「仮想通貨は10年後も存在する」ヨーロッパの66%が回答
仮想通貨取引所ビットフライヤー・ヨーロッパ(bitFlyer Europe)が、欧州10か国で1万人の回答者を対象とした消費者アンケートの結果を発表した。
ビットフライヤーヨーロッパが実施するヨーロッパの人々の仮想通貨に対する信頼調査は、毎年3月に行われており、今回で2年目となる。今年の調査は、新型コロナウイルスのパンデミック発生時期に開催されることになった。なお今回の調査はグーグル(Google)の提供するグーグルサーベイ(Google Surveys)を介して、以下の10か国のそれぞれ1,000人に対して行われている。ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポーランド、スペイン、イギリス
66%が「仮想通貨が10年後も存続する」
2020年3月に調査された「仮想通貨が10年後も存続すると考えている消費者の割合」は、以下のようになっている。
- 1位:イタリア 72%
- 2位:ポーランド 70%
- 2位:オランダ 70%
- 3位:スペイン 68%
- 4位ノルウェー 67%
- 5位:デンマーク 66%
- 6位:ドイツ 64%
- 6位:ベルギー 64%
- 7位:フランス 60%
- 8位:英国 56%
- ヨーロッパ平均 66%
2019年の同調査項目におけるヨーロッパ平均は63%で、昨年よりも仮想通貨に対する信頼が3%増加してたことが分かった。2020年3月に新型コロナウイルスで最も大きな被害を受けた国のイタリアの約4分の3の人が、仮想通貨の将来に楽観的な自信を持っていることが判明した。
2019年に比べて、仮想通貨の将来に対する信頼度が低下した国は英国とノルウェーの2カ国。英国の減少は前年比でわずか1%の56%で、今年の調査対象の国に中で最も低い数値だった。
遅いながらも着実な進展を示している
ビットフライヤーヨーロッパのアンディ・ブライアント(Andy Bryant)最高執行責任者(COO)は「仮想通貨が広く一般の人々に遅いながらも着実に浸透していることを示している今回の結果を見ることができ嬉しく思う。今回の調査結果は、私たちが直面している厳しい経済状況下においてデジタル通貨の功績と見なすこともできるが、時代のせいかもしれないということを考慮に入れる価値がある」と話した。
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文:かにたま
参照元:CoinChoice