2016-01

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焦点:浮上する政策限界論、消費増税見送りなら市場の洗礼も

[東京 22日 ロイター] - 金融マーケットでは、政策対応の限界が意識されてきた。金融・財政の政策選択の余地が狭まるなか、せっかくの政策発動でもコストに見合った効果が望めないとの冷ややかな視線が政府・日銀に向けられている。特に債務残高が1000兆円を超える超借金大国・日本が、やむにやまれず10%の消費増税を延期すれば、今度こそ市場の「洗礼」を浴びかねないという危機感も広がってきた。
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成長の果実を活用し、成長と分配の好循環構築=甘利経済財政相

[東京 22日 ロイター] - 甘利明・経済財政担当相は22日の国会における経済演説で、当面の経済財政運営について「成長の成果を子育て支援や社会保障の基盤強化に分配することにより、消費や投資を支える」とともに、生産性の向上を通じてさらなる分配の原資にもなっていくという「成長と分配の好循環」を構築すると述べた。
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コラム:世界的リスクオフ反転へカギ握るFRB、焦点はイエレン証言

[東京 22日 ロイター] - ドラギ欧州中銀(ECB)総裁が3月に金融政策スタンスを見直す考えを示し、世界の株式市場には、買い戻しの動きがみえてきた。だが、年初からの世界的なリスクオフ心理の強まりは、米利上げが起点になっており、米連邦準備理事会(FRB)がどのようなシグナルを出すのか、見極めないとリスクオンへの転換は難しいだろう。その意味で2月10日のイエレンFRB議長による米議会での発言が、当面の焦点になりそうだ。
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日中関係改善へ意欲、首相の施政方針演説「世界経済は不透明」

[東京 22日 ロイター] - 安倍晋三首相は22日の施政方針演説で、「地球儀を俯瞰(ふかん)する積極的な平和、経済外交を展開する」と述べ、日中関係のさらなる改善に意欲を示した。原油安に伴う金融・資本市場の動揺などから世界経済の不透明感が増しているとの認識も示し、今年5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)で「世界経済の未来を論じ、新しい挑戦を始める」と語った。
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ユーロドル両建てがちょいと熱い スワップ金利サヤ取り 2016年1月状況

ここのところ、各社のスワップポイント差が何気に拡大中です。スワップ金利サヤ取り(異業者両建)でまとめている最新組合せでは、南アフリカランド円などが拡大気味で、新規仕掛けも面白そうです。2016年1月のスワップ金利サヤ取り状況をまとめました。