ブログ

ドル円、上下に調整済ませてFOMCを待つ ブログ

ドル円、上下に調整済ませてFOMCを待つ

本日は米連邦公開市場委員会(FOMC)が発表する声明が最大の注目点だ。ドル/円相場は24日に110.60円台まで下落したものの、今朝方には一時112.00円台へ反発するなど、FOMCを控えて上下双方向に「調整」を済ませている。 FOMCでは追加利上げは見送りの公算が大きく、今回はイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見も行われない。とはいえ、追加利上げやバランスシート縮小に着手する時期などをめぐり、声明への注目度は非常に高い。声明文中のインフレ見通しの部分が下方修正と受け止められる表現に変更されれば、ドル売りが再燃する可能性もある。なお、6月声明では「インフレ率は短期的には引き続き2%をやや下回るが、中期的には委員会の目標である2%近辺で安定すると予測している」としていた。今回、この見通しが上方修正される事は考えにくいが、ほぼ踏襲されるようなら、年内の追加利上げやバランスシート縮小開始の方針にも変わりなしと受け止められるかもしれない。 いずれにしても、声明文の解釈というコンセンサスの形成が困難な材料がメインの手掛りとなるため、市場のリアクションを予測するのも困難だ。声明が何を伝えたかよりも、市場がどう受け止めたかのほうが肝心という事になるだろう。ドル/円は「調整」を済ませて動きが軽くなっていると考えられるため、上下双方向への備えが必要であろう。
今夜から明朝の注目材料は? ブログ

今夜から明朝の注目材料は?

東京市場のドル/円は、112円を挟んで小動きとなりました。米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に様子見ムードの強い中、高安はわずか30銭弱に留まっています。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

7/26(水)
17:30☆4-6月期英GDP・速報
23:00  6月米新築住宅販売件数
23:30☆米EIA週間原油在庫統計
24:30  ラウテンシュレーガーECB理事、講演
26:00  米5年債入札(340億ドル)
27:00☆米FOMC政策金利発表

7/27(木)
10:30  4-6月期豪輸入物価指数
※☆は特に注目の材料

本日は米FOMCが最大の注目材料です。今回は政策金利の変更が予想されていないほか、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の会見もないため、市場の関心は声明に集まっています。先月イエレン議長は「インフレ率の低迷は一時的」との見方を示すも、今月の議会証言では「インフレ率が目標の2%を持続的に下回り推移するリスクを認識」との見方を示しています。したがって、今回の声明はインフレ見通しが焦点です。

なお、英国で4-6月期国内総生産(GDP)が発表されます。事前予想は前期比+0.3%、前年比+1.7%となっています。
 
スワップの特例の使い方 トラリピで受け取るスワップポイントを2.5倍にする方法 ブログ

スワップの特例の使い方 トラリピで受け取るスワップポイントを2.5倍にする方法

米ドル円・豪ドル円など通貨を問わずトラリピはスワップポイントが低目になっています。でも、スワップの特例を活用することで受け取るスワップポイントを最大3倍程度まで増やすことが出来ます。その条件や注意事項についてまとめました。この方法、トラリピで塩漬け気味のポジションをお持ちの方には特に有効です。マネースクウェア・ジャパン(m2j) トラリピ検証中
今日のテクニカル見通し:ポンド/ドル ブログ

今日のテクニカル見通し:ポンド/ドル

ポンド/ドル相場は、先月窓を空けて下押すも一時的となり、その後窓を受けると今月に入り昨年9月以来の高値となる1.31ドル台まで上昇しています。

足元の相場は、昨年6月高値-10月安値の下げ幅に対する戻りを確かめつつあると考えられます。そうした中、目先は下落幅の38.2%戻しの水準(1.31393ドル)を突破できるか注目です。



(上記ポンド/ドル・日足の外貨ネクストネオのチャートは7/26の11:02現在)

○上値目処について
足元では、日足の一目均衡表の転換線(1.30289ドル)付近で伸び悩み気味となっていますが、突破すると冒頭で触れた7/18高値(1.31246ドル)が焦点となるでしょう。すぐ近くにボリンジャーバンド+2シグマ(
1.31137ドル)もあり、突破すると16年夏の下落に対する戻りを確かめる動きに移行する事が予想されます。
16年6月高値1.50150ドル-10月安値1.19799ドルの下げ幅38.2%戻し(1.31393ドル)を超えると、前述の下げ幅1/2戻し(1.34975ドル)に向けた一段高も考えられます。

