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市場の混乱は一時的と考えるのはなぜ? 108円台が底堅いドル/円の下げは一服か ブログ

市場の混乱は一時的と考えるのはなぜ? 108円台が底堅いドル/円の下げは一服か

■株式市場が大混乱! 為替はリスクオフの円高に 株式市場は、米国を中心に大混乱に陥りました。

 きっかけは、2月2日(金)の、米国の1月雇用統計でした。非農業部門就業者数は前月比20.0万人増と、予想の18.0万人増より若干、上回る結果でした。また、失業率も4.1%と予想どおりでした。

 ただ、平均時給が前年同月比で2.9%の増加と、約9年ぶりの高水準となったことで、インフレ懸念が急速に高まり、米国の10年物国債利回りは2月5日(月)に一時2.8831%と、2014年1月以来、約4年ぶりの水準まで上昇しました。

米長期金利(米10年債利回り) 月足(出所:Bloomberg)

 この米長期金利の上昇を受けて、米国株が急落し、その影響を受けて日経平均も急落する展開となりました。

NYダウ 日足(出所:Bloomberg)

日経平均 日足(出所:Bloomberg)

 為替市場は、株式市場ほどの動きにはなっていませんが、それでも、リスクオフとなって円高に向かいました。

【参考記事】

●NYダウは665ドル安! 日経平均も大幅安! それでも米ドル/円が下げなかったワケは?(2月5日、西原宏一&大橋ひろこ)

世界の通貨VS円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 4時間足)

■混乱は一時的。時間が経てば落ち着くと予想 米国の株式市場は、ここ数年、非常に堅調で史上最高値を更新し続けており、VIX指数(恐怖指数)なども非常に低位で安定していましたが、その反動でボラティリティが急上昇しています。

【参考記事】

●VIX指数急騰で低ボラティリティ相場終焉! 株暴落でも底堅いドル/円も下値余地拡大(2月8日、西原宏一)

VIX指数 週足(出所:Bloomberg)

 米国の株式市場は、予想PER(株価収益率)で見ても、やや割高になってきているという指摘が以前からされていたので、このような激しい動きになったのだと思います。

 しかし、米国経済は基本的に非常に好調であり、企業業績も堅調であることを考えると、今回の混乱は一時的なものであり、時間が経過すれば落ち着くと考えています。

 ただ、それでもしばらくは、不安定な動きをする可能性があるので、円相場も同様に、方向感なく不安定な動きをする可能性が十分あると考えています。

【参考記事】

●NYダウ、史上最大の暴落にVIX指数の影。ビットコインも真っ青。2日で96%下落って!?

 米ドル/円に目を向けてみると、ここのところ、108円台が…
VIX指数急騰で低ボラティリティ相場終焉! 株暴落でも底堅いドル/円も下値余地拡大 ブログ

VIX指数急騰で低ボラティリティ相場終焉! 株暴落でも底堅いドル/円も下値余地拡大

■膠着相場という低ボラティリティの大相場の終焉 みなさん、こんにちは。

 昨年(2017年)後半の低ボラティリティ相場において、為替相場は膠着。

【参考記事】

●2018年初頭に注目したいのはユーロ/円! 米中間選挙に向けて米ドル/円は105円へ(2017年12月21日、西原宏一)

 特に米ドル/円相場は、常時112円~114円で推移しており、方向性を取りにいくトレーダーにとっては、難しい相場展開となっていました。

米ドル/円 日足(出所:Bloomberg)

 一方、このコラムでもご紹介させていただいたように、オプションを使えるマーケット参加者にとっては、低ボラティリティ、つまり「動かない相場」という大相場が到来して活況を呈していました。

【参考記事】

●ドル/円は110.00円の攻防が流れを決める! ドル安の流れと機関投資家の買い需要交錯(1月18日、西原宏一)

 相場が動かなければ、膠着相場に賭ける、具体的にはオプションをショートにして収益を上げるという、大相場が到来していたわけです。

 流れとしては、低金利、株は、じり高のゴルディロックス(※)状態。

(※編集部注:ゴルディロックスとは、過熱もしすぎず、低迷もしていない状態のこと)

