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豪ドル円60円台 くりっく365ラ-ジのスワップポイント上昇中
くりっく365ラージのスワップポイントが全体的に上昇中です。くりっく365よりも低スプレッドではあるものの、手数料有料という仕組みのため、今一つ存在感がでてこなかったのですが、今後はスワップポイントサヤ取りなどでも使える存在となっていくかもしれません。くりっく365メリット 私が使い続ける4つの理由
ループイフダンFX運用 2018年2月 最終結果
1月は利益確定ゼロだったループイフダン口座ですが、1月に入り1本目の利益確定が発生しています。この調子でサクサクといって欲しいところですが、果たしてどうなるでしょうか。ループイフダン検証中
FX積立とスワップポイントサヤ取りの複利運用体制整う 気づきその7
数年前よりFX積立の余裕証拠金を活用して更に利益を生み出せるようになっています。この気づきは、当初想定していなかったうれしい副産物です。当連載を初めて読まれる方は第一回からお読みになることをおすすめします。SBIFXトレードを使ったドルコスト平均法FX積立このページの中ほどにある「2018年度 純ドルコスト平均法FX積立2018」が当連載の目次となっております。
ドル/円相場はなぜユーロ/円次第なのか? 日銀がECBの出口政策に追随しないワケ
■ウォール街からはユーロ/米ドル上昇継続の予想が 米ドル安が続いている。ドルインデックスで確認してみると、足元は先週(1月22日~)の安値近辺で推移し、反騰の気配を見せていない。
ドルインデックス 日足(出所:Bloomberg)
トレンドが進行すればするほどトレンドに沿った予想の方が増え、また、重視されるから、いつものように、ウォール街でも米ドル安継続の予想が大手から出そろっている。ゴールドマン・サックスとUBSは共にユーロ/米ドルの2018年の年間ターゲットを1.3ドルへ上方修正し、米ドル安が加速すると読んでいる模様だ。
■円高については見解が割れている理由とは? 一方、米ドル/円に関する見方は分かれる。「米ドル安だから円高」、「米ドル安だけれど、円安も伴う」とそれぞれだが、「米ドル安だから円高」派でも円高のモメンタムについて、ユーロ高ほど確信は持っていないようだ。
何しろ、日銀の「出口政策」が憶測されているが、いつ実行されるかはまったくわからない。黒田総裁も「出口政策尚早」と繰り返して、市場を牽制している。仮に黒田さんの続投がなく、新総裁が「出口政策」を模索しても2018年年内にできるかどうかは疑問だ。よって、日銀の出遅れが確実視される中、円高の余地がどれだけあるか、今のところ推測しにくいのだ。
もっとも、日銀政策に関する憶測の多くは、「ECB(欧州中央銀行)の資産購入の終了が近づいているから、日銀も追随するだろう」といったロジックに依存している側面が大きい。しかし、ドイツ中銀の伝統を汲むECBはインフレ退治を使命としており、それをもってデフレ脱却を第一目標とする日銀のスタンスを推測するのは、無理なところがある。
■ムニューシン騒動は押し目の好機だった!? さらに、円高かどうかは米ドル/円のみでなく、クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)の状況も総合的に見ないとわからない。
実際、昨日(2月1日)はユーロ/円も英ポンド/円も高値更新したので、筆者が主張する「米ドル安だが、円高と言い切れない」状況は続いていることが示されている。
こういったロジックを重視すれば、主要クロス円における調整があれば、押し目買いの好機と見なし、また、実行すべきだったであろう。
先週(1月24日)、米財務長官による「米ドル安容認」の発言がもたらした一時の円高は、まさにそのとおり、押し目の好機を提供してくれた。テクニカル上のポイントも見極めやすかったので、トレードに利用しなければもったいなかったと思う。詳細は1月31日(水)のレポートをもって見てみよう。本文は以下のとおりである。
