ブロックチェーンで「バーボンウイスキー」をトークン化|投資可能なデジタル資産に
デジタル資産管理会社である「Wave Financial Group」が、蒸留酒メーカーである「Wilderness Trail Distillery」と協力して「Wave Kentucky Whiskey 2020 Digital Fund、Ltd」と呼ばれるファンドを設立したことが複数の報道で明らかになりました。同社は2,000万ドル相当のバーボンウイスキーをトークン化して、投資可能な新たなデジタル資産を生み出しています。
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「バーボンウイスキーへの投資」が可能に
「Wave Financial Group」と「Wilderness Trail Distillery」が立ち上げた「Wave Kentucky Whiskey 2020 Digital Fund、Ltd」は、ブロックチェーン技術を用いてバーボンウイスキーをトークン化することによって、投資家の人々がウイスキーに投資することができる環境を提供します。
具体的には、価値にして約2,000万ドル(約21.8億円)に相当する10,000〜20,000バレルのバーボンウイスキーをトークン化することが計画されており、認定を受けた投資家の人々がこれらのウイスキーに裏付けられたトークンを購入できるようになると伝えられています。
一般的な商品は時間の経過とともに商品価値が低下していきますが、ウイスキーなどの酒製品は時間の経過で熟成が進むことによって価値が上昇するため、ウイスキーとトークンとして保有することによって投資家は長期保有による利益を得ることができると期待されます。
また同社は投資家が希望する価格でトークンを取引できるようにすることも予定しており、一部のセキュリティトークン取引所と協力してトークンの流通市場を作り出すことも計画していると伝えられています。
報道によると、2010年以降ウイスキーの売り上げは世界的な需要増加に伴い成長を続けており「ウイスキーの国際的な売上高は2020年〜2030年までの期間で3.6%〜4.5%の割合で成長する」と予想されているとも報告されているため、”ウイスキートークン”の市場もこれから成長していく可能性があると期待されます。
ブロックチェーン技術や仮想通貨が登場したことによって、最近では「証券・金・権利」などといった様々なものをトークン化する計画が発表されていますが、今後はウイスキーなどの酒類をトークン化するプロジェクトも増加していくことになると予想されます。
(参照:institutionalassetmanager.co.uk)
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