月: 2016年1月

原油先物上昇、ロシア協調協議や米需要急増で News

原油先物上昇、ロシア協調協議や米需要急増で

[ニューヨーク 27日 ロイター] - 27日の原油先物市場は5%前後上昇した。石油輸出国機構(OPEC)との協調行動をめぐり、ロシアが石油会社と協議したことや、先週分の米統計で石油製品需要が急増したと伝わり、相場を押し上げた。

公認会計士協会が特別レビュー、上場企業の監査事務所に News

公認会計士協会が特別レビュー、上場企業の監査事務所に

[東京 27日 ロイター] - 公認会計士協会は27日、上場企業を監査する監査事務所を対象に「特別レビュー」を実施すると発表した。東芝の不正会計問題で、同社の監査を担当してきた新日本監査法人が金融庁から行政処分を受けるなど、監査への信頼が揺らいでいることへの対応策の一環。

東芝メディカル売却、約10社が1次入札参加 4000億円程度=関係筋 News

東芝メディカル売却、約10社が1次入札参加 4000億円程度=関係筋

[東京 27日 ロイター] - 東芝が売却手続きを進める医療機器会社、東芝メディカルシステムズ(栃木県大田原市)の1次入札が今月29日に締め切られ、コールバーグ・クラビズ・ロバーツ(KKR)などのプライベートエクイティ(PE)ファンドのほか、富士フイルムホールディングスなどの事業会社も含め10社程度が参加する見通しであることがわかった。

キヤノン営業益1.3%増へ、東芝メディカル入札「千載一遇の機会」 News

キヤノン営業益1.3%増へ、東芝メディカル入札「千載一遇の機会」

[東京 27日 ロイター] - キヤノンは27日、2016年12月期連結営業利益は前年比1.3%増の3600億円を見込んでいると発表した。前期に利益を圧迫した一時的な経費がなくなることなどが要因。ただ、デジタルカメラの販売減に歯止めがかからず、当面は苦しいかじ取りを迫られそうだ。

右往左往するユーロ/米ドル、リスク回避の 思惑が強いと難しい展開になるのはなぜ? ブログ

右往左往するユーロ/米ドル、リスク回避の 思惑が強いと難しい展開になるのはなぜ?

■ユーロ/米ドルは月足で高値圏での乱高下だったが… 今回は、ユーロ/米ドルの分析を行なう。まずは月足チャートをご覧いただきたい。 

ユーロ/米ドル 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 月足チャートで見ると、ユーロ/米ドルは、0.8500ドル近辺(安値は、0.8200ドル近辺)から、1.6000ドル近辺まで大きく上昇している。

 1.6000ドルの高値をつけて以降は、安値1.2000ドル程度-高値1.6000ドル程度のゾーンで大きく上下動を繰り返した。

 この「安値1.2000ドル程度-高値1.6000ドル程度のゾーンでの大きな上下動」は、個人的には、「高値圏での乱高下」と判断している。

 いつもではないのだが(必ずではないのだが)、一般的に、「高値圏での乱高下」は、「売りのシグナル」である。

 つまり、この大きな上下動は、いずれネック・ライン(下限)を下に割り込むことを示唆しているのだろう、と推測していた。

 このネック・ライン(下限)は、1.2000ドル近辺のことで、ネック・ライン(下限)を割り込む場合は、その後で、大きく下落する、と考える。 

 上述のように考えていたところ、1.2000ドルを割り込んだ。

 重要な節目(=チャート・ポイント)である1.2000ドルを割り込んだことで、「売りシグナル」を発した、と考える。

 サポート・ライン「緑の破線」は、その傾きを緩やかにして、2013年7月の安値1.27ドル台ミドルに合わせている。

 月足チャートを見てのとおりに、ユーロ/米ドルは、このサポート・ライン「緑の破線」を割り込んでいる。 

ユーロ/米ドル 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 このサポート・ライン「緑の破線」を割り込んだ時点で、まず「売りシグナル」を発した、と考える。

