Coinbase Custody「Cardano/ADA」のステーキング対応へ|年内上場の可能性も
カルダノ(Cardano/ADA)の開発を担当している「IOHK」は2020年7月3日に、米国の大手暗号資産取引所「Coinabse(コインベース)」との間でカストディ(保管)契約を結んだことを発表しました。また『カルダノエイダコイン(ADA)は2020年内にCoinbaseに上場する可能性がある』とも報じられています。
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ADAを安全に保管しながらステーキング可能に
カルダノ(Cardano/ADA)の開発を担当している「IOHK」は2020年7月3日のツイートで、米国の大手暗号資産取引所である「Coinabse(コインベース)」との間でカストディ(保管)契約を結んだことを発表しました。
Today at #Cardano2020 we announced IOHK has signed a custody agreement with Coinbase for #Cardano. 1/4
— IOHK Media (@IOHKMedia) July 3, 2020
本日私たちは「Cardano2020」で、IOHKがCoinbaseとカストディ契約を締結したことを発表しました。
カルダノはプルーフ・オブ・ステーク(PoS)と呼ばれるコンセンサスアルゴリズムを採用しているため、次の大型アップグレード「Shelley(シェリー)」が完了した後には、一定期間ADAを保有し続けることによって”ステーキング報酬”を獲得することができるようになります。
IOHKの報告によると、今回の契約によってADA保有者は2020年第4四半期から「Coinbase」が提供するカストディサービスでより安全にADAを保管しながらステーキング報酬を得ることができるようになるとのことです。IOHKは『Coinbase Custodyは資産をコールドストレージに保管しながらステーキングができる最初のソリューションだ』と述べており、『従来の金融機関と同レベルの安全性を提供することができる』と説明しています。
「Coinbase Custody」はニューヨーク州の規制に基づいて提供されているカストディサービスであり、大手会計事務所が発行するセキュリティ認証も取得しているため、同サービスでサポートされることによってカルダノ(Cardano/ADA)はさらに普及する可能性があると期待されています。
2020年末頃には「Coinbase」に上場か
カルダノ(Cardano/ADA)は『2020年末頃までにCoinbaseに上場する可能性がある』とも報告されています。暗号資産メディアである「Cointelegraph」の報道によると、IOHKの担当者は『私たちは複数の取引所と緊密に連携している』と語ったと報告されています。
取引所とカルダノの統合プロセスを円滑にする新たなライブラリとAPIを備えたアドレストリア(Adrestria)のリリースとともに、我々は複数の取引所と緊密に連携しています。2020年末までにより多くのことを発表できるでしょう。
「cFund(cファンド)」の設立も発表
2020年7月2日〜3日にかけて開催された「Cardano Virtual Summit 2020」には、約1万人もの人々が参加したと報告されています。これは暗号資産メディア「CoinDesk」が主催している世界最大級の仮想通貨・ブロックチェーンカンファレンス「Consensus(コンセンサス)」を上回る規模であるとも報じられています。
また、今回のイベントではデジタル資産運用企業「Wave Financial Group(ウェイブ・フィナンシャル・グループ)」と「IOHK」の提携によって「cFund(cファンド)」と呼ばれる新しいファンドが立ち上げられたことも明らかにされています。
cFund(cファンド)は、Cardanoなどを含めたIOHKが開発するブロックチェーンプラットフォームの普及を促進させるためのベンチャーファンドであり、IOHKノブロックチェーン技術で製品・サービスを開発するスタートアップ企業などに25万ドル〜50万ドル(約2,700万円〜5,300万円)の投資を行う予定だと伝えられています。
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2020年7月4日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格
カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は過去1ヶ月間に渡って9円前後での推移を続けていたものの、今月1日からは再び回復し始めており、2020年7月4日時点では「1ADA=10.57円」まで回復しています。
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