【仮想通貨投資の始め方】必要なもの・注意点などを初心者向けに解説
仮想通貨(暗号資産)への投資をこれから始めようと考えている初心者の方向けに「購入方法・取引方法・取引所の選び方・注意点・登録に必要なもの・入金方法」などといった基本的な情報をわかりやすく解説します。
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仮想通貨の購入方法
仮想通貨(暗号資産)はインターネット上で取引するお金なので、パソコンやスマートフォンなどで保管・送金することができます。仮想通貨を入手する方法は複数存在しますが、日本では「仮想通貨取引所」に登録してウェブサイト上で日本円を使って仮想通貨を購入する方法が一般的です。
日本には20社近くの仮想通貨取引所が存在しますが、これらの仮想通貨取引所に登録すれば、仮想通貨の取引・保管・送金までを取引所内で行うことができるため、初めて仮想通貨を購入する場合には”仮想通貨取引所”に登録するのが最適であると考えられます。
実際に仮想通貨を購入するために必要な手順は、
1.仮想通貨取引所に登録
2.銀行・コンビニ振込で日本円を入金
3.仮想通貨を購入する
の3ステップです。
一見難しそうに感じられる「仮想通貨取引所への登録」も、インターネット環境と身分証明書があれば自宅で簡単に済ませることができるため、順を追って手順を確認していきましょう。
利用する仮想通貨取引所を選ぶ
仮想通貨取引所に登録を行う前に、実際に自分が利用する仮想通貨取引所を選びましょう。仮想通貨取引所は多数存在しますが、これらの取引所は「取扱う仮想通貨・取引手数料・提供するサービス・セキュリティ」などで大きな違いがあるため、自分の目的に合った仮想通貨取引所を選ぶことが重要です。
取引所の主な違いとしては、
・仮想通貨決済サービスを提供している
・レバレッジ取引サービスを提供している
・電子マネーとの交換サービスを提供している
・プロ向けの取引ツールを提供している
・他の取引所にはない仮想通貨と取り扱っている
などといった面で違いがあります。
初めて仮想通貨取引所に登録する場合には「購入したい仮想通貨を取り扱っているかどうか」を確認することも重要です。以下の記事では「日本国内で購入できる仮想通貨の特徴」や「購入できる取引所」などの情報をまとめて紹介しているため、こちらの記事も参考にされてみてください。
「日本国内で購入できる仮想通貨一覧」はこちら
仮想通貨取引所に登録する
登録する仮想通貨取引所が決定したら、実際に取引所の公式サイトにアクセスして登録を行いましょう。取引所によっては期間限定で「仮想通貨や現金がもらえる新規口座開設キャンペーン」なども開催されているため、登録前にはキャンペーン情報を確認してみると良いでしょう。
当メディアの「キャンペーン」ページでは、各種取引所が開催しているキャンペーン情報を”新着順”に紹介しているため、そちらも参考にされてみてください。
>>「取引所のキャンペーン情報」はこちら
仮想通貨取引所の登録に必要なもの
仮想通貨取引所の登録に必要なものとしては以下のようなものが挙げられます。
- インターネットに接続された携帯電話やパソコン
- 運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類
- 銀行口座
公式サイトにアクセスして「新規口座開設」
仮想通貨取引所への登録は、各取引所の公式サイトトップページにアクセスして「新規口座開設」や「新規登録」をクリックすることによって行うことができます。なお、仮想通貨業界では”公式サイトを装った詐欺サイト”が存在していることも多数報告されているため、登録する際にはサイトのURLをしっかりと確認するようにしましょう。
新規口座開設では「名前・住所・メールアドレス・年齢・投資経験の有無」などといった基本的な個人情報の入力が求められます。入力内容は取引所によって違いがあるため、各取引所の指示にしたがって入力を完了させましょう。
本人確認手続き(KYC)を完了させる
基本的な個人情報の入力が終わると「本人確認手続き(KYC)」を行う必要があります。この手続きを完了させなければ仮想通貨を取引することはできないため、必ずこの手順までを完了させるようにしましょう。
本人確認手続き(KYC)は数年前までは「郵送はがきの受取り」という方法が一般的でしたが、最近では「スマートフォンで完結する本人確認方法」を導入する取引所も増えてきているため、この方法を選択すればスマートフォンだけで簡単に手続きを完了することができます。
「郵送はがき」による本人確認手続きは”登録した住所に送られるはがきを受け取る”ことによって完了することができ、「スマホを用いた本人確認」の場合は専用アプリなどで免許証などといった指定書類の写真を撮影・送信することによって完了することができます。
本人確認手続きに使用できる本人確認書類の種類としては、以下のようなものが挙げられます。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 住民基本台帳カード
- 在留カード(外国籍の方)
- パスポート(住所記載必須)
- 特別永住者証明書(外国籍の方)
- マイナンバー(個人番号)カード
こちらの記事も参考にどうぞ
銀行・コンビニなどから日本円を入金する
本人確認手続きが完了すると、実際にお金を入金して仮想通貨を取引することができるようになります。なお、この際に求められる「二段階認証(2FA)」はセキュリティを高めて自分の資産を安全に保管するために重要となるため、指示に従って設定しておくようにしましょう。
仮想通貨取引所に入金する際には「日本円」と「仮想通貨」のどちらかに入金することができますが、仮想通貨を持っていない場合は「日本円」で入金を行いましょう。