 このマーケット環境においては、低ボラティリティに賭ける、つまり、VIX指数(恐怖指数)をショートにするという取引が人気を呼んでいました。

 それが、いきなりVIX指数が急騰したため、カバーしきれず、マーケットは大きな痛手を負っています。

VIX指数 週足(出所:Bloomberg)

ベロシティシェアーズ・デイリー・インバースVIX短期ETN 週足(出所:Bloomberg)

プロシェアーズ・ショートトVIX短期先物ETF 週足(出所:Bloomberg)

 ヘッジファンドも、低ボラティリティに賭けて、大きな損失を被ったところが多数。

米株市場の時価総額から約1兆2500億ドル(約136兆7000億円)相当を消失させた相場急落で、株価上昇とボラティリティーの落ち着きが続く方向に賭ける投資を行っていたヘッジファンドが、最も手ひどい打撃を受けた。

事情に詳しい関係者の1人によれば、投資運用会社マン・グループが運営する旗艦ファンドは、市場のトレンドが突然反転したことで、5日に運用資産の価値が目減りした。株式オプションを取引するヘッジファンド運用会社オプション・ソリューションズも一夜にして保有資産の売却を余儀なくされ、資産価値の65%を一時失った。

トゥルー・パートナー・アドバイザーのトビアス・ヘックスター共同最高投資責任者(CIO)は米国時間6日の取引開始前の段階で、一般論として「ボラティリティーに対してポジションをショートにしていたトレーダーは、吐き出すしかなかった。それがまだ終わっていないというのが、われわれの観測だ」と語った。

オプション取引所CBOEのボラティリティー指数(VIX)が5日に過去最大の上昇となったことで、ボラティリティーの低い状態が続く方向に賭ける金融商品に積極的に資金を投じてきた投資家が痛手を被った。2日発表された1月の米雇用統計における平均時給の大幅な伸びがインフレ加速を示唆し、債券利回りの上昇と株価の急落を招いた。

ヘックスター氏が運用に携わるレラティブバリュー・ボラティリティーヘッジファンドは6日までの2営業日で、運用資産の価値が14%急増した。割安と考えるボラティリティー株式指数オプションを買い、割高と思われる同種のオプションを売るこのファンドは、米国と韓国、台湾、日本の指数間の変動で利益を得た。

出所:Bloomberg

 今回の株安は、米金利が急騰したことがきっかけとなっていますが、前述のように、低ボラティリティに賭ける取引、つまりVIX指数をショートにする戦略も活発に取引されていたことから、「株価の下落とVIX指数の急反発」どちらにも踏まれることになり、多くのマーケット参加者が痛手を負っています。

■VIX指数急反発をチャートでチェックすると… では、今回のVIX指数の急反発が、どの程度のものであったのかをチャートでチェックしてみます。以下は、VIX指数の週足チャートです。

VIX指数 週足(出所:Bloomberg)

 2008年10月のリーマンショック時のVIX指数が89.53。

 次のVIX指数の高騰は、2015年8月のチャイナショック時の53.29。

 そして、今回の「米国債急落ショック?」は50.30まで急騰。

 これだけを見ると、チャイナショック時の展開に似ているという結果になりますが、この結論に導けるのは、マーケットが落ち着いた局面になります。

 現在のマーケット環境は、

(1)今週の「FX&コモディティ(商品) 今週の作戦会議」でご紹介させていただいたように、米金利の上昇が止まらない可能性が高い

(2)株高と低ボラティリティに賭けた取引がまだ多く残存しており、米国株、日本株ともに上値の重い展開

【参考記事】

●NYダウは665ドル安! 日経平均も大幅安!それでも米ドル/円が下げなかったワケは?(2月5日、西原宏一&大橋ひろこ)

 この2点から、まだ日米の株価とも、ボラティリティの高い不安定な状態が続く可能性が高く、VIX指数も下げ止まる公算が高いのではないかと想定しています。

 補足ですが、お伝えしてきた通り、昨年(2017年)来の低ボラティリティに賭ける取引を急増させ、今月(2月)のボラティリティ急騰で痛手を負っている参加者が多いのですが、ここへきてVIX指数をショートにする商品自体を疑問視する声が挙がっています。

