LayerXがJAFCO、ANRI、YJ Capitalから金融・物流のデジタル化推進のために30億円の資金調達
LayerXがJAFCO、ANRI、YJ Capitalから金融・物流のデジタル化推進のために30億円の資金調達
LayerXがJAFCO、ANRI、YJ Capitalから金融・物流のデジタル化推進のために30億円の資金調達を完了したことを明らかにした。
LayerXはMUFG、三井物産、クラウドサイン、GMOあおぞらネット銀行、マネーフォワードなどとの提携を通して、企業活動における「デジタル化」や「DX」のニーズは増加傾向にあると考え、当社が掲げる「すべての経済活動を、デジタル化する。」というミッションの実現に向けた取り組みを強化するべく資金調達を行なったとのことだ。
調達した資金は、商用化のための事業会社設立資金、対応した事業およびプロダクト開発、並びに人材採用に充当していくとのことだ。
ジャフコ 取締役パートナーの三好 啓介氏は「コロナ禍は、日本の様々な課題を剥き出しにしました。それが、DXという大きな潮流を更に加速させています。「ブロックチェーン」はテクノロジーキーワードではなく、インフラの再構築に向けた実需フェーズに移り変わりました。福島社長のもとには、志を持ったメンバーが続々と参画してきています。時代の転換点・困難な環境下に、次の時代を担うメガベンチャーは出現します。私は、LayerXは正にその1社だと確信を持っています」とコメントしている。
ANRI代表パートナーの佐俣安理氏は「スタートアップの使命、それは「テクノロジーの社会実装」です。その意味においてLayerXの存在はまさにスタートアップそのものだと考えています。尊敬する経営者であり親友の福島さんと、素晴らしい仲間たちと極めて難しく意義がある挑戦をできることを誇りに思っています」とコメントしている。
YJキャピタル代表取締役の堀 新一郎氏は「あらゆるものがインターネット化していく。YJキャピタル創業以来、リアル産業のインターネット化を投資戦略に掲げて活動してきました。2020年になり、時代は産業構造の変化の旗手としてDXを標榜するようになりました。DXを実現するために必要不可欠なインターネットとブロックチェーン。日本から世界に羽ばたいていくであろうLayerXと共にUPDATE INDUSTRYしていきたいです!」とコメントしている。
編集部のコメント
2020年に入ってからのLayerXの動きを「あたらしい経済」の記事で振り返っていきます。
2月27日「LayerX研究開発チームのスケーラビリティ改善についての論文が国際会議にて採択」
3月13日「ツクルバとフィンテックアセットマネジメント協業の不動産ファンドの運用自動化検討にLayerXが参画」
3月19日「(担当者コメント追記)LayerXが三井物産、SMBC日興証券、三井住友信託銀行と合同で新会社を設立へ(LayerX執行役員 丸野宏之氏のコメント)」
4月10日「(高際氏コメントあり)LayerXがR3社の公式ソリューションパートナーへ」
4月22日「(LayerX丸野氏コメントあり)三井物産デジタル・アセットマネジメントがデジタル証券プロジェクト開始(第1弾として実証ファンドを4月28日設立予定)」
5月13日「(クラウドサイン事業責任者の橘氏コメントあり)クラウドサイン提供の弁護士ドットコムとLayerXが業務プロセスデジタル化へ向け業務提携」
5月14日「LayerXとGMOあおぞらネット銀行がDX推進に向け次世代金融サービス検討に係る基本合意書を締結」
5月22日「LayerXとマネーフォワードが企業・行政機関のDX支援で業務提携」
このようにLayerX社は様々な企業とパートナーシップ締結を進めています。ブロックチェーンを基盤技術に備え、歩む旅は長い旅路になると思いますが、世界のトップ企業と対等に闘える日本発のスタートアップ企業として、期待したいと思います。
コメント:竹田匡宏(あたらしい経済編集部)
(images:nisaul-khoiriyah)
参照元:ニュース – あたらしい経済