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昨日のドル円相場ときょうのひとこと(7/18 水) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(7/18 水)

  ------------7/17ドル円相場-------------------------- ドル買い再開。パウエルFRB議長の証言で上昇加速し、1月9日以来の112.90円台へ。 OP112.272 HI112.923 LO112.222 CL112.858 -----------7/17主な出来事--------------------------- 07:45   NZ4-6月期四半期消費者物価(前年比) 1.5%前回1.1%   予想1.6%   
10:30 RBA議事録「短期的に金融政策を調整する強い証拠はない」「経済が予想通り改善すれば、次の行動は利上げ」「しばらく金利を据え置くことが適切」 「豪ドルは下落したが、依然として過去2年間のレンジ」「最近のデータは今年から来年にGDP成長が3%を若干上回るとの予想と一致」「世界成長に対して下方向のリスクが増し、貿易摩擦は有害」   17:30   英6月失業保険申請件数    0.78万件前回 -0.77万件→-0.30万件予想-0.21万件  6月失業率    2.5%      前回2.5% 英3-5月失業率(ILO方式) 4.2% 前回 4.2%   予想4.2% 英3-5月週平均賃金 +2.5%予想+2.5%前回+2.5% 22:15  米6月鉱工業生産(前月比)  0.6%  前回-0.1% (-0.5%)  予想0.6%   6月設備稼働率  78.0%前回  77.9% (77.7%)  予想78.3%    23:00 パウエルFRB議長 、上院銀行員会で証言「当面、漸進的な利上げ継続が最善策」「FOMCは利上げが速過ぎたり、遅過ぎたりするリスクを承知している」「インフレは2%の対照的な目標を上回ったり、下回ったりすることもある」「緩やかな賃金上昇は雇用市場が高インフレを引き起こしていないことを伝えている」「最新の経済データは第2四半期の米成長がかなり強いことを示唆している」「最近のインフレは心強い」「経済に対する全体的なリスクは概ねバランスがとれている」「雇用市場は強く、労働者はより良い状態にある」「賃金上昇は依然としてインフレの傾向を上回る」「保護政策は経済的悪影響をもたらす」「労働参加率の上昇は非常に健全な兆し」「一部の資産価格は高い」「米貿易の不確実性が賃金成長の脅威となる可能性」「イールドカーブの形状は長期金利に関するメッセージ」   23:00  米7月NAHB住宅市場指数    68   前回68 予想 68 

英テレグラフ 「欧州委員会は、英国以外の欧州連合(EU)加盟国に対し、EUとの合意が成立しないまま英国が離脱する事態への備えを強化するよう求める計画だ」 英下院議会が、通商法修正案を否決-メイ首相、面目維持         29:00  5月対米証券投資(短期債除く) 456億ドル 前回  939億ドル (940億ドル)     ---------7/17株式・債券・商品--------------------- 日経平均 22697.36△100.01豪ASX  6203.640 ▼37.878上海総合 2798.126 ▼15.916英FT 7626.33△25.88独DAX 12661.54△100.52NYダウ 25119.89△55.53 日10年債利回り 0.0430%△0.0030豪10年債利回り 2.657%△0.022英10年債利回り 1.258%▼0.022独10年債利回り 0.346%▼0.018米2年債利回り 2.6154%△0.0187米10年債利回り 2.8600%△0.0018 NY原油 68.08 △0.02NY金 1227.30▼12.40 ------------7/18きょうの注目材料---------------------<国内> 特になし  <海外> 09:00  ジョージ米カンザスシティー連銀総裁、講演 17:00  6月南アフリカ消費者物価指数 17:30  6月英消費者物価指数17:30   6月英小売物価指数17:30  6月英卸売物価指数18:00  5月ユーロ圏建設支出 18:00  6月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値 20:00  モルガン・スタンレー第2四半期決算 20:00  5月南アフリカ小売売上高21:30  6月米住宅着工件数21:30   6月米建設許可件数 23:00  パウエルFRB議長、米下院金融サービス委員会で証言 23:30  EIA週間在庫統計 27:00  米地区連銀経済報告(ベージュブック) 29:05  IBM第2四半期決算  ------------7/18きょうのひとこと--------------------- ドル円は、2日間の休養(調整)を挟むという理想的な上昇の展開で113円台に乗せています。誰もが注目する年初来高値の113.40円前後を前に、東京市場では上げ渋っていますが、欧米勢のアニマルスピリットに期待しましょう。 本日もよろしくお願いいたします。 
  ---【お知らせ】---- 為替の仕組みを解説する本を書きました。 『いちばんやさしい為替の教本』(インプレス刊) 特別ページで「【Chapter1】為替の基礎知識」をすべて無料公開中です。特別ページ:http://www.gaitamesk.com/sp/book2.html     
日経225の両建てで利益が出るのはなぜか? 異業者両建てCFD版のカラクリ ブログ

