世界経済フォーラムのテクノロジーパイオニア2020にブロックチェーン関連企業6社が選出

世界経済フォーラムのテクノロジーパイオニア2020にブロックチェーン関連企業6社が選出

世界経済フォーラム(WEF)が「Technology Pioneers 2020(テクノロジーパイオニア2020)」を6月16日発表し、その中でブロックチェーン関連企業6社が選出された。

WEFの「Technology Pioneers」では、新しいテクノロジーやイノベーションの設計・開発・実装を通じてビジネスや社会に大きな影響を与えることを期待されるスタートアップ企業が世界中から毎年選出されている。今回は人工知能(AI)や食品テクノロジー、医療など様々な分野から100社選出されている。

今回「Technology Pioneers 2020」に選出されたブロックチェーン関連企業は、Chainlink(分散型オラクルネットワーク:英)、Elliptic(ブロックチェーン分析企業:英)、Lightning Labs(ライトニングネットワーク開発:米)、MakerDAO(分散型金融プロジェクト:デンマーク)、Ripio(決済企業:アルゼンチン)、Veridium Labs(フィンテック:香港)の6社。

今回選出された企業は、今後2年間フォーラムの活動やイベント、会議などを通じて産業界のリーダー、科学者、学術界、政府と協力し、グローバルな課題に取り組むことになっている。

編集部のコメント

世界経済フォーラム(WEF)は、世界の現状改善にコミットし官民の協力をすすめている国際機関です。世界、地域、産業のアジェンダを形成するために、政治家、企業、その他のリーダーと連携して活動しています。

「Technology Pioneers」は2000年から開始されており、今回の発表で20回目となります。なお過去20年間での選出企業には、Airbnb、Google、Kickstarter、Mozilla、Palantir Technologies、Spotify、TransferWise、Twitter、Wikimediaなどの企業が名を連ねています。ブロックチェーン関連企業では2015年に米Ripple Labs、昨年2019年にはオランダBitfuryが選出されています。

なお今回の「Technology Pioneers 2020」では、世界の新型コロナウイルスへの対応に役立つ技術を提供している企業も多く選出されていることと、選出された企業100社のうち1/4以上が女性主導の企業であることをWEFは伝えています。

ちなみに日本からは、人工知能(AI)開発の株式会社ABEJA、治療アプリ開発の株式会社CureAppの2社が今回選出されています。

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

(images:iStock/artsstock・Sakramir・xu-bing)

参照元:ニュース – あたらしい経済

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