大手ファンドMorgan Creekが「XRP・XLM」を除外する理由|Mark YuskoCEOが説明
米国の大手仮想通貨ファンド「Morgan Creek Capital Management(モルガンクリークキャピタルマネジメント)」のCEOであるMark Yusko(マーク・ユスコ)氏は仮想通貨メディア「Thinking Crypto」のインタビューに答えた際に、同社がファンドにエックスアールピー(XRP)やステラ(Steller/XLM)を組み込んでいないことを語り、その理由について説明を行いました。
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XRP・XLMの「中央集権化」を懸念
米国の大手仮想通貨ファンド「Morgan Creek Capital Management(モルガンクリークキャピタルマネジメント)」のCEOであるMark Yusko(マーク・ユスコ)氏は仮想通貨メディア「Thinking Crypto」のインタビューに答えた際に、エックスアールピー(XRP)やステラ(XLM)が中央集権化しすぎていることを指摘し、同社のファンドにそれらの仮想通貨を組み込む予定がないことを語りました。
同氏はXRPやXLMを保有しない理由として「関連企業や財団があまりにも多くの割合を保有していること」を挙げており、仮想通貨を特定の企業が大量に保有することによって、供給量が中央集権的に管理されることに対する懸念を示しています。
モルガンクリークの仮想通貨インデックス商品は、ニューヨーク証券取引所・NASDAQに上場している銘柄から選ばれた代表的な500銘柄で構成されている「S&P500」の”仮想通貨版”となるように設計されているとのことで、Mark Yusko氏は大手自動車メーカーであるTesla(テスラ)が「S&P500」に含まれていないのも、株式の保有率が一部の株主に集中しているからだと説明しています。
ただしユスコ氏は『もしもXRPが十分に分配された場合にはインデックスに適格になる可能性がある』とも語っています。
アルトコインの99%は「0円」になると予想
マーク・ユスコ氏はこの他にも「時価総額ランキングで16位付近に位置付けられている仮想通貨を除いた99%のアルトコインは、将来的に価値が”ゼロ”になる」との考えも語っています。
同氏はこれらの仮想通貨について『通貨に問題があるわけではない』と語っているものの、これらの仮想通貨は「当たる可能性が低い準備段階のベンチャーキャピタル」のようなものであると説明しています。
このように語るユスコ氏の仮想通貨ファンド「Morgan Creek Capital」は、ビットコイン(約80%)とイーサリアム(約10%)をファンドの中心銘柄としており、その他の仮想通貨としては以下の8銘柄を組み込んでいると伝えられています。
・ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・イオス(Eos/EOS)
・テゾス(Tezos/XTZ)
・ダッシュ(Dash/DASH)
・カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)
・イーサリアムクラシック(EthereumClassic/ETC)
・ジーキャッシュ(Zcash/ZEC)
(参照:Thinking Crypto)
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