仮想通貨取引所KuCoin:事業拡大に向け「KuGroup」設立
仮想通貨取引所「KuCoin(クーコイン)」は2020年3月17日に、同社の構造・ブランド・戦略の包括的なアップグレードに向けて同社サービス全体を統括する「KuGroup(クーグループ)」を設立したと発表しました。
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KuCoinのサービス全体を統括
KuCoin(クーコイン)が新たに設立した「KuGroup(クーグループ)」は、同社が展開している全てのサービスを統括する中核グループであり、
・KuCoin Global(仮想通貨取引所)
・KuCloud(取引所構築サービス)
・KuChain&KCS Ecosystem(独自ブロックチェーン・仮想通貨)
という3つのビジネスグループで構成されています。
これら3つのビジネスグループは以下のように複数のプロジェクトを有しているため「KuGroup」はそれらのプロジェクト全体の頂点に立つグループとして全体を管理することになります。
KuGroupの会長にはKuCoinのCEOを務めていたMichael Gan(マイケル・ガン)氏が就任するため、KuCoinのCEOは同社の共同設立者であるJohnny Lyu(ジョニー・リュウ)氏が引き継ぐことになっています。
Michael Gan(マイケル・ガン)氏は「KuCoin Global」のグローバル戦略を監督すると共にKuCoinを使用したパブリックチェーンである「KuChain」の活用を促進し、Johnny Lyu(ジョニー・リュウ)氏は「KuCoin・KuMEX・Pool-X」の業務や独自仮想通貨KCSのエコシステム拡大に向けたプロジェクトを担当すると説明されています。
KuCoinはアジアを代表する仮想通貨取引所の1つとして知られており、現在は仮想通貨取引所の構築をサポートする「KuCloud」や、独自のパブリックチェーンである「KuChain」、独自仮想通貨である「クーコインシェアーズ(KuCoin Shares/KCS)」など幅広いビジネスを展開しています。
同社は規制を順守するために2018年6月時点で「日本向けサービス」および「日本語サポート」を終了していますが、その他の地域では豊富な仮想通貨を取引することができる仮想通貨取引所として多くのユーザーに利用されているため、今後もさらに成長していくことになると予想されます。