ユーロ/円 日足(1月31日作成、クリックで拡大)(出所:FXブロードネット)
英ポンド/円 日足(1月31日作成、クリックで拡大)(出所:FXブロードネット)
昨日ユーロ/円もポンド/円も「スパイクロー」、即ち「たぐり」線をもって反落の一服を示唆していた。重要なのはGMMAにおける50や60日EMA線を一旦打診してから高く大引け、典型的な「鰯喰い」のサインを点灯したこと、同サインの確認でブルトレンドの継続、また押し目がすでに完成された可能性を示唆している。
もっとも、昨年11月から両通貨ペアは度々「鰯喰い」のサインを形成してからブルトレドを維持してきた。上のチャートに表示されたように、「鰯喰い」のサインに伴うプライスアクションのサインも然りだったので、今回も蓋然性が高いとみる。
要するに繰り返してきたパターンなので、順張りで再度高値更新が期待されるでしょう。また、再度押し目があれば、昨日のサインを完全に否定できない限り、引き続き押し目の好機と見なせるでしょう。ユーロ/円の135前後、ポンド/円の153後半はサポートゾーンとなれば、上昇モメンタムの一段加速が想定される。
「鰯喰い」はGMMAチャートにおけるシグナルの1つで、筆者が命名したものだが、要するに、トレンド途中でスピード調整があったものの、トレンドを修正できず、また元のトレンドへの復帰を示唆するサインである。
上のチャートが示したように、昨年(2017年)11月末からたびたび同サインが形成され、また、ブル(上昇)基調の継続を示してきた。そして、押し目も結局繰り返されてきたパターンなので、「1月30日(火)までの調整は押し目買いの好機」と見なしたのも、自然な成り行きであった。
そして、こういった「自然な成り行き」が成立する…
ドルインデックス 日足(出所:Bloomberg)
トレンドが進行すればするほどトレンドに沿った予想の方が増え、また、重視されるから、いつものように、ウォール街でも米ドル安継続の予想が大手から出そろっている。ゴールドマン・サックスとUBSは共にユーロ/米ドルの2018年の年間ターゲットを1.3ドルへ上方修正し、米ドル安が加速すると読んでいる模様だ。
■円高については見解が割れている理由とは? 一方、米ドル/円に関する見方は分かれる。「米ドル安だから円高」、「米ドル安だけれど、円安も伴う」とそれぞれだが、「米ドル安だから円高」派でも円高のモメンタムについて、ユーロ高ほど確信は持っていないようだ。
何しろ、日銀の「出口政策」が憶測されているが、いつ実行されるかはまったくわからない。黒田総裁も「出口政策尚早」と繰り返して、市場を牽制している。仮に黒田さんの続投がなく、新総裁が「出口政策」を模索しても2018年年内にできるかどうかは疑問だ。よって、日銀の出遅れが確実視される中、円高の余地がどれだけあるか、今のところ推測しにくいのだ。
もっとも、日銀政策に関する憶測の多くは、「ECB(欧州中央銀行)の資産購入の終了が近づいているから、日銀も追随するだろう」といったロジックに依存している側面が大きい。しかし、ドイツ中銀の伝統を汲むECBはインフレ退治を使命としており、それをもってデフレ脱却を第一目標とする日銀のスタンスを推測するのは、無理なところがある。
■ムニューシン騒動は押し目の好機だった!? さらに、円高かどうかは米ドル/円のみでなく、クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)の状況も総合的に見ないとわからない。
実際、昨日(2月1日)はユーロ/円も英ポンド/円も高値更新したので、筆者が主張する「米ドル安だが、円高と言い切れない」状況は続いていることが示されている。
こういったロジックを重視すれば、主要クロス円における調整があれば、押し目買いの好機と見なし、また、実行すべきだったであろう。
先週(1月24日)、米財務長官による「米ドル安容認」の発言がもたらした一時の円高は、まさにそのとおり、押し目の好機を提供してくれた。テクニカル上のポイントも見極めやすかったので、トレードに利用しなければもったいなかったと思う。詳細は1月31日(水)のレポートをもって見てみよう。本文は以下のとおりである。