○下値目処について
20日線(1.29745ドル)や13週線(1.29131ドル)を割ると、1.28ドル台半ばから後半が焦点となりそうです。近くに75日線(1.28758ドル)や、日足の一目均衡表の基準線&週足の一目均衡表の転換線(1.28568ドル)もあり、注目です。すぐ下のボリンジャーバンド-2シグマ(1.28352ドル)を明確に割り込むようならば、200日線(1.25835ドル)に向けた一段安も考えられます。


○上値目処
1.30289ドル(日足の一目均衡表の転換線)
1.31137ドル(ボリンジャーバンド+2シグマ)
1.31246ドル(7/18高値)
1.31393ドル(16年6月高値1.50150ドル-10月安値1.19799ドルの下げ幅38.2%戻し)
1.32096ドル(14年7月高値1.71903ドル-16年10月安値1.19799ドルの下げ幅23.6%戻し)
1.34442ドル(16年9月高値)
1.34811ドル(16年7月高値)
1.34975ドル(16年6月高値1.50150ドル-10月安値1.19799ドルの下げ幅1/2戻し)
1.34974ドル(週足の一目均衡表の雲上限)
1.35010ドル(09年1月安値)

○下値目処
1.30120ドル(6日線)
1.29745ドル(20日線)
1.29131ドル(13週線)
1.28758ドル(75日線)
1.28568ドル(日足の一目均衡表の基準線、週足の一目均衡表の転換線)
1.28352ドル(ボリンジャーバンド-2シグマ)
1.27630ドル(日足の一目均衡表の雲上限)
1.27252ドル(日足の一目均衡表の雲下限)
1.27019ドル(26週線)
1.26680ドル(52週線)
1.26167ドル(週足の一目均衡表の基準線)
1.26140ドル(3/27高値)
1.25835ドル(200日線)
1.25459ドル(週足の一目均衡表の雲下限)
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(7/26 水) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(7/26 水)

----------7/25ドル円相場概況--------------------- OP 111.097HI 111.954LO 110.830CL 111.921 東京市場は、111.30円台まで買いが先行するも5・10日仲値を過ぎると売り優勢に転換。株価が弱含む中、午後には110.830円の安値を付けた。欧州市場は、原油高・株高を背景に欧米超金利が上昇する中、ドル買い・円売りが優位となり111.50円台へ反発。NY市場では、消費者信頼感指数の好結果もあって111.70円前後へ続伸。さらにヘルスケア法案審議の動議が上院で可決されると、株高や長期金利の上昇とともにドルが上伸。終盤に111.954円まで上値を伸ばして高値圏で取引を終えた。 -----------7/25主な出来事---------------------------- 08:50 (日) 日銀・金融政策決定会合議事要旨 (6月15-16日開催分)・予想物価上昇率は、弱含みの局面が続いている・景気は緩やかな拡大に転じつつある・物価2%目標に向けたモメンタム、維持されているが力強さに欠ける・個人消費は、雇用・所得環境の着実な改善を背景に、底堅く推移している・物価2%の目標にはなお距離があり、強力な金融緩和推進が必要・主要先進国が同じ物価上昇率を目指すことは、長い目でみると為替レートの安定につながる・2%の物価安定目標の実現は、日本経済にとって極めて重要・(出口議論で何人かの委員)日銀財務への影響を含め、しっかり説明し理解を得ていくことが重要・(出口議論で複数の委員)内部でしっかりと調査や分析を進める必要がある   17:00 (独) 7月Ifo景況感指数 116.0前回115.1→115.2予想114.9   鈴木日銀審議委員、就任会見・銀行員としての経験役立てる・2%物価目標はなんとしても達成したい・時としてサプライズは必要だが対話も重要 片岡日銀審議委員、就任会見・なんとしても2%物価目標を達成したい」・(政策手段について)金利か量かはその時々の判断に応じて変わってくる 21:22 トランプ米大統領・EUは米国に対して非常に保護主義的 22:00 (米) 5月住宅価格指数 (前月比)+0.4%前回 +0.7%→+0.6%予想 +0.5%   22:00 (米) 5月S&P/ケースシラー住宅価格指数 (前年比) +5.69%前回+5.67%→+5.77%予想 +5.80%   23:00 IMF、「ECBは金融緩和継続すべき」 23:00 (米) 7月消費者信頼感指数 121.1 前回118.9→117.3予想116.5  23:00 (米) 7月リッチモンド連銀製造業指数 14 前回7→11予想 7  28:30 トランプ米大統領・オバマケアを廃止に追い込む・上院の採決はヘルスケア審議のための大きな進歩だ 28:54 トランプ米大統領・イエレン氏とコーン氏がともに次期FRB議長の候補  -----------7/25株式・債券・商品----------------------  ---------7/26きょうの注目材料------------------------- <国内>10:30   中曽日銀副総裁、あいさつ <海外>07:45   6月NZ貿易収支10:30  4-6月期豪消費者物価指数12:05  ロウRBA総裁、講演15:45   7月仏消費者信頼感指数17:30  4-6月期英GDP・速報値23:00   6月米新築住宅販売件数23:30   EIA週間原油在庫統計24:30   ラウテンシュレーガーECB専務理事、講演26:00   米5年債入札(340億ドル)27:00  米FOMC政策金利発表 --------7/26きょうのひとこと------------------------- 昨日は、米消費者信頼感指数の好結果や米ヘルスケア法案の審議再開などを背景に米債利回りが大きく上昇する中、ドルが反発しました。もっとも、今夜のFOMCを前にしたポジション調整とも言える動きであり、持続力については割り引いて考えておく必要がありそうです。ドル高の持続性のカギはFOMC声明が握っていると見られ、中でもインフレ見通しに関する部分が注目されます。なお、6月声明では「インフレ率は短期的には引き続き2%をやや下回るが、中期的には委員会の目標である2%近辺で安定する」と予測していました。 本日もよろしくお願いいたします。    
CFD取引メモ機能 私の使い方「自己攻略」して運用技術を上げる ブログ

