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Facebook株急落で市場に不透明感…。 株安・円高継続で、ドル/円は100円の過程

■個人情報の不正利用問題でFacebook株が急落 海外出張から戻ってきました。引き続き、よろしくお願いします。
 今週(3月19日~)、マーケットの話題をさらったのが、Facebook株の急落とケンブリッジ・アナリティカ。
 今週(3月19日~)のFacebook株は、急落しました。
Facebook株 日足(出所:Bloomberg)
 その背景が、個人情報の不正利用問題。
 その中心にいるのが、英国に本社を置く政策コンサルティング会社、ケンブリッジ・アナリティカ。
 同社が、Facebook上の個人情報を自らの政策アドバイスに活用していたとされる問題で、マーケットは、一時騒然となりました。
写真はFacebookのマーク・ザッカーバーグCEO。Facebook上の個人情報が不正利用されていた問題で、マーケットは一時騒然となり、Facebook株は急落した (C)Bloomberg/Getty Images
 この件は、BBCが下記のとおり、報道しています。
不正疑惑、心理操作、データ悪用などを含む驚くべき物語が、国際的な激しい反応を引き起こしている。
テクノロジーの巨人Facebook社と、データ分析を専門とするケンブリッジ・アナリティカ社は、個人データの収集と使用、そしてそれらが2016年の米大統領選や英国の欧州連合(EU)脱退に関する国民投票の結果に影響したかどうかをめぐる激論の中心にいる。
両社はいかなる不正も否定している。
出所:BBC
 さらに、BBCは、今回の問題がFacebookの規約に違反しているのかについても触れています。
当時、データはFacebookの仕組みを使って収集されていたし、他の多くの開発者も利用していた。ただ、データを第三者に共有することは開発者にも認められていなかった。
もう1つの主要な論点は、性格診断クイズを直接回答した人であっても、それが潜在的にドナルド・トランプ氏の選挙陣営に共有されることは分からなかっただろうことだ。
Facebookは、ルール違反があったことを認知したら、アプリを消去し、情報が削除されたことの保障を要求すると述べている。
ケンブリッジ・アナリティカ社は、データを使ったことはないし、収集したデータはFacebook社から消去しろと言われたときに消去したと主張している。
Facebook社と英国のデータ保護を管轄する情報コミッショナー事務局(ICO)はともに、データが適切に使用不能となっているかを確認したいとしている。
出所:BBC
 ここでの注目は、
(1) ケンブリッジ・アナリティカ社が、ハッキングしたわけでもFacebook社が情報を漏洩したわけでもないこと
(2) Facebook上で通常やり取りされているデータが、規則を超えて活用されたということ
 加えて、記事にもあるように、ケンブリッジ・アナリティカ社が…
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米経済面の最大のリスク要因は貿易政策! ドル/円は崩れれば100円に向かう可能性も