ユーロ/円 日足(1月31日作成、クリックで拡大)(出所:FXブロードネット)
英ポンド/円 日足(1月31日作成、クリックで拡大)(出所:FXブロードネット)
昨日ユーロ/円もポンド/円も「スパイクロー」、即ち「たぐり」線をもって反落の一服を示唆していた。重要なのはGMMAにおける50や60日EMA線を一旦打診してから高く大引け、典型的な「鰯喰い」のサインを点灯したこと、同サインの確認でブルトレンドの継続、また押し目がすでに完成された可能性を示唆している。
もっとも、昨年11月から両通貨ペアは度々「鰯喰い」のサインを形成してからブルトレドを維持してきた。上のチャートに表示されたように、「鰯喰い」のサインに伴うプライスアクションのサインも然りだったので、今回も蓋然性が高いとみる。
要するに繰り返してきたパターンなので、順張りで再度高値更新が期待されるでしょう。また、再度押し目があれば、昨日のサインを完全に否定できない限り、引き続き押し目の好機と見なせるでしょう。ユーロ/円の135前後、ポンド/円の153後半はサポートゾーンとなれば、上昇モメンタムの一段加速が想定される。
「鰯喰い」はGMMAチャートにおけるシグナルの1つで、筆者が命名したものだが、要するに、トレンド途中でスピード調整があったものの、トレンドを修正できず、また元のトレンドへの復帰を示唆するサインである。
上のチャートが示したように、昨年(2017年)11月末からたびたび同サインが形成され、また、ブル(上昇)基調の継続を示してきた。そして、押し目も結局繰り返されてきたパターンなので、「1月30日(火)までの調整は押し目買いの好機」と見なしたのも、自然な成り行きであった。
そして、こういった「自然な成り行き」が成立する…
FXオプションの概要
FX取引のリスクヘッジや積極的な利益増加に使えそうな、FXオプションについての基礎知識をまとめていきます。FXオプション取引オプション取引とは金融派生(デリバティブ)商品のひとつで、「ある商品(原資産)を将来のある特定の期日(満期日)までに、特定の価格(権利行使価格)で買う権利、または、売る権利を売買する取引」をいいます。原資産を買う権利を「コールオプション」、売る権利を「プットオプション」といいます。FXで行うオプション取引が、FXオプションということになります。FXオプションにおける原資産オプションの権利を特定の価格で買う、または売る(=権利を行使する)ことのできる対象資産のことをいいます。原資産となるものには、株式や為替、作物や貴金属など、様々な資産があります。FXでは、豪ドル円や米ドル円などがこれにあたります。FXオプションにおける権利行使期日FXオプションの権利を行使できる特定の期日のことを権利行使日といいます。FXオプションでは、1週間あるいは2週間単位くらいごとに期日が決められています。権利行使価格予め定められた原資産を買う、または売ることのできる特定の価格のことです。FXオプションでは、米ドル円であれば50銭単位で権利行使価格が設定されています。コールオプション原資産を買う権利のことです。「米ドル円110円のコールオプション買い」というのは、110円で買う権利を買っている状況となります。この状態で米ドル円が110円以上に上昇していけばコールオプション買いで利益を出していける状況となります。プットオプション原資産を売る権利のことです。「米ドル円110円のプットオプション買い」というのは、110円で売る権利を買っている状況となります。この状況で米ドル円が105円までさ下がっていけば、プットオプションの買いで利益を出していける状況となります。
+161,354円 CFDサヤ取り2018年2月売買状況
CFDサヤ取り、2018年2月の成績です。2018年1月の最終成績は+237,592円でした。これまで毎週新記事を作成してきたのですが、今月からは2月分はこの記事に追加する形で更新していくことにします。GMOクリック証券CFD取引に私が魅了される理由
米ドル安はやり過ぎだった!? 米ドル/円の 108円台が当面の底だと考える理由は…?
