【墨汁速報】dYdX イーサリアム初となるDEX上のビットコインデリバティブ(BTCFX)をαローンチ
イーサリアムレバレッジDEX(非中央集権仮想通貨取引所)を提供するdYdXプロトコルは、ビットコインパーペチュアル(デリバティブ)をイーサリアム上でαローンチ。コントラクトはコントラクト監査機関のOpenZeppelinにより監査されており、イーサリアム上のレバレッジDEXでは初となるビットコインデリバティブとなる。
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— dYdX (@dydxprotocol) April 20, 2020
dYdXビットコインデリバティブの概要
イーサリアム上でのビットコイン取引は、中央集権のカストディにBTCを預けて発行するWBTCが主流だった。だがbZxのUniswapを利用したフラッシュローンから流動性の欠如が問題となっており、現状ETHやBAT、REPなどのメジャーERC20トークンがDEX上で主流と言えるだろう。
4月21日、dYdXは世界で初となるイーサリアム上のビットコインデリバティブをローンチ。オンチェーンとオフチェーンのハイブリッドにより、仮想通貨取引所のようなシームレスな取引を提供する。
コントラクト概要は下記のようなっている。
- マーケット:BTC/USD
- マージン/決済通貨:USDC
- 取引期間:無期限(パーペチュアルコントラクト)
- 最大レバレッジ:10倍
- 基本証拠金:10%
- ポジション維持証拠金:7.5%
- 手数料:-0.025%メーカー、0.075%テイカー
- ファンディング手数料:1時間ごとに更新されるレートにより毎秒発生、ファンディングプレミアムは8時間毎
- 決済:オンチェーン
- 補填:取引手数料の内から捻出される保険ファンドから補填。すべてのアクティビティはオンチェーン上で確認可能
dYdXのビットコインインデックス
dYdXのローンチしたビットコインパーペチュアルは、ビットコイン現物価格を基準としファンディング手数料を決定する。つまり、CMEビットコイン先物のようなインデックス価格を参照することになる。dYdXのビットコインインデックスは、Maker DAOのBTCUSDオラクルV2により仮想通貨取引所のビットコイン現物価格から算出する。インデックス対象取引所は
- Binance
- Bitfinex
- Bitstamp
- Coinbase Pro
- Gemini
- Kraken
- Upbit
の7つの仮想通貨取引所だ。このdYdXのビットコインインデックスが基準価格となることで、フラッシュ的に価格が暴落や冒頭することや、価格操作リスクを軽減している。
アーリーアクセスの申請方法
dYdXのBTC/USDCデリバティブはプライベートαローンチとなっており、ユーザーのフィードバックやテストとなるアーリーアクセスを募集している。アーリーアクセスはプライベートとしてなので、申請にはメールアドレス、個人イーサリアムアドレス(取引するアカウント)、米国民ではないことにチェックを入れて申請を行う。
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参照元:CoinChoice