Twitter:暗号資産のウォレットアドレス「再び投稿可能」に
Twitter(ツイッター)は先日発生した著名人のアカウントを乗っ取って暗号資産(仮想通貨)を騙し取ろうとする大規模なハッキング被害を受けて「暗号資産ウォレットアドレスをツイートする行為」を制限していましたが、現在この制限は解除されており、再びウォレットアドレスをツイートすることができるようになっています。また、一時的に取引報告をツイートできなくなっていた「@whale_alert」のアカウントも復旧していることが報告されています。
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「Whale Alert」アカウントもツイートを再開
Twitter(ツイッター)では、先日15日〜16日頃にかけて大量のフォロワーを持つ著名人や有名企業の公式アカウントが乗っ取られ『BTCを送金してくれれば、2倍のBTCを返金する』などとツイートする「ギブアウェイ詐欺」が一斉に行われました。
その後の調査によって今回の騒動は、内部システムとツールへのアクセス権を持つ一部の従業員を標的とした「組織的なソーシャルエンジニアリング攻撃」によるものであったことが明らかになっており、現在は対策が取られたことによって多くのアカウントが復旧していますが、ハッカーがBTCを送金させるために掲載していたビットコインアドレスには、すでに約12.86BTC(約1,264万円)が送金されていることがわかっています。
Twitter側は今回のような被害を防止するために一時的に「ランダムな長い文字列を投稿することを禁止する」という措置をとっており、この措置が取られたことによって「暗号資産のウォレットアドレス」は投稿することができないようになっていましたが、現在この禁止措置は解除されており、再びウォレットアドレスを投稿することができるようになっています。
暗号資産の巨額送金を定期的に報告していた有名なTwitterアカウント「Whale Alert(@whale_alert)」も、Twitterのハッキング対策によって一時的にツイートを投稿できなくなったことを報告していましたが、先日17日には再びツイートできるようになったことが報告されており、現在は通常通りの投稿が行われています。
And we're back online!
— Whale Alert (@whale_alert) July 16, 2020
オンラインに戻りました!
ウォレットアドレスは投稿できるようになったものの「ギブアウェイ詐欺」などの詐欺行為は今後も定期的に行われる可能性があるため、疑わしいツイートには騙されないようにすることが重要です。
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