 日経新聞に、豊島逸夫氏がコラムでコメントをされているので、ご紹介しておきます。

「長期では価値がゼロ」 VIX商品のリスク開示

今回の相場大変動の「主犯のひとり」扱いされている、米株相場の予測変動指数であるVIX指数。これに連動するETN(上場投資証券)について、驚くべきリスク開示が目論見書(プロスぺクタス)に書かれていた。

組成・発行したスイス大手銀行が作成したプロスぺクタスの197ページに「このETNの長期期待価値はゼロである。もし、このETNを長期に保有すれば、投資額の全て、あるいはかなりの部分を失う可能性がある」とのくだりがあるのだ。

このリスク開示文言を果たして購入者が読んでいたのか。商品マーケティングのプロセスで、このリスクが説明されていたのか。市場の一部からは疑問視する声もあがっている。

米CNBCも報道したので、銀行側のスポークスマンは「プロスぺクタスで、本商品は短期投資向けに組成されたことが明確に語られ、プロの投資家のみに販売された。本商品はバイ・アンド・ホールド(買い持ち)の長期保有のための債券ではないことが明示されており、日計りに使われることを前提として組成された」と反論している。

こうしたなか、「規制当局は、プロスぺクタスのこのような文言をなぜ認めたのか」との批判もあがっている。

一方、プロの投資家であれば「このようなデリバティブ(金融派生商品)のリスクは当然承知しているはず」との意見も根強い。

そもそも、このETNの価値がなぜ長期的にゼロになるのか。それは、信託報酬に相当する額の分だけ、ETNの基準価値が徐々に減ってゆく仕組みになっているからだ。

「VIXが過去最低水準」などと連日のように報道されたころは、このようなリスクが問題視されることはなかった。VIXをショートする、すなわち、市場の低ボラティリティーに賭ける投資も、人気が急上昇した。

出所:日経新聞

 相場が動かなくなると、為替市場では、オプションを売って収益を上げるということは、メルマガ 「FXトレード戦略指令!」 でご紹介させていただきましたが、VIX指数をショートにするのも基本は同じ。

 低ボラティリティに賭けているわけなので、ボラティリティが高騰するとあっさり即死してしまうのです。

 日米の株が急落する中で、米ドル/円も108円台まで…
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CFDサヤ取り 失敗の反省とルール整備のための備忘録

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含み損発生中 節約で投資信託 2018年2月

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米ドル/円下落が107円辺りで止まる保証は まったくない!大きな変化に冷静に対応を ブログ

米ドル/円下落が107円辺りで止まる保証は まったくない!大きな変化に冷静に対応を

■米ドル/円は2012年12月末まで2年以上ボックス相場だった 今回は、米ドル/円の分析を行なう。まずは、週足チャートをご覧いただきたい。

 週足チャートには、「75.00円-86.00円のボックス相場」を、「赤の破線」で表示している。 下限は、歴史的最安値の75.32円と断定することもできるので、「75.32円-86.00円のボックス相場」と考えてもOKだ。

米ドル/円 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 2010年半ばから2012年12月末まで2年以上にわたり、このボックス相場が続いた。このボックス相場の上限86.00円を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 その形状を見ると、ダブル・ボトムを完成した、と考える。

 米ドル/円は、急上昇して、103円台後半の高値をつけたが、その高値(103.85円)から、93円台にまで大きく急落した。

 93円台からは反転し、101円台へ大きく急上昇している。

 この乱高下で、「緑の破線」で示したように、「三角保ち合い(ウェッジ)」を作った。そして、この「三角保ち合い(ウェッジ)」「緑の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。 

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 このウェッジ「緑の破線」を上に抜けたことで発せられた「買いシグナル」に従い、米ドル/円は、大きく上昇した。