 月足チャートに長期のサポート・ライン「赤の破線」を表示した。

 見てのとおり、ユーロ/米ドルはこの長期のサポート・ライン「赤の破線」を割り込み、その時点でさらなる「売りシグナル」を発した、と考える。

 高値1.4000ドル近辺からの下落に合わせて、レジスタンス・ライン「緑の破線」を加筆した。

 このレジスタンス・ライン「緑の破線」は、昨年(2015年)10月15日(木)の高値(1.14ドル台後半)に合わせて表示している。

 中長期のチャート(この月足チャート)で判断するならば、「赤の破線」を割り込んで発せられたこの「売りシグナル」のターゲットは、「紫の破線」で表示した1.18ドル台の水平線と考える。

 そして、月足チャートを見てのとおりに、上述のターゲット(1.18ドル台ミドル)は達成した、と考える。

■月足のウェッジを下抜けし、さらなる売りシグナル点灯 チャートに、長期のレジスタンス・ライン「紫の破線」を表示した。2008年以降のユーロ/米ドルが、下落トレンド(下落傾向)にあることを示している、と考える。 

ユーロ/米ドル 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

  また、1.18ドル台に「紫の破線」で水平線を表示した。

 これらの2本の「紫の破線」に注目すると、ユーロ/米ドルは、「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成した、と考える。

 2015年1月の値動きで、重要なチャート・ポイント1.2000ドルを割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

 そして、1.18ドル台の水平線「紫の破線」を、割り込み、「三角保ち合い(ウェッジ)」を下に抜けて、さらなる「売りシグナル」を発した、と考える。

 この1.18ドル台ミドルを割り込んで発せられた「売りシグナル」に従い、ユーロ/米ドルは、1.04ドル台の安値をつけた。

 1.04ドル台からは、1.17ドル台に大きく反発(上昇)した。しかし、1.17ドル台からは、再び下落に転じている。

 1.04ドル台から1.17ドル台で上下動をしているが、大局で見るならば、1.04ドル台の安値を更新する場合は、さらなる重要な「売りシグナル」となるので、要注意と考える。

 昨年(2015年)の12月3日(木)のECB(欧州中央銀行)理事会では、事前の予想どおりに、金利据え置きとなった。

 その後の会見で、ドラギECB総裁は、追加の緩和策を発表したが、

マーケットは、「事前に期待していた緩和策よりも、たいした内容ではない」と判断した様子で、強烈な「ユーロの買い戻し」となった。

 しかし、月足チャートで見る限りでは、特段の変化は見られない。

 大局で見るならば、ユーロ/米ドルの下落トレンドに変化がない、と考える。

 先週(1月21日)のECB理事会でも、事前の予想どおりに、金利据え置きとなった。

 金利据え置き発表後のこの日(1月21日)の会見で、ドラギECB総裁は、3月に追加の緩和策を実施する旨の示唆した。

■下落のターゲットは1.0000ドル近辺か 続いて、もう1つ別の月足チャートをご覧いただきたい。このチャートには、長期のレジスタンス・ライン「紫の破線」の平行線を表示した。 

ユーロ/米ドル 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 そして、長期のレジスタンス・ライン「紫の破線」とその平行線「紫の破線」の値幅を示すために、「緑の破線(両端矢印)」を表示した。

 この月足チャートを俯瞰すると、中長期のサポート・ライン「赤の破線」を割り込んで「売りシグナル」を発し、1.18ドル台の水平線「紫の破線」を割り込んでさらに「売りシグナル」を発した、と考える。これらの「売りシグナル」のターゲットは、パリティ(1.0000ドル)近辺と考えることができる。

 続いて、3つ目の月足チャートを…
焦点:シャープ再建策、革新機構とホンハイ拮抗 問われる説明責任 News

焦点:シャープ再建策、革新機構とホンハイ拮抗 問われる説明責任

[東京 27日 ロイター] - シャープの再建をめぐり、スポンサーに名乗りを上げている政府系ファンドの産業革新機構が有利とみられてきたが、ここにきて台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の案も無視できないとの見方が浮上してきた。ホンハイもシャープの資産査定を進めながら、急ピッチで再建策の取りまとめに入っているためだ。