入金する場合は「アカウント管理画面」から「ウォレット・資産管理」などのぺージへと移動し、「日本円の入金」を選択する方法が一般的です。取引所によって違いはあるものの、具体的な入金方法として以下のようなものが挙げられます。
銀行振込
銀行振込は最も一般的な入金方法です。基本的に数百円程度の入金手数料がかかりますが、オンラインバンクを取引所アカウントに登録するとインターネット上で入金手続きを完了することができ、普通の銀行を利用している場合でもコンビニATMなどから入金することができます。
入金にかかる時間は取引所によって違いがありますが、24時間365日いつでも他行口座にお金を即時に振り込める新システム「モアタイムシステム」に参加している銀行の場合は24時間いつでも入金に対応してくれる場合があります。
しかし、基本的には入金後に取引所側で”確認手続き”が行われるため、実際に入金が反映されるまでには数分〜数日の時間がかかります。また土日祝日などに入金した場合には、翌営業日まで入金が反映されないケースもあるため注意が必要です。
コンビニ入金
コンビニ入金とは、コンビニに設置されている端末で日本円を入金する方法です。この方法を利用すれば、全国のコンビニエンスストアで簡単に入金手続きを行うことができます。
クイック入金
クイック入金とは、パソコン・携帯電話・ATMなどから素早く入金することができるサービスです。この方法を利用すれば、金融機関の営業時間に左右されずに24時間365日入金することができるため、急な値動きに対応したい場合などに役立ちます。
ただし、クイック入金で入金した資金に関しては「入金後数日間は資金を移動することができない」などの制限がかけられる場合があるため注意が必要です。
仮想通貨を購入する
日本円の入金が完了したら、いよいよ仮想通貨を購入することができるようになります。日本の仮想通貨取引所では「取引所」と「販売所」という2種類のサービスが一般的に利用されており、一部の仮想通貨取引所では「自動積立・大口取引」などのサービスも提供されています。
最も一般的な購入方法は「取引所サービス」を利用したものとなっていますが、場合によってはその他の取引方法を選択した方が良い場合もあるため、各種サービスの概要を理解して自分に合った取引方法を見つけましょう。
取引所とは
取引所とは、ユーザー同士で取引を行う方法のことを指します。取引所サービスでは様々なユーザーが「自分の希望する価格」で注文を提示しており、それらの注文がマッチした時点で取引が確定することになります。
実際に仮想通貨を売買する場合には、現時点で提示されている注文価格に従って取引する「成行」という方法を使用したり、”50万円になったら1BTCを購入する・100万円になったら1BTCを売却する”といったように事前に金額を指定して取引を行う「指値注文」という方法をとったりすることができます。
「成行」で注文した場合にはその瞬間に取引を完了することができますが、「指値注文」を出した場合には実際に価格がその価格に達するまでは取引が完了しないため、状況に応じて注文方法を使い分けることが重要です。
販売所とは
販売所とは、仮想通貨取引所の運営会社と直接仮想通貨を売買する方法のことを指します。販売所は「必ず売買できる」という点でメリットがありますが、一般的な取引価格に手数料がプラスされるため「やや割高になる」というデメリットもあります。
自動積立とは
自動積立とは、仮想通貨取引所の運営会社との間で『毎月〜円分ビットコインを購入する』といった約束を交わすことによって、取引所側が契約に基づいて自動的に仮想通貨を購入してくれるサービスです。
取引所側は比較的リスクの少ない方法で仮想通貨を購入してくれるため『長期的に仮想通貨を買い貯めていきたいが、自分で取引するのは面倒だ』と考えている方などに最適な購入方法となっています。
大口取引とは
大口取引とは、大量の仮想通貨を一括で素早く取引することができるサービスです。巨額の仮想通貨を一括で購入する場合には、その時の注文状況によっては希望していた価格よりも大幅に高い価格で仮想通貨を購入する結果につながる可能性もありますが、大口取引サービスを利用すればこのようなリスクを下げることができます。
仮想通貨の保管方法・ウォレットへの移動について
仮想通貨取引所で購入した仮想通貨は、取引所が管理しているあなた専用の仮想通貨ウォレット(財布)で保管してくれます。「取引所に仮想通貨を保管してもらう」といっても保管手数料などがかかる訳ではないため、そのまま取引所のウォレットで保管しておくことも可能です。
ただし、数年前から世界中で多数報告されているように仮想通貨取引所のウォレットは「ハッキング被害に遭いやすい」という重大なデメリットがあります。取引所側はそのような被害を避けるための最善の対策をとっていますが、大量の資金が保管されている以上”ターゲットになりやすい”というのは事実であるため、取引所側も『取引する予定のない資産は自分で保管・管理するように』と推奨しています。
仮想通貨は「ウォレットアプリ」などを利用することによって、スマートフォンやパソコンなどで保管することができるため、取引に使用しない仮想通貨は自分で管理するウォレットに移動するのが良いと言われていますが、ウォレットの作成・送金・自己管理を行う場合に誤って資産を紛失してしまう可能性もあるため、実際に外部のウォレットに移動する際には事前に勉強して知識をつけた上で行うようにしましょう。
ウォレットの種類などについては以下の記事などでも詳しく解説しているため、そちらも参考にされてみてください。
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