■米利上げペースは想定以上に速まるかも 昨日、1月31日(水)に、FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が公表されました。
声明文の中で、特に注目されるのは、以下の部分です。
「委員会は、金融政策スタンスの更なる漸進的な調整により、経済活動が緩やかなペースで拡大し、労働市場は力強い状況が続くと見込んでいる。前年比ベースでのインフレ率は今年上昇し、中期的には委員会の目標である2%程度で安定すると見込まれる」
この中で、今年(2018年)は、インフレ率が高まっていくと予想している、という点が重要です。
前回までの声明文では、「前年比ベースでのインフレ率は2%をいく分下回ったままで推移」となっていました。
米国では政策金利の引き上げペースが、市場の予想以上に速まる可能性が出てきました。
※FRBのデータを基にザイFX!が作成
■引き締め期待高まるユーロ圏。議論は3月以降!? 一方、他の国においても、金融引き締め期待が高まってきています。
ECB(欧州中央銀行)のプラート専務理事は、「インフレが景気刺激策なしに、目標に向かうと確信した際に、資産買い入れを終了する」との見解を示しました。
また、同理事は、資産買い入れ終了を段階的に行うか一度に実施するか、ECBはまだ決定していないと指摘。「一度の終了も可能で、段階的な終了もできる。これは依然として理事会での討議が必要な事項のひとつだと思う」と述べています。
現在、ECBは段階的に資産購入金額を減らしており、9月までは量的緩和に基づく買い入れを続ける方針を示しています。
しかし、状況によっては、それが前倒しされる可能性もあるということです。また、9月以降をどうするかという点についても、注目が集まっています。
こうした、ECBの引き締めペースが速まるのではないかという見方が、ユーロ相場を上昇させています。
ユーロ/米ドル 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)
おそらく、3月に最新の経済見通しが出てきたあと、これらのことが議論されるのではないでしょうか。
■日銀に政策転換の様子はまったくない! そして、日本です。
日銀が超長期の国債の入札を少し減額したということで、「政策転換か」と市場が大騒ぎして円高になったり、ダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)で黒田日銀総裁が、中期的インフレ率の高まりから、「いよいよ物価上昇率2%の達成時期が迫ってきている」という趣旨の発言をしたことを受け、円高に反応したりする場面もありました。
【参考記事】
●ヘッジファンドの狙いは「日銀トレード」!? ドル/円は戻り売り継続で107円台前半へ…(1月29日、西原宏一&大橋ひろこ)
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
しかし、先日の黒田日銀総裁の予算委員会での答弁を聞いていると、政策転換した様子はまったくなく、むしろ、今後も金融緩和を継続していくという姿勢を鮮明にしていました。
【参考記事】
●日本勢は日銀のテーパリングはまだ先と思っているのになぜ、円は買われるのか?(1月30日、バカラ村)
ここ数週間、米ドル全面安の展開が続いています。正直言って…
声明文の中で、特に注目されるのは、以下の部分です。
「委員会は、金融政策スタンスの更なる漸進的な調整により、経済活動が緩やかなペースで拡大し、労働市場は力強い状況が続くと見込んでいる。前年比ベースでのインフレ率は今年上昇し、中期的には委員会の目標である2%程度で安定すると見込まれる」
この中で、今年(2018年)は、インフレ率が高まっていくと予想している、という点が重要です。
前回までの声明文では、「前年比ベースでのインフレ率は2%をいく分下回ったままで推移」となっていました。
米国では政策金利の引き上げペースが、市場の予想以上に速まる可能性が出てきました。
※FRBのデータを基にザイFX!が作成
■引き締め期待高まるユーロ圏。議論は3月以降!? 一方、他の国においても、金融引き締め期待が高まってきています。
ECB(欧州中央銀行)のプラート専務理事は、「インフレが景気刺激策なしに、目標に向かうと確信した際に、資産買い入れを終了する」との見解を示しました。
