NEM:Symbol(XYM)の「ロードマップ」公開|日本取引所への上場に関する説明も
NEM Group(ネムグループ)は2020年4月18日に、仮想通貨ネム(NEM/XEM)の大型アップデートとなる「シンボル(Symbol/XYM)」の公開に向けたロードマップを公開しました。今回の発表では、日本の仮想通貨取引所に「XYM」が上場するまでのプロセスなどに関する説明も行われています。
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Symbol(XYM)ローンチに向けた「ロードマップ」公開
シンボル(Symbol/XYM)の公開時期に関しては、先日の発表時点で当初予定されていた2020年第2四半期からさらに延期されることが報告されていましたが、今回の発表では実際の公開が「2020年11月中旬〜下旬」になることが報告されています。
NEMグループはこの日程について「この日程はコア開発者・他の開発チーム・非技術チームと連携した詳細な計画に基づいて通知される”最初の確定日”」だと説明しています。
今回発表されたロードマップはプロジェクトの進捗状況に応じて2週間毎に定期的に更新・共有されるため、それぞれの細かい日程はやや変化する可能性があるものの、予想外の事態が発生しない限りは最終的な日程が大幅に前後することはないとのことです。
今後の計画として「特に重要となる日付」と「ロードマップ」は以下のようになっています。
オプトイン開始 | 6月中旬〜下旬 |
開発完了(コア・SDK) | 8月中旬 |
テストネット開始 | 8月中旬 |
オプトイン終了 | 11月初旬 |
テスト完了 | 11月中旬〜下旬 |
スナップショット | 11月下旬/11月中旬 |
立ち上げ | 11月中旬〜下旬(スナップショットにできるだけ近い) |
仮想通貨「XYM」の日本取引所上場について
今回の発表では、日本の規制環境下で仮想通貨を取引所に上場させる際に必要となる承認プロセスに関する説明も行われています。NEM Groupは、日本の仮想通貨取引所に仮想通貨が上場するまでには、以下のような手順が必要になると説明しています。
- 仮想通貨交換業ライセンスを取得した取引所が”資産リスト”を作成し、規制当局の承認を得る
- 仮想通貨取引所が日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)に対して金融庁(FSA)に報告書を提出するよう依頼する
- 日本仮想通貨交換業協会がレビュー・承認を得るために金融庁に報告する
この手順が示しているように、日本の仮想通貨取引所に仮想通貨を上場させる際には、”仮想通貨プロジェクト側が金融庁と直接やりとりを行うわけではない”ため、NEMグループは仮想通貨取引所への上場申請プロセスをNEMについて熟知している経験豊富な日本企業「Stir Network(スティアネットワーク)」と連携して行っていると説明しています。
実際にJVCEAや金融庁とのやりとりが完了するまでには、およそ4〜6週間ほどの期間がかかるとのことです。今回公開されたロードマップに記載されている計画には、2020年9月〜11月初頭までの期間で日本取引所への上場に向けた準備を完了させる予定であることが記載されています。
なお、日本国内で既に仮想通貨XEMを取り扱っている仮想通貨取引所は「XYM」の取り扱いについても前向きに検討していることを発表しています。
日本語対応の「AMA」も再度開催
NEMグループは「Symbol」公開に関するコミュニティからの質問に回答するために、2回目となる「Ask Me Anyting(AMA)」を2020年4月20日〜21日にかけて開催することも発表しています。
今回のAMAも前回と同様にTwitter上でのテキスト形式で行われる予定となっており、ツイートに「@NemberAMA」や「#NemberAMA」をつけて質問を投稿することによって、質問を行うことができると説明されています。なお、AMA中に回答できなかった質問に関しても、AMA後に回答するとされています。
AMAは「英語・日本語・スペイン語」に対応する形で3回に分けて開催されることになっており、日本語対応のAMAは「日本時間2020年4月21日午前7時00分〜午前9時00分まで(2時間)」に渡って実施される予定となっています。
2020年4月18日|ネム(NEM/XEM)の価格
ネム(NEM/XEM)の価格は先月13日に3円付近まで下落して以降は横ばいの状態が続いており、2020年4月18日時点では「1XEM=4.12円」で取引されています。
2020年2月18日〜2020年4月18日 XEMのチャート(引用:coingecko.com)
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