■FOMCは来年以降の利上げペース加速を示唆 3月20日(火)~21日(水)に、米国でFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催され、政策金利であるFF(フェデラル・ファンド)レートを0.25%引き上げて1.50~1.75%のレンジにすることが決定されました。
※FRBのデータを基にザイFX!が作成
 その上で、今年(2018年)の利上げに関しては、今回を含めて3回という姿勢を維持しました。
 一方、2019年末、2020年末の予想金利の軌道(中央値)に関しては、傾斜を強めました。つまり、利上げのスピードを従来より速いものにするという姿勢を示しました。
2018年3月FOMCで示されたドットチャート(出所:FRB)
■パウエル議長が中立的な立場を強調して米ドル安に 今回の利上げそのものは、予想の範囲内であったため、市場への影響はありませんでした。
 しかし、今年(2018年)の利上げペースが変わらないという点を材料に、米ドルを売り込む動きが最初に見られ、その後、今度は、2019年以降に利上げペースが速まるという点を見て、米ドルを買い戻す動きも見られました。
 最終的には、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が、その後の定例記者会見で、利上げに対して「中立的立場にいる」などと発言し、それほど積極的な姿勢を見せなかったことから、米ドルは軟調に推移しています。
米ドルVS世界の通貨 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 1時間足)
 米長期金利も、同様の動きとなりました。
■米経済の最大のリスク要因は「貿易政策」 結果的には、FOMCの決定そのものは、市場に大きな影響を与えることはありませんでした。
 しかし、会見の中で、パウエルFRB議長が、「トランプ米大統領の貿易政策についての懸念を表明」していることに、私は注目しています。
 やはり、これからの米国にとって、経済面での最大のリスク要因は、トランプ米大統領の進めようとしている「貿易政策」だということです。
【参考記事】
●米ドル/円は100円も視野! 強硬姿勢のトランプ米大統領。暴走は止められない?(3月8日、今井雅人)
●森友問題くすぶり、アベグジットの思惑も…。ただ、市場の最大のテーマは貿易戦争!(3月20日、バカラ村)
 こうした懸念は、まだ、はっきりと顕在化しているわけではありませんが、株式市場の動きを見ても、米ドル相場を見ても、市場関係者が非常に警戒していることは、よくわかります。
 トランプ米大統領が関税に対して、いつ具体的な内容を発表するのか、まだ不透明です。発表の時期が見えないだけに、市場には、ずっと懸念が蔓延してしまっています。
 日本に関していえば、来月(4月)、安倍総理が急遽…
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+165,488円 USDCHF両建て20万決済 スワップポイントサヤ取り

スワップポイントサヤ取りで保有中のUSDCHFを本日決済しています。もうちょっと待ちたかったのですが、全体に動きがでてきたので決済しました。
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ポンド相場の2大テーマはBrexitとBOE

このところのポンド相場のテーマは大きく分けて2つある。ひとつは英国の欧州連合(EU)離脱=Brexitであり、もうひとつは英中銀(BOE)の金融政策運営だ。英国とEUの離脱交渉が「移行期間」の合意に漕ぎ着けた事で本題の「通商問題」に進むと見られる(最終的には明日のEU首脳会議で決定)。こうした動きを好感してポンドは足元で上昇している。
 
そして本日は、BOEが金融政策の発表と同時に議事録を公開する予定であり、ポンドの追撃材料となるか注目が集まっている。BOEは前回、「経済が予想通り成長した場合、引き締めはやや早期に実施する必要がある」との見解を示したが、今回もこうした姿勢を維持しているのかが焦点となる。なお、市場は次回の5月会合で政策金利が0.75%以上に引上げられる確率を6割程度と見ており「半信半疑」の状態に近い。Brexit懸念の後退に加え、追加利上げ期待が高まる事になればポンドは一段高が見込めそうだ。その反面、喫緊の追加利上げに慎重な見方を示すようなら、ポンドは昨日の上げ幅を吐き出す可能性もある。
 
ポンド/円は昨日、1カ月ぶりに一時150円台に乗せた。本日は149円台後半に押し戻されているが、ここから再度上値を試すのか、あるいは達成感が広がり反落するのか、そのカギはBOEが握っていると言って良いだろう。
 
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20日・21日のドル円相場ときょうのひとこと(3/22 木)

 ----------3/20ドル円相場--------------------------
WS001731.JPG

 
FOMCに向けたポジション調整的なドル買いを支えに上昇。雨宮日銀副総裁の発言で押し戻される場面もあったが、堅調地合いを維持。
 
OP106.000 HI106.604 LO105.930 CL106.529
  
-----------3/20主な出来事---------------------------
 
 
09:30
(豪) RBA議事録
・低金利、失業率を押し下げとインフレ押し上げに寄与
・豪ドル高ならインフレや経済成長の伸びを鈍化させる可能性も
・2018年GDP伸び率、潜在成長率を上回る見通し
・2018年CPI上昇率、2%をやや上回る見通し
・堅調な雇用はしっかりとした賃金伸び率につながっていない
・各国が米追加関税に反応すれば、豪や世界経済のリスク高まる
 