また、同理事は、資産買い入れ終了を段階的に行うか一度に実施するか、ECBはまだ決定していないと指摘。「一度の終了も可能で、段階的な終了もできる。これは依然として理事会での討議が必要な事項のひとつだと思う」と述べています。
現在、ECBは段階的に資産購入金額を減らしており、9月までは量的緩和に基づく買い入れを続ける方針を示しています。
しかし、状況によっては、それが前倒しされる可能性もあるということです。また、9月以降をどうするかという点についても、注目が集まっています。
こうした、ECBの引き締めペースが速まるのではないかという見方が、ユーロ相場を上昇させています。
ユーロ/米ドル 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)
おそらく、3月に最新の経済見通しが出てきたあと、これらのことが議論されるのではないでしょうか。
■日銀に政策転換の様子はまったくない! そして、日本です。
日銀が超長期の国債の入札を少し減額したということで、「政策転換か」と市場が大騒ぎして円高になったり、ダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)で黒田日銀総裁が、中期的インフレ率の高まりから、「いよいよ物価上昇率2%の達成時期が迫ってきている」という趣旨の発言をしたことを受け、円高に反応したりする場面もありました。
【参考記事】
●ヘッジファンドの狙いは「日銀トレード」!? ドル/円は戻り売り継続で107円台前半へ…(1月29日、西原宏一&大橋ひろこ)
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
しかし、先日の黒田日銀総裁の予算委員会での答弁を聞いていると、政策転換した様子はまったくなく、むしろ、今後も金融緩和を継続していくという姿勢を鮮明にしていました。
【参考記事】
●日本勢は日銀のテーパリングはまだ先と思っているのになぜ、円は買われるのか?(1月30日、バカラ村)
ここ数週間、米ドル全面安の展開が続いています。正直言って…
ムニューシン財務長官のドル安歓迎発言は やっぱり本音? ドル/円は105円目指す過程
■日本・米国ともに株式は調整模様に… みなさん、こんにちは。
昨年(2017年)末から、ほとんど調整なく続伸してきたNYダウですが、1月後半になって失速…。
1月30日(火)のNYダウは、362ドルも値を下げ、徐々に調整色が濃くなっています。
NYダウ 日足(出所:Bloomberg)
アップル社が製造・販売しているiPhoneXの減産報道が、センチメントを悪化させるきっかけとなっているようです。
呼応して、日経平均も年初の急伸相場とは打って変わり、ジリ安の展開で、1月31日(水)には、今年(2018年)のスタート地点である2万3000円レベルまで値を崩しています。
日経平均 日足(出所:Bloomberg)
日本、米国とも、株に調整色が見えてきた要因の1つは、米金利の上昇。以下は、米10年債利回りの月足チャートです。
米長期金利(10年物国債利回り) 月足(出所:Bloomberg)
米10年債利回りは、2007年6月の5.3228%から大きく値を落とします。その後、2012年から下げ渋り、反発。
そして、先月(1月)、2007年6月から上値を抑えていたレジスタンスを突破すると、2月1日(木)には、一時2.7331%まで上昇しています。
■「米金利の上昇・株高・米ドル安」は、しっくりこない… この米国債の動きは、年初から多くの著名債券トレーダーが警告していました。
まず、1月11日(木)のコラムでご紹介させていただいたように、債券王として有名なビル・グロス氏(※)。
(※編集部注:「ビル・グロス氏」は、「債券王」の異名を持つ世界的に有名なファンドマネージャー)
【参考記事】
●米ドル/円、株や米長期金利の上昇に追随できず…。111円割れなら107円台も視野!(1月11日、西原宏一)
そして、今週(1月29日~)もう一人、個人的に注目したのが、ジェフリー・ガンドラック氏のコメント。
「ガンドラック氏の警告」
富豪の債券投資家、ジェフリー・ガンドラック氏は、金利上昇とドル安という「危険なカクテル」について投資家は判断を誤るべきではないと警告した。