CFD取引メモ機能 私の使い方「自己攻略」して運用技術を上げる

投資戦略上、価格変動と自分自身の精神状態の変化を把握することをここでは「自己攻略」と呼びます。孫氏の「己を知る」という意味とも重なるのですが、自分の思考パターンを把握して対策をうつことで投資運用の成績が向上します。そのために有効に使える機能が「メモ機能」です。GMOクリック証券CFD取引で提供されていて簡単なものなのですが、私のメモをもとに使い方の一端を紹介させていただきます。GMOクリック証券CFD取引に私が魅了される理由
本日「G.comチャート」のセミナーを行います ブログ

本日「G.comチャート」のセミナーを行います

先日、外為どっとコムで「G.comチャート」がリリースされました。

今回はリリース記念としてまして、本日20時よりセミナーを行います。

G.com チャートは初めて実装された機能が多数あります。
その使い方はもちろん、今回実装された「比較チャート」についても解説いたします。
トレードに役立つこと請け合いです。

事前申し込み不要とでどなたでもご参加いただけます。

詳細やセミナー入り口は下記URLからどうぞ
http://www.gaitame.com/seminar/1707/25_on_kawabata.html


皆様のご参加をお待ちしております。

豪ドル/円、利上げ期待後退の中で迎えるインフレ指標 ブログ

豪ドル/円、利上げ期待後退の中で迎えるインフレ指標

豪州で明朝に4-6月期消費者物価指数が発表されます。事前予想は前年比+2.2%と1-3月期(+2.1%)から伸びが加速する見通しであるが、豪準備銀行(RBA)が重視する基調インフレ率は前年比+1.75%と1-3月期(1.80%)から伸びが鈍化する見通しとなっています。RBAのインフレ目標(年2?3%)内への回帰のハードルは低くはなさそうです。

前週21日にデベルRBA副総裁が「豪州でも利上げが必要とは限らない」など発言した事で、年内利上げ観測がやや後退している事も、豪ドルにとって重石となっています。基調インフレ率が予想を下回る場合は、年内利上げ観測が一段と後退して豪ドル売り圧力が強まる公算が大きいと見ます。その後予定されているロウRBA総裁の講演にも注目です。
今夜の注目材料は?7/25 ブログ

今夜の注目材料は?7/25

 東京市場のドル/円は、111.30円台まで買いが先行しましたが、5・10日の仲値公示を通過すると失速。午後には111円台を割り込むなど、上値の重い展開となりました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。 7/25(火)17:00☆ 独7月IFO景況感指数22:00   米5月住宅価格指数22:00   米5月ケース・シラー住宅価格指数23:00☆ 米7月消費者信頼感指数23:00   米7月リッチモンド連銀製造業景気指数26:00   米2年債入札(260億ドル)26:00   ホールデン英MPC委員、講演 7/26(水)07:45  NZ6月貿易収支 10:30☆ 豪4-6月期消費者物価指数※☆は特に注目の材料  今夜は複数の米経済指標が発表予定であり、中でも米景気の先行指標である7月消費者信頼感指数の結果が注目されます。とはいえ、今日から明日にかけて米連邦公開市場委員会(FOMC)が行われている事を踏まえると、強い手掛りにはなりにくそうです。という事は、今夜についてはドルの上値の重さも払拭されにくいと考えるべきかもしれません。 また、明朝には豪中銀(RBA)の政策スタンスに影響を与える可能性がある豪4-6月期消費者物価指数が発表されます。