの需要はさらに伸びるとトレーダーが期待

ETHの利用を進めるに当たってユーザーは、そのための燃料(利用手数料)であるガス(GAS)をETHトークンで支払わなくてはなりません。ETHの人気が高まるとともに、GAS料金が高騰していることは、ユーザーにとって大きな負担となっていますが、チェーンリンクは最近、ユーザー向けの価格参照用のフィードFAST Gas/Gweiを公開しました。

さらに信用貸しする金融機関などが、借り手の信用力にアクセスするために行う統計分析法であるクレジットスコアにチェーンリンクの能力が大いに役立ちます。チェーンリンクは6月、クレジットスコア企業フィンスコア(FinScore)と提携して、代替のスコアリングシステムの開発で合意しています。

チェーンリンクはこのように、仮想通貨経済の中で今や最も期待されるプロジェクトの1つになっています。これらプロジェクトの成否はまだ不明です、多くのトレーダーは、チェーンリンクの需要はさらに伸びると注視しています。

参考
Why Chainlink (LINK) Is Booming In 2020: Where is it Headed?

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参照元:CoinChoice

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