ダブルライン・キャピタルの最高投資責任者(CIO)である同氏は29日、「そこら中にセンチメントの熱狂が見られる」とツイート。「心してリスクを管理せよ」とトレーダーらにアドバイスした。
同氏は今月、S&P500種株価指数が2018年通年で下落するとの予想を示した。仮想通貨や、短期的な利益を狙う新興市場での取引についても警鐘を鳴らした。
出所:Bloomberg
ガンドラック氏が指摘するように、個人的にも今回の「米金利の上昇・株高・米ドル安」が共存しているところが、しっくりこないところ。
仮に、このまま米金利が続伸すると、株の調整を誘引するのではないかと想定しています。
そして、米金利の上昇にも連動しない米ドルの下落は、やはり先週、1月24日(水)のムニューシン米財務長官の「米ドル安歓迎コメント」が効いているのではないかと想定しています。
【参考記事】
●ヘッジファンドの狙いは「日銀トレード」!? ドル/円は戻り売り継続で107円台前半へ…(1月29日、西原宏一&大橋ひろこ)
トランプ大統領が…
昨年(2017年)末から、ほとんど調整なく続伸してきたNYダウですが、1月後半になって失速…。
1月30日(火)のNYダウは、362ドルも値を下げ、徐々に調整色が濃くなっています。
NYダウ 日足(出所:Bloomberg)
アップル社が製造・販売しているiPhoneXの減産報道が、センチメントを悪化させるきっかけとなっているようです。
呼応して、日経平均も年初の急伸相場とは打って変わり、ジリ安の展開で、1月31日(水)には、今年(2018年)のスタート地点である2万3000円レベルまで値を崩しています。
日経平均 日足(出所:Bloomberg)
日本、米国とも、株に調整色が見えてきた要因の1つは、米金利の上昇。以下は、米10年債利回りの月足チャートです。
米長期金利(10年物国債利回り) 月足(出所:Bloomberg)
米10年債利回りは、2007年6月の5.3228%から大きく値を落とします。その後、2012年から下げ渋り、反発。
そして、先月(1月)、2007年6月から上値を抑えていたレジスタンスを突破すると、2月1日(木)には、一時2.7331%まで上昇しています。
■「米金利の上昇・株高・米ドル安」は、しっくりこない… この米国債の動きは、年初から多くの著名債券トレーダーが警告していました。
まず、1月11日(木)のコラムでご紹介させていただいたように、債券王として有名なビル・グロス氏(※)。
(※編集部注:「ビル・グロス氏」は、「債券王」の異名を持つ世界的に有名なファンドマネージャー)
【参考記事】
●米ドル/円、株や米長期金利の上昇に追随できず…。111円割れなら107円台も視野!(1月11日、西原宏一)
そして、今週(1月29日~)もう一人、個人的に注目したのが、ジェフリー・ガンドラック氏のコメント。
「ガンドラック氏の警告」
富豪の債券投資家、ジェフリー・ガンドラック氏は、金利上昇とドル安という「危険なカクテル」について投資家は判断を誤るべきではないと警告した。
ダブルライン・キャピタルの最高投資責任者(CIO)である同氏は29日、「そこら中にセンチメントの熱狂が見られる」とツイート。「心してリスクを管理せよ」とトレーダーらにアドバイスした。
同氏は今月、S&P500種株価指数が2018年通年で下落するとの予想を示した。仮想通貨や、短期的な利益を狙う新興市場での取引についても警鐘を鳴らした。
出所:Bloomberg
ガンドラック氏が指摘するように、個人的にも今回の「米金利の上昇・株高・米ドル安」が共存しているところが、しっくりこないところ。
仮に、このまま米金利が続伸すると、株の調整を誘引するのではないかと想定しています。
そして、米金利の上昇にも連動しない米ドルの下落は、やはり先週、1月24日(水)のムニューシン米財務長官の「米ドル安歓迎コメント」が効いているのではないかと想定しています。
【参考記事】
●ヘッジファンドの狙いは「日銀トレード」!? ドル/円は戻り売り継続で107円台前半へ…(1月29日、西原宏一&大橋ひろこ)
トランプ大統領が…
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(2/1 木)
