【墨汁速報】イーサリアム”ベルリン”のテスト環境がローンチ!その利点とは?

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イーサリアムの大型アップデート”ベルリン(Berlin)”では、今までにない新たなテストスタイルである一時的に使用する”YOLO”仮テストネットのVer.1が遂にローンチ。ベルリンで実装するEIPをテストを他のユーザーを気にせず大胆に行えることになる。

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イーサリアムベルリン”YOLO”テストネットVer.1

イーサリアムのベルリンYOLOテストネットでは、本来ハードフォークのテストを行うロプステンテストネットではなく、次期大型アップデートのベルリン実装専用の一時的なテストネットだ。YOLOテストネットのVer.1では、既にコアデベロッパーにより実装が承認されているイーサリアムコントラクト実行の中核”EVM(イーサリアムバーチャルマシン)”の最適化を計るEIP-2315と、BLS12-381楕円曲線のペアリングなどのオペレーションをプリコンパイルコントラクト実装のEIP-2537が実装されている。

ベルリンYOLOテストネットではEIP-2046とEIP-2565が実装される予定であり、Ver.2のリリースがされると見られる。

 

ベルリンアップデートのテストは順調か

イーサリアムベルリンYOLOテストネットでは、イーサリアムクライアントのGethを使用している場合、

–yolovl

でベルリンのテストを行うことができるが、α版であるため動作安定版ではない。Yolonetのステータスによると、現在YOLOテストネットは3338ブロックを推移しており、順調と見られる。

出典:Yolonet

 

イーサリアムの多数のテストネットの利点

現在イーサリアムのテストネットは、メインネットと同様のEthashによるPoWを使用したロプステンテストネット、イーサリアム2.0のPrysmatic LabsのトパーズテストネットやWittiマルチクライアントテストネットが展開するPoAを採用したマルチクライアントテストネットのGoerli、RinkebyやKovanなど、主に5つのテストネットと、2つのイーサリアム2.0テストネットが存在する。

今回の8つ目のYOLOテストネットでは、ロプステンなどのイーサリアムユーザーがコントラクトをテストする環境やGoerliのようなイーサリアム2.0のテスト環境をベルリンアップデートのテストでもしバグが起きた時、他のテスト環境に影響を与えないという利点がある。

イーサリアムはブロックチェーンで最も巨大なエコシステムを持ち、イーサリアム2.0の並行開発やテストが進んでいることからこのような初のアプローチを行うようだ。イーサリアム価格はコロナショックによる下落で記録した1万円から2.7倍を記録しており、仮想通貨市場をリードしていることからも同行には注視していきたい。

 

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参照元:CoinChoice

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