日経225の両建てで利益が出るのはなぜか? 異業者両建てCFD版のカラクリ

先日記事、異業者両建てくりっく株365版 たまに訪れる手堅い収益チャンスゲット!についていろんな感想を頂いております。「あの売買をもう少し詳しく解説して欲しい」ということですので、出来る範囲で記事にまとめてみたいと思います。くりっく株365 高配当と安定性 私の使い方
ドル/円112円突破! 裏切られた個人投資家。 次は日経平均、再び「買うなら今でしょ!?」 ブログ

ドル/円112円突破! 裏切られた個人投資家。 次は日経平均、再び「買うなら今でしょ!?」

■素人と専門家の思惑が合致すると相場に裏切られる!? 「相場は理外の理」と言われるが、本質的には「巷の理」は相場の理ではない。また、「巷の理」が蔓延していた時こそ、相場の理が違うところにある、ということではないかと思う。最近の市況は、またその好例を提供してくれている。

 米中対立が一段と激化している中で、「巷の理」はわかりやすかった。それは他ならぬ、リスクオフの動きが想定され、安全資産とされる金、円やスイスフランが買われるだろうというロジックだ。そして、新興勢力であるビットコインを始めとする仮想通貨の出番だといった発想も、基本的には同じく「巷の理」の範疇にあった。

 注意していただきたいのは、巷のロジックがわかりやすかった上、一般市場参加者に広く受け入れやすかったというだけでなく、いわゆる市場の専門家の多くも同じロジックを展開し、いかにも「市場は間違っている」といった論調を展開していたところも大きかったということだ。

 だいぶ前だが、本コラムでも指摘していたように、ファンダメンタルズ由来のロジックは、素人と専門家の意見や思惑が合致すればするほど、また、ロジックが単純化すればするほど、裏切られるリスクが大きいから、気をつけないといけない。

【参考記事】

●過大評価されるユーロと過小評価される円、是正する道はユーロ/円の大逆転のみ!(2018年2月16日、陳満咲杜)

 案の定、そういった「巷の理」が浸透している中、伝統的な安全資産とされる金や円、そして、スイスフランは売られ、ビットコインはバブル崩壊後の最安値を更新していく勢いを示している。今回も「巷の理」が完全に裏切られたわけだ。

金価格 日足(出所:Bloomgerg)

世界の通貨VS円 4時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 4時間足)

米ドル/スイスフラン 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/スイスフラン 4時間足)

ビットコイン/米ドル 週足(リアルタイムチャートはこちら→仮想通貨リアルタイムチャート:ビットコイン/米ドル 週足)

■特に日本の個人投資家が裏切られた!? 先週末(7月6日)の本コラムにて「米ドル/円と日本株をいつ買うか、今でしょ」と判断したのも、前述の「巷の理」が裏切られることを予想していたからだ。

【参考記事】

●米ドル/円は3年続いたレジスタンスラインをブレイクする準備完了! 買うなら今でしょ!?(2018年7月6日、陳満咲杜)

 米ドル/円は一気に112円の節目をブレイクし、113円の節目に接近、日経平均が一時、2万2650円超えまで上昇したのも、この前に「巷の理」があったからこそである。

米ドル/円 日足(出所:IG証券)

日経平均 日足(出所:Bloomberg)

 要するに、「巷の理」が理解しやすかった上、専門家たちも同じ見方を示してくれるから、一般個人投資家たちにとって米ドル/円、日経平均などには「売り安心感」があった。

 一概には言えないが、少なくとも米ドル/円のショートスタンス、金やビットコインのロングスタンス自体が個人投資家(特に日本の個人投資家)に好まれる逆張りのスタイルだったので、より仕掛けやすかったのではないかと推測される。

 だからこそ、米ドル/円と日経平