 この「買いシグナル」に従い、この時点では105円台ミドルをつけている。

 しかし、105円台ミドルの高値をつけてから、調整局面に入り、米ドル/円は、100円台後半にまで下落した。ただし、100円台後半は、底堅く推移した。

 結果的に、米ドル/円は、「ピンクの破線」で示した新たな「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成した、と考える。

 この三角保ち合い(ウェッジ)「ピンクの破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

■2014年10月31日の日銀追加緩和で急騰 そして、従来の高値であった105円台ミドルを上に抜けたことで、さらに米ドル/円は上昇して、110円台に乗せた。

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 いったん110円台に乗せた後で、米ドル/円は105円台に急落している。110円台から105円台への急落は、「調整の下落」だった、と考える。

 105円台からは反転して上昇気味だったが、2014年の10月31日(金)に、「日銀の追加緩和策」が発表されると、それまでの最高値であった110円台前半を上に抜けて、大きく上昇した。

 この時の「日銀の追加緩和策」は、俗に「黒田バズーカ」と呼ばれる。

 この時点では121円台後半の高値をつけている(この時の高値は、121.80-85円水準)。

■さらに新たなウェッジを形成し、買いシグナル点灯 121円台後半の高値を付けてからの米ドル/円は、「紫の破線」で示したように、新たな三角保ち合い(ウェッジ)を形成した、と考える。

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 そして、2015年5月下旬に、高値(122.00円近辺)を明確に更新した時点で、三角保ち合い「紫の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発したと考える。

 この「買いシグナル」に従い、2015年6月初旬に、高値125.80-85円レベルをつけている。

■最高値更新後は下落に転じ、「売りシグナル」点灯 125円台をつけて最高値を更新した後の米ドル/円は、下落に転じている。

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 120円台ミドルにまで急落したが、120円台ミドルから反発して125円台を回復し、三角保ち合い(ウェッジ)「紫の破線」のサポート・ラインに支えられている状態だった。

 ただし、このサポート・ライン「紫の破線」を割り込む場合は、「売りシグナル」なので、要注意だと考えていた。

 上述のように考えていたところ、このサポート・ライン「紫の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した。

 この「売りシグナル」で、パニック気味に116円台前半まで急落したが、116円台前半からは反発急騰して、121円台を回復した。

 しかし、その後は120.00円程度を中心レートに、上下動を繰り返した。

 2015年11月6日(金)の米国雇用統計をきっかけに、米ドル/円は、121円台から123円台に急上昇している。

 2015年12月15日(火)、16日(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)の直前は、120円台程度だったが、FOMCで、米国の利上げ開始が発表されてからは、123円台をつけている。

 しかし、この年(2015年)の年末相場は、円高気味に推移し、2015年年末のクローズは、120.00円近辺だった。 

 2015年末の時点では、120.00円がサポート(チャート・ポイント)に…
米ドル/円下落が107円辺りで止まる保証は まったくない!大きな変化に冷静に対応を ブログ

米ドル/円下落が107円辺りで止まる保証は まったくない!大きな変化に冷静に対応を

■米ドル/円は2012年12月末まで2年以上ボックス相場だった 今回は、米ドル/円の分析を行なう。まずは、週足チャートをご覧いただきたい。

 週足チャートには、「75.00円-86.00円のボックス相場」を、「赤の破線」で表示している。 下限は、歴史的最安値の75.32円と断定することもできるので、「75.32円-86.00円のボックス相場」と考えてもOKだ。

米ドル/円 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 2010年半ばから2012年12月末まで2年以上にわたり、このボックス相場が続いた。このボックス相場の上限86.00円を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 その形状を見ると、ダブル・ボトムを完成した、と考える。

 米ドル/円は、急上昇して、103円台後半の高値をつけたが、その高値(103.85円)から、93円台にまで大きく急落した。

 93円台からは反転し、101円台へ大きく急上昇している。

 この乱高下で、「緑の破線」で示したように、「三角保ち合い(ウェッジ)」を作った。そして、この「三角保ち合い(ウェッジ)」「緑の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。 

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 このウェッジ「緑の破線」を上に抜けたことで発せられた「買いシグナル」に従い、米ドル/円は、大きく上昇した。

