日本市場で「セキュリティトークン関連ソリューション」展開へ:HashPort×Tokensoft
ブロックチェーン関連のコンサルティング事業を手がけている「株式会社HashPort(ハッシュポート)」は2020年7月3日に、日本市場におけるセキュリティートークン(デジタル証券)関連ソリューションの展開に向けて、米国のセキュリティトークン大手「Tokensoft(トークンソフト)」と業務提携を行ったことを発表しました。
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Tokensoft(トークンソフト)とは?
Tokensoft(トークンソフト)は「セキュリティトークン(デジタル証券)のプライベート・パブリックオファリング」や「セキュリティトークンの発行・管理・流動性の提供」を行っているアメリカ・サンフランシスコ拠点の大手企業であり、ブロックチェーン技術を活用して資金調達・資産管理を行うことができるセキュリティトークンのプラットフォーム「Tokensoft」を企業・資産運用会社・金融機関向けに提供しています。
同社のプラットフォームには世界50カ国以上の機関投資家が登録しており、登録した投資家の運用資産残高は10億ドル(約1,075億円)を超えています。
また同社子会社である「TokenSoft Global Markets」は、米国証券取引委員会(SEC)の発行するブローカーディーラーを保持しており、セキュリティトークンの発行に関する全てのプロセスについてアドバイスすることが可能となっています。
日本市場で「グローバル基準のソリューション」展開へ
HashPort(ハッシュポート)とTokensoft(トークンソフト)は今回の業務提携を通じて『日本の企業・資産運用会社・金融機関に対して、セキュリティトークンを発行・管理するための高い信頼性を誇るグローバル基準のソリューションを提供する』としています。
HashPortの代表取締役社長である吉田 世博(よしだ せいはく)氏は『Tokensoft社が有するセキュリティトークン関連の技術やノウハウは日本市場にも活用することができると考えている』と述べており、『日本の法規制に最適化された”フェアな価格設定のセキュリティトークンソリューション”を提供していくことによって市場全体の発展を促進したい』と語っています。
ー 吉田 世博氏 ー
この度のTokensoft社との提携は非常に光栄であり、Tokensoft社の米国におけるセキュリティトークンに関するテクノロジーやノウハウを日本市場に活用できると考えております。これから急成長が見込まれる日本のセキュリティトークン市場において、Tokensoft – HashPortアライアンスが、世界基準の高い実績と信頼性を持ち、日本の法規制に最適化された、フェアな価格設定のセキュリティトークンソリューションを提供していくことで、市場全体の発展の一助になればと考えております。
また「Tokensoft, Inc.」の共同設立者兼最高経営責任者であるMason Borda氏は『今回のパートナーシップによって、同社が提供する高水準のサイバーセキュリティと規制遵守へのサポートを日本市場にもたらすことができる』と語っています。
ー Mason Borda氏 ー
日本市場は、規制への取り組みとサイバーセキュリティに関して高い水準を維持しています。 当社のテクノロジーは、セキュリティトークン管理のための安全なコールドストレージやマルチシグネチャソリューションを市場に投入し、STO市場において価値の高いアセットを提供し続けています。このパートナーシップにより、セキュリティトークンにおいて我々が提供する高水準のサイバーセキュリティと、規制遵守へのサポートが日本市場にもたらされるでしょう。