16:00(独) 2月生産者物価指数 (前年比)+1.8%
+2.1%
予想+2.0%
 
17:41 若田部日銀副総裁
「必要なら躊躇なく緩和する」「金融政策の時期尚早の変化は回避する」
 
18:09 雨宮日銀副総裁 
「現段階では金利調整を検討する段階ではない」「2%達成を前に金利を調整する可能性は排除していない」
 
18:30(英) 2月消費者物価指数 (前年比)+2.7%
前回+3.0%
予想+2.8%
 
(英) 2月生産者物価指数 (前年比)+2.6%
前回+2.8%
予想+2.7%
 
(英) 2月小売物価指数 (前年比)+3.6%
前回+4.0%
予想+3.7%
 
19:00(独) 3月ZEW景気期待指数5.1
前回17.8
予想13.0
 
19:00(ユーロ圏) 3月ZEW景気期待指数13.4
前回29.3
 
21:30(加) 1月卸売売上高 (前月比)+0.1%
前回-0.5%(-0.2%)
予想0.0%
 
24:00(ユーロ圏) 3月消費者信頼感・速報0.1 
前回0.1
予想0.0
 
G20声明
「我々は、金融環境の予想より早い引締めにより生じる金融上の脆弱性や高まる経済的・地政学的緊張を含む、見通しに対する主要なリスクを議論した。」「強固なファンダメンタルズや健全な政策、強靭な国際通貨システムは、為替レートの安定に不可欠であり、強固で持続可能な成長や投資に貢献する。」「柔軟な為替レートは、場合によっては、ショックを吸収するものになりうる。」「我々はまた、為替レートの過度な変動や無秩序な動きが、経済及び金融の安定に対して悪影響を与え得ることを認識する。」「我々は、通貨の競争的切下げを回避し、競争力のために為替レートを目標としない。」
 
------------3/20株式・債券・商品---------------------
 
日経平均 21380.97▼99.93
豪ASX 5936.383▼23.051
上海総合 3290.640△11.388
英FT  7061.27△18.34
独DAX   12307.33△90.31
NYダウ 24727.27△116.36
 
日10年債利回り 0.043%
豪10年債利回り 2.700%
英10年債利回り 1.485%
独10年債利回り 0.585%
米2年債利回り 2.3448%
米10年債利回り 2.8959%
 
NY原油 63.40△1.34
NY金 1317.60▼0.20
 
--------------3/21ドル円相場---------------
WS001732.JPG
 
FOMC後に乱高下。経済見通し引き上げでドル買い先行もパウエル議長のハト派会見で106円割れへ。
 
OP106.535 HI106.639 LO105.873 CL106.030
 
-----------3/21主な出来事---------------------------
 
18:30 (英) 2月失業者数 +0.92万人 
前回-0.72万人→-0.16万人 
 (英) 2月失業率 2.4%
前回2.3%  
 (英) 1-3月週平均賃金 前年比+2.8%
前回+2.7%
予想+2.6%
 
18:30 (英) 2月財政収支 +3億GBP
前回+116億GBP→+117億GBP
予想+5億GBP  
 
21:30 (米) 10-12月期経常収支 -1282億USD 
前回-1006億USD→-1015億USD
予想-1250億USD 
 
23:00 (米) 2月中古住宅販売件数 554万件
前回538万件 
予想540万件  
 
(米) 2月中古住宅販売件数 (前月比) +3.0% 
前回-3.2% 
予想+0.4% 
 
27:00 (米) FOMC政策金利を 1.25-1.50%から 1.50-1.75% に引き上げ
声明
「経済状況はFF金利のさらなる緩やかな引き上げを正当化すると委員会は予想」「インフレは今後数カ月で上昇へ、2%水準で安定」
 
 
27:00 FOMC経済・金利見通し
GDP
2018 2.7%(2.5%)
2019 2.4%(2.1%)
2020 2.0%(2.0%)
長期 1.8%(1.8%)
 
失業率 
2018 3.8%(3.9%)
2019 3.6%(3.9%)
2020 3.6%(4.0%)
長期 4.5%(4.6%)
 