----------1/31ドル円相場------------------------ 日銀オペ、トランプ演説、ADP、FOMC、イベントを経て小反発 OP108.756 HI109.444 LO108.596 CL109.224 -----------1/31主な出来事--------------------------- 08:50 (日) 12月鉱工業生産・速報 (前月比) +2.7%前回+0.5% 予想+1.5% 09:30 (豪) 10-12月期消費者物価指数 (前期比) +0.6%前回+0.6% 予想+0.7% (豪) 10-12月期消費者物価指数 (前年比) +1.9%前回+1.8% 予想+2.0% 10:00 (中国) 1月製造業PMI 51.3 前回51.6 予想51.6 10:10 日銀が買いオペを(3-5年)300億円に増額 11:00 トランプ米大統領一般教書演説トランプ米大統領「米国を再び偉大にするための明確なビジョンがある」「米経済の力強さで賃金の上昇が見られている」「大規模減税が非常に大きな安堵感を与えている」「少なくとも1.5兆ドルのインフラ投資を生む法案を成立させたい」「悪い貿易協定の修正に取り組む」 16:00 (独) 12月小売売上高指数 (前月比) -1.9% 前回+2.3%→+1.9%予想-0.4% 16:45 (仏) 1月消費者物価指数 (前年比) +1.4%前回+1.2% 予想+1.2% 17:55 (独) 1月失業者数 -2.5万人前回-2.9万人(-3.0万人) 予想-1.7万人 17:55 (独) 1月失業率 5.4%前回5.5% 予想5.4% 19:00 (ユーロ圏) 12月失業率 8.7% 前回8.7% 予想8.7% 19:00 (ユーロ圏) 1月消費者物価指数(HICP)・速報 (前年比)+1.3% 前回+1.4%予想 +1.2%
21:00 (南ア) 12月貿易収支 +157億ZAR前回+130億ZAR(+131億ZAR) 予想+101億ZAR 22:15 (米) 1月ADP全国雇用者数 +23.4万人前回+25.0万人(+24.2万人)予想 +18.5万人 22:30 (加) 11月GDP (前月比) +0.4%前回0.0% 予想+0.4% 22:30 (米) 10-12月期雇用コスト指数 (前期比) +0.6%前回+0.7% 予想+0.6% 23:45 (米) 1月シカゴ購買部協会景気指数 65.7前回67.6(67.8) 予想64.0 24:00 (米) 12月中古住宅販売保留件数指数 (前月比) +0.5% 前回+0.2%(+0.3%) 予想+0.5% 28:00 FOMC政策金利を1.25-1.50%に維持「労働市場が引き続き強化され、経済活動が堅実な上昇を続けていることを示している」「インフレは今年上昇し、中期的に2%付近で安定すると予想」 ------------1/31株式・債券・商品--------------------- 日経平均 23098.29▼193.68豪ASX 6037.683 △14.885上海総合 3480.833 ▼7.176英FT 7533.55▼54.43独DAX 13189.48▼8.23NYダウ 26149.39△72.50 日10年債利回り 0.0850%▼0.0120豪10年債利回り 2.813%▼0.048英10年債利回り 1.510%△0.050独10年債利回り 0.697%△0.014米2年債利回り 2.1406%△0.0162米10年債利回り 2.7050%▼0.0148 NY原油 64.73 △0.23NY金 1343.10△3.10 ------------2/1きょうの注目材料--------------------- <国内>08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース) <海外>09:30 豪10-12月期輸入物価指数09:30 豪12月豪住宅建設許可件数10:45 中国1月財新製造業PMI16:00 英1月ネーションワイド住宅価格指数17:15 スイス12月小売売上高17:30 スイス1月SVME購買部協会景気指数17:50 仏1月製造業PMI改定値17:55 独1月製造業PMI改定値18:00 ユーロ圏1月製造業PMI改定値18:30 英1月製造業PMI20:15 プラートECB理事、講演21:30 米1月チャレンジャー企業人員削減数22:30 10-12月期米非農業部門労働生産性速報値22:30 前週分の米新規失業保険申請件数24:00 12月米建設支出24:00 1月米ISM製造業景気指数30:01 アマゾン・ドット・コム第4四半期決算30:30 アップル10-12月期決算 ------------2/1きょうのひとこと---------------------- ドル円は昨日の反発で軽い抵抗だった109.20円前後を突破。