 この「買いシグナル」に従い、この時点では105円台ミドルをつけている。

 しかし、105円台ミドルの高値をつけてから、調整局面に入り、米ドル/円は、100円台後半にまで下落した。ただし、100円台後半は、底堅く推移した。

 結果的に、米ドル/円は、「ピンクの破線」で示した新たな「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成した、と考える。

 この三角保ち合い(ウェッジ)「ピンクの破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

■2014年10月31日の日銀追加緩和で急騰 そして、従来の高値であった105円台ミドルを上に抜けたことで、さらに米ドル/円は上昇して、110円台に乗せた。

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 いったん110円台に乗せた後で、米ドル/円は105円台に急落している。110円台から105円台への急落は、「調整の下落」だった、と考える。

 105円台からは反転して上昇気味だったが、2014年の10月31日(金)に、「日銀の追加緩和策」が発表されると、それまでの最高値であった110円台前半を上に抜けて、大きく上昇した。

 この時の「日銀の追加緩和策」は、俗に「黒田バズーカ」と呼ばれる。

 この時点では121円台後半の高値をつけている(この時の高値は、121.80-85円水準)。

■さらに新たなウェッジを形成し、買いシグナル点灯 121円台後半の高値を付けてからの米ドル/円は、「紫の破線」で示したように、新たな三角保ち合い(ウェッジ)を形成した、と考える。

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 そして、2015年5月下旬に、高値(122.00円近辺)を明確に更新した時点で、三角保ち合い「紫の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発したと考える。

 この「買いシグナル」に従い、2015年6月初旬に、高値125.80-85円レベルをつけている。

■最高値更新後は下落に転じ、「売りシグナル」点灯 125円台をつけて最高値を更新した後の米ドル/円は、下落に転じている。

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 120円台ミドルにまで急落したが、120円台ミドルから反発して125円台を回復し、三角保ち合い(ウェッジ)「紫の破線」のサポート・ラインに支えられている状態だった。

 ただし、このサポート・ライン「紫の破線」を割り込む場合は、「売りシグナル」なので、要注意だと考えていた。

 上述のように考えていたところ、このサポート・ライン「紫の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した。

 この「売りシグナル」で、パニック気味に116円台前半まで急落したが、116円台前半からは反発急騰して、121円台を回復した。

 しかし、その後は120.00円程度を中心レートに、上下動を繰り返した。

 2015年11月6日(金)の米国雇用統計をきっかけに、米ドル/円は、121円台から123円台に急上昇している。

 2015年12月15日(火)、16日(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)の直前は、120円台程度だったが、FOMCで、米国の利上げ開始が発表されてからは、123円台をつけている。

 しかし、この年(2015年)の年末相場は、円高気味に推移し、2015年年末のクローズは、120.00円近辺だった。 

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リアルFX積立 ドルコスト平均法効果比較 気づきその8 ブログ

リアルFX積立 ドルコスト平均法効果比較 気づきその8

FX積立のドルコスト平均法の効果などについてわかりやすく説明してあるサイトは沢山あります。でも、現実にFX積立をした結果を検証しているサイトはほとんどありません。私達は、FX積立を一工夫して5年間続けています。現実の積立結果をもとに、その効果がどれくらいのものになるのかを計算してみました。FX積立の参考事例として頂ければ幸いです。当連載を初めて読まれる方は第一回からお読みになることをおすすめします。SBIFXトレードを使ったドルコスト平均法FX積立このページの中ほどにある「2018年度 純ドルコスト平均法FX積立2018」が当連載の目次となっております。
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相場の神様が語る最重要ポイントとは? 勝者に学ぶFX

天井近辺で高値掴みの買いポジションや株を買ってしまったという経験は、ほぼ全員の投資家がお持ちではないかと思います。高値掴みにもいくつかのパターンがあります。一番多いのは、「天井超えたあとに買ってしまったという事例」です。「なぜ?そうなるのか」と「そうならないための戒めとしても使える相場の神様の教え」を紹介させていただきます。