コアPCE(インフレ率)
2018 1.9%(1.9%)
2019 2.1%(2.0%)
2020 2.1%(2.0%)
 
FF金利
2018 2.125% (2.125%) 
2019 2.875% (2.688%)
2020 3.375% (3.063%) 
長期 2.875% (2.750%) 
 
 
27:30パウエルFRB議長
・緩やかな利上げが経済を支援
・遅過ぎる利上げは経済にリスクもたらす
・金利については中立的な道筋を試みている
・インフレ加速の兆候は見られていない
・減税が経済に与える影響は極めて不確実
・貿易はより見通しに対する顕著なリスクになった
 
29:00 (NZ) RBNZオフィシャル・キャッシュレートを 1.75% に維持
「金融政策はかなりの期間緩和的であり続けるだろう」
 
 
------------3/21株式・債券・商品---------------------
 
日経平均 -----
豪ASX 5950.270 △13.887
上海総合 3280.952 ▼9.688
英FT  7038.97▼22.30
独DAX   12309.15△1.82
NYダウ 24682.31▼44.96
 
日10年債利回り -----
豪10年債利回り 2.698%▼0.002
英10年債利回り 1.527%△0.042
独10年債利回り 0.592%△0.007
米2年債利回り 2.3055%▼0.0393
米10年債利回り 2.8830%▼0.0128
 
NY原油 65.17 △1.77
NY金 1327.30△9.70
 
------------3/22きょうの注目材料---------------------
 
<国内> 
なし
 
<海外> 
09:30  2月豪雇用統計
16:45  3月仏企業景況感指数
17:00  3月仏製造業PMI・速報値
17:00  3月仏サービス業PMI・速報値
17:30  3月独製造業PMI・速報値
17:30  3月独サービス業PMI・速報値
18:00  3月ユーロ圏製造業PMI・速報値
18:00  3月ユーロ圏サービス業PMI・速報値 
18:00  1月ユーロ圏経常収支(季節調整済み) 
18:00  3月独Ifo企業景況感指数
18:00  3月ECB月報 
18:30  2月英小売売上高指数 
20:00  1月南アフリカ小売売上高
21:00  BOE金融政策委員会(MPC)政策金利発表
21:00  英MPC議事要旨 
21:30  米新規失業保険申請件数
22:00  1月米住宅価格指数
23:00  2月米景気先行指数
25:30  トランプ米大統領、対中関税文書に署名
26:00  ラムスデンBOE副総裁、講演 
-----  EU首脳会議(ブリュッセル、23日まで) 
 
------------3/22きょうのひとこと---------------------- 
 
FOMCは経済見通しで来年のインフレ率予測を引上げたほか、政策金利見通しでも来年の予想利上げ回数を2回から3回に引上げました。成長率や失業率の予測も今年と来年分が引上げられており、FOMCが米経済の先行きに自信を深めている様子が見て取れます。それでもドル円が売られたのは、パウエル議長がインフレ加速の兆候なしとの見方を示した事や、貿易戦争への懸念を示した事で米長期金利と米株が低下したからでしょう。貿易戦争といえば、今夜はトランプ大統領が対中関税に関する文書に署名する予定です。ホワイトハウスによると「中国の経済的攻撃に狙いを定めた」大統領覚書との事です。
 
本日もよろしくお願いいたします。 
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IPO再開してから9ヶ月 合計90回の申し込みでの当落成績

2つの口座でIPO申し込みを続けています。IPO再開 2017年7月から90回ほど申し込んでの成績状況をご紹介します。当時との違いは、利用口座がマネックス証券・SBI証券の2社からSBI証券1社のみとなった点です。現在は、妻と私の2口座で申込続けているところです。
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2強他弱の様相 トルコリラ円スプレッド最強比較 2018年3月

高金利通貨として人気の高いトルコリラ円、昨今の大きな下げで「売りで攻める」という方もでてきているようです。ただ、急激な下げ相場のあとには大きな反動高もあるため、下げ相場を売りで勝つ抜くときには低スプレッド口座を使うことが必須となります。トルコリラ円スプレツドは、口座間で大きな差があります。2018年3月現在の状況をまとめてみました。
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マネパカード キャッシュバック元手に運用するためのポイント

