【墨汁速報】ビットコイン13%高騰 米FRB コロナショックによる無制限量的緩和での米株や債権購入発表
米中央銀行であるFRBは、新型コロナウィルス(COVID-19)によるリセッション(景気後退)懸念により、無制限量的緩和政策を発表。この発表でビットコインは約9%の高騰を記録した。
量的緩和とその影響は?
米連邦準備理事会、通称FRBは5000億ドルに相当する米国債と2000億ドルに相当するMBS(住宅ローンを担保にした債権)の購入、つまり7000億ドルにも及ぶドルを発行して買い支えるとしていた。このような大量の資金を市場に提供することで止まらない米株の売りとリセッションを抑止することを目的としている。
FRBによると無制限量的緩和とすることで、世界中のCOVID-19感染拡大によるコロナショックによるリセッションを抑止し、マーケットの機能をより効率的にする助けになるとしている。またFRBは
「(米国の)広域な財政状況と経済がより円滑な市場機能を取り戻し、効率的な経済政策を行うために必要なだけの金額の購入」
と述べており、債権や米株などの資産を無制限に購入するとしている。
合計1兆ドルの量的緩和とビットコイン
またこの無制限量的緩和政策では、メインストリームのビジネスへの貸付プログラムと動産担保融資をコロナショック中に3000億ドルを投入するとしている。米国債とMBSを合計すると、現時点ですでに1兆ドル、日本円で約110兆円にも及ぶドルが新たに市場に投入されることになる。
日本の年間の国家予算が約300兆円と言われていることを考えると、この一度のドル市場投入の影響は計り知れないだろう。「ドルを無限に印刷している」という批判が上がっている一方、ビットコインは2100万BTCという最大発行数が事前に決められており、2020年5月には新規発行されるビットコインが半分となる半減期を控えている。
この報道によりビットコイン価格は最大で約13%の高騰となり、70万円の回復を記録した。
出典:TradingView
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出典:The Federal Reserve just pledged asset purchases with no limit to support markets
参照元:CoinChoice