短期トレンドラインの5日移動平均線も上抜けています。「底入れ」から「持ち直し」へと移行しつつあるようにも見えます。この見方を確かなものにできるか、今日の動きに注目しています。昨日高値(109.44)と一目転換線(109.75)がポイントになりそうです。 今月もよろしくお願いいたします。
21:00 (南ア) 12月貿易収支 +157億ZAR前回+130億ZAR(+131億ZAR) 予想+101億ZAR 22:15 (米) 1月ADP全国雇用者数 +23.4万人前回+25.0万人(+24.2万人)予想 +18.5万人 22:30 (加) 11月GDP (前月比) +0.4%前回0.0% 予想+0.4% 22:30 (米) 10-12月期雇用コスト指数 (前期比) +0.6%前回+0.7% 予想+0.6% 23:45 (米) 1月シカゴ購買部協会景気指数 65.7前回67.6(67.8) 予想64.0 24:00 (米) 12月中古住宅販売保留件数指数 (前月比) +0.5% 前回+0.2%(+0.3%) 予想+0.5% 28:00 FOMC政策金利を1.25-1.50%に維持「労働市場が引き続き強化され、経済活動が堅実な上昇を続けていることを示している」「インフレは今年上昇し、中期的に2%付近で安定すると予想」 ------------1/31株式・債券・商品--------------------- 日経平均 23098.29▼193.68豪ASX 6037.683 △14.885上海総合 3480.833 ▼7.176英FT 7533.55▼54.43独DAX 13189.48▼8.23NYダウ 26149.39△72.50 日10年債利回り 0.0850%▼0.0120豪10年債利回り 2.813%▼0.048英10年債利回り 1.510%△0.050独10年債利回り 0.697%△0.014米2年債利回り 2.1406%△0.0162米10年債利回り 2.7050%▼0.0148 NY原油 64.73 △0.23NY金 1343.10△3.10 ------------2/1きょうの注目材料--------------------- <国内>08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース) <海外>09:30 豪10-12月期輸入物価指数09:30 豪12月豪住宅建設許可件数10:45 中国1月財新製造業PMI16:00 英1月ネーションワイド住宅価格指数17:15 スイス12月小売売上高17:30 スイス1月SVME購買部協会景気指数17:50 仏1月製造業PMI改定値17:55 独1月製造業PMI改定値18:00 ユーロ圏1月製造業PMI改定値18:30 英1月製造業PMI20:15 プラートECB理事、講演21:30 米1月チャレンジャー企業人員削減数22:30 10-12月期米非農業部門労働生産性速報値22:30 前週分の米新規失業保険申請件数24:00 12月米建設支出24:00 1月米ISM製造業景気指数30:01 アマゾン・ドット・コム第4四半期決算30:30 アップル10-12月期決算 ------------2/1きょうのひとこと---------------------- ドル円は昨日の反発で軽い抵抗だった109.20円前後を突破。短期トレンドラインの5日移動平均線も上抜けています。「底入れ」から「持ち直し」へと移行しつつあるようにも見えます。この見方を確かなものにできるか、今日の動きに注目しています。昨日高値(109.44)と一目転換線(109.75)がポイントになりそうです。 今月もよろしくお願いいたします。