ゼロからの資産作り、一番最初に始めたのが「マネパカード+マネーパートナーズFXnano」による企画です。
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米国の保護貿易政策は今後のユーロ/円に 影響大!?安値更新の可能性あり、買いはNG

■ユーロ/円は月足でレジスタンスラインに従って下落した 今回はユーロ/円の分析を行なう。まずは、月足チャートをご覧いただきたい。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
 ユーロ/円は、2008年に約170円(正確には、169.95円)の高値を付けてから、下落に転じた。
 そして、月足チャートで見ると、レジスタンス・ライン「緑の破線」に従って下落した、と考える。
 2012年11月に、中長期のレジスタンス・ライン「緑の破線」を、明確に上に抜け、「買いシグナル」を発した、と考える。
 2014年10月31日(金)に、日銀が追加の金融緩和策を発表したことを材料に、ユーロ/円が急騰した。
 それで、その時点での直前の安値(134円台前半)に合わせて、サポート・ライン「赤の破線」を表示した。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
 高値150.00円近辺(149.75-80円水準)を付けるまでは、このサポート・ライン「赤の破線」に従って上昇した、と考える。
 2015年1月15日(木)の急落で、このサポート・ライン「赤の破線」を割り込んだ。「売りシグナル」を発した、と考える。
 この時点(2015年1月15日の時点)で、ユーロ/円が、トレンド転換した可能性がある、と考えた。
 つまり、ユーロ/円の94円台から150円近辺まで上昇した期間が、
「上昇トレンド」であり、150円近辺がピーク(最高値)で、「下落トレンド」に転換している可能性がある、ということだ。
 ユーロ/円は、この「売りシグナル」に従い、126.00円近辺まで下落した。しかし、126.00円近辺を底に、反転して、大きく急騰している。それで、新たに、サポート・ライン「緑の破線」を表示した。
ユーロ/円 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
 126円台からの反転、大きな上昇で、ユーロ/円のトレンドは、判然としなくなった(つまり、はっきりしなくなった、わからなくなった)、と考えた。
■2015年1月15日(木)の急落で下落トレンドに転換していた 2015年4月以降の値動きでは、ユーロ/円は126円台にまで急落し、そして、141円台に急騰した。
 それで、上述のとおりに下落トレンドなのか否か、判然としなくなったのだが、月足チャートを見てのとおりに、ユーロ/円は、サポート・ライン「緑の破線」を割り込み、改めて「売りシグナル」を発した、と考える。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
 そして、126.00円近辺の従来の安値を割り込んだので、「サポート・ライン『赤の破線』を割り込んだ時点で、下落トレンドに転換した」ことを確認できた、と考える。
 つまり、ユーロ/円は2015年1月15日(木)の急落で、「下落トレンド」に転換した、と考える。
■126円を上抜け氏、再び上昇トレンドに転換した? 高値150.00円近辺(正確には、149.75-80円水準)から、大きく下落したので、レジスタンス・ライン「緑の破線」を加筆した。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
 月足チャートを見てのとおりに、ユーロ/円は、このレジスタンス・ライン「緑の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
 トレンド転換(下落トレンドから上昇トレンドに転換)の可能性を考える必要がある。重要なチャート・ポイント126.00円を上に抜けたので、トレンド転換が起きた、と考える。
 126.00円を上に抜けて、大きく上昇したので、サポート・ライン「青の破線(太線)」を表示した。
 少し気が早いのだが、レジスタンス・ライン「ピンクの破線(太線)」を表示した。
 目先のユーロ/円は、137.50円近辺の高値から、大きく急落している。このまま下落すると、ユーロ/円は、サポート・ライン「青の破線(太線)」とレジスタンス・ライン「ピンクの破線(太線)」で、大きな三角保ち合い(ウェッジ)を形成している可能性がある。
 ただし、改めて、このレジスタンス・ライン「ピンクの破線(太線)」を上に抜ける場合は、ユーロ/円が、上昇トレンドにあることを確認することになる。
 続いて、週足チャートをご覧いただき…
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米国の保護貿易政策は今後のユーロ/円に 影響大!?安値更新の可能性あり、買いはNG

■ユーロ/円は月足でレジスタンスラインに従って下落した 今回はユーロ/円の分析を行なう。まずは、月足チャートをご覧いただきたい。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
 ユーロ/円は、2008年に約170円(正確には、169.95円)の高値を付けてから、下落に転じた。
 そして、月足チャートで見ると、レジスタンス・ライン「緑の破線」に従って下落した、と考える。
 2012年11月に、中長期のレジスタンス・ライン「緑の破線」を、明確に上に抜け、「買いシグナル」を発した、と考える。
 2014年10月31日(金)に、日銀が追加の金融緩和策を発表したことを材料に、ユーロ/円が急騰した。
 それで、その時点での直前の安値(134円台前半)に合わせて、サポート・ライン「赤の破線」を表示した。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
 高値150.00円近辺(149.75-80円水準)を付けるまでは、このサポート・ライン「赤の破線」に従って上昇した、と考える。
 2015年1月15日(木)の急落で、このサポート・ライン「赤の破線」を割り込んだ。「売りシグナル」を発した、と考える。
 この時点(2015年1月15日の時点)で、ユーロ/円が、トレンド転換した可能性がある、と考えた。
 つまり、ユーロ/円の94円台から150円近辺まで上昇した期間が、
「上昇トレンド」であり、150円近辺がピーク(最高値)で、「下落トレンド」に転換している可能性がある、ということだ。
 ユーロ/円は、この「売りシグナル」に従い、126.00円近辺まで下落した。しかし、126.00円近辺を底に、反転して、大きく急騰している。それで、新たに、サポート・ライン「緑の破線」を表示した。
ユーロ/円 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
 126円台からの反転、大きな上昇で、ユーロ/円のトレンドは、判然としなくなった(つまり、はっきりしなくなった、わからなくなった)、と考えた。
■2015年1月15日(木)の急落で下落トレンドに転換していた 2015年4月以降の値動きでは、ユーロ/円は126円台にまで急落し、そして、141円台に急騰した。
 それで、上述のとおりに下落トレンドなのか否か、判然としなくなったのだが、月足チャートを見てのとおりに、ユーロ/円は、サポート・ライン「緑の破線」を割り込み、改めて「売りシグナル」を発した、と考える。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
 そして、126.00円近辺の従来の安値を割り込んだので、「サポート・ライン『赤の破線』を割り込んだ時点で、下落トレンドに転換した」ことを確認できた、と考える。
 つまり、ユーロ/円は2015年1月15日(木)の急落で、「下落トレンド」に転換した、と考える。
■126円を上抜け氏、再び上昇トレンドに転換した? 高値150.00円近辺(正確には、149.75-80円水準)から、大きく下落したので、レジスタンス・ライン「緑の破線」を加筆した。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
 月足チャートを見てのとおりに、ユーロ/円は、このレジスタンス・ライン「緑の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
 トレンド転換(下落トレンドから上昇トレンドに転換)の可能性を考える必要がある。重要なチャート・ポイント126.00円を上に抜けたので、トレンド転換が起きた、と考える。
 126.00円を上に抜けて、大きく上昇したので、サポート・ライン「青の破線(太線)」を表示した。
 少し気が早いのだが、レジスタンス・ライン「ピンクの破線(太線)」を表示した。
 目先のユーロ/円は、137.50円近辺の高値から、大きく急落している。このまま下落すると、ユーロ/円は、サポート・ライン「青の破線(太線)」とレジスタンス・ライン「ピンクの破線(太線)」で、大きな三角保ち合い(ウェッジ)を形成している可能性がある。
 ただし、改めて、このレジスタンス・ライン「ピンクの破線(太線)」を上に抜ける場合は、ユーロ/円が、上昇トレンドにあることを確認することになる。
 続いて、週足チャートをご覧いただき…