日本発の暗号資産「Dev」Monex Venturesなどから資金調達|開発者の収益化を支援
日本発の暗号資産「Dev」を開発している「FRAME00(フレームダブルオー株式会社)」は2020年6月15日に、Monex Ventures(マネックスベンチャーズ)、 MIRAISE(ミレイズ)を引受先としたシードラウンドの資金調達を完了したことを報告しました。また、今回の発表では「Dev Protocol」を活用した最初のDAppsとして、暗号資産(仮想通貨)を通じて寄付よりも気軽に社会貢献できるサステナブルなプラットフォーム「Stakes.social」を開発者向けに先行リリースしたことも発表されています。
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FRAME00が開発した「Dev Protocol」とは
FRAME00(フレームダブルオー株式会社)が開発した「Dev Protocol」は”価値ある活動に経済性を実現するテクノロジー”であり『クリエイターによってマイニングされ、クリエイターにステーキングすることで利子を獲得する』と説明されています。
ステーキングとは、自分が保有している暗号資産を一時的に使えない状態にすることによってネットワークに貢献し、その報酬を暗号資産で受け取ることができる仕組みのことを指します。Devでは、クリエイターの活動にERC20トークンである「DEVトークン」をステーキングすると、クリエイターの活動が収益化され、ステーキングしたユーザーに利子が還元される仕組みが採用されています。
Dev Protocolは「完全分散型、オンチェーンガバナンスのミドルウェアプロトコル」であるため、様々な分散型アプリケーション(DApps)を開発して誰もがエコシステムに参加することができるとのとことです。
FRAME00株式会社は「Dev Protocol」について『クリエイターのあらゆる活動が収益化されて、クリエイターを支援することが資産運用になる初の仕組み』と述べており、これまで一般的に利用されていた「寄付」や「クラウドファンディング」とは違い、ブロックチェーン上のステーキング技術を実装しているため、支援してもお金を失わずにさらに利子を稼ぐことができると説明しています。
これによって、これまで評価されていなかったクリエイターの活動も収益化されることになり、誰かを応援することで利益を得られる活動・応援両方のサステナビリティを実現するとされています。
「DAppsパートナー拡大・海外でのIEO」などを計画
FRAME00株式会社は「すべてのイノベーターが評価され、持続的に挑戦できる社会をつくる
」をミッションとして掲げ、より良い世界の創造に挑戦するクリエイターのエコシステム構築に取り組んでいます。
「Dev Protocol」を活用した最初のDAppsである「Stakes.social」は、すでに海外の暗号資産投資家から高い評価を獲得しており、ステーキングの数も増えてきていると報告されています。今後の活動としては『コロナ禍を乗り越える取組みを始め、様々な活動が収益化できるようDAppパートナーを増やしていくとともに、DEVトークンの海外でのIEOを進めていく』とされています。
資金調達の引き受け先である「Monex Ventures(マネックスベンチャーズ)」と「MIRAISE(ミレイズ)」は、FRAME00株式会社の取り組みについて次のようにコメントしています。
【Monex Ventures】
オープンソースソフトウェア(OSS)コミュニティの支援及び成長をステーキングを通して実現する仕組みは、クリプト感、ソーシャル感に溢れ、ブロックチェーン技術が社会にとって有益な技術の一つであることが実感できる取り組みだと思います。同社のフレームワークはOSSコミュニティに限らず、あらゆるイノベーター、クリエイターの支援にも使われる可能性があるのではないかと期待しています。
当社運営ファンドから初の暗号資産関連企業への投資となるFrame00への投資を通じて、イノベーター、クリエイターのコミュニティを支援できればと思います。【MIRAISE】
価値を生む活動に正当な対価が支払われないと持続出来ない」Devプロトコルは創業者の強い課題意識から出発しました。ブロックチェーンをどう活用するかではなく、この課題解決に最適なものがブロックチェーンとクリプトだった。MIRAISEはエンジニアだからこそ思いつけるソリューションに積極的に投資しています。Dev Protocol は練り上げられた強いミッションと、それを実現するための緻密なプロトコル設計が評価され、現在世界中から大きな支持を集めています。未踏の領域を疾走するFRAME00社を支援できることを嬉しく思います。
「Dev Protocol」や「Stakes.social」などの詳細は以下の公式サイトをご覧ください。
>>「Dev Protocol」の公式サイトはこちら
>>「Stakes.social」の公式サイトはこちら
>>「FRAME00株式会社」の公式発表はこちら