Ripple社「ISO 20022」の標準化団体メンバーに参加【DLT関連企業初】
Ripple(リップル)社は金融通信メッセージの国際規格である「ISO 20022」の標準化団体メンバーになったことを明らかにしました。分散型台帳技術(DLT)に焦点を当てた団体がメンバーとして参加したのはRipple社が初であると伝えられています。
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「ISO 20022」とは
ISO(国際標準化機構)とは、世界各国の標準化団体で構成されているスイス・ジュネーブを本部とする非政府組織であり、様々な世界標準規格を発行しています。
今回挙げられている「ISO 20022」は、金融機関間で電子的にデータを転送できるようにする新しいグローバル標準規格であり、支払いデータの共通言語とモデルを作成することによって、支払いエコシステム全体のデータ品質を大幅に向上させています。
「ISO 20022」のウェブサイトでは、Ripple社が展開している国際送金ネットワーク「RippleNet(リップルネット)」の名前が”登録管理グループメンバー”のリストに記載されており、その他のメンバーとしては
・欧州中央銀行(ECB)
・イングランド銀行(Bank of England)
・SWIFT(国際銀行間通信協会)
・Mastercard(マスターカード)
・VISA International(ビザ)
などの名前が記載されています。
(画像:ISO 20022)
送金業界で「グローバルな相互運用性」を提供
Ripple社は公式サイトの中で『世界は新しいグローバル標準である”ISO 20022″に収束しつつある』と述べており、顧客の進化するニーズに対応し、送金業界でグローバルな相互運用性を提供するために参加することを決定したと説明しています。
「ISO 20022」の標準化団体に参加することによって得られる利点としては、
・国境を超えた支払いに関する将来の方向性を定義するのに役立つこと
・金融機関のグローバルネットワークにアクセスできること
・ソフトウェアを活用することによって高速・透明・シームレスな国際送金が可能になること
・すべてのカウンターパーティ接続に1つの標準APIを活用できること
などが挙げられています。
Ripple社によると、分散型台帳技術(DLT)に焦点を当てている企業が「ISO 20022」の標準化団体に参加したのはRipple社が初であるとのことです。
(参照:Ripple社)
2020年5月6日|エックスアールピー(XRP)の価格
エックスアールピー(XRP)の価格は先月末に25円付近まで回復したものの、その後はやや下落しており、2020年5月6日時点では「1XRP=23.54円」で取引されています。
2020年4月6日〜2020年5月6日 XRPのチャート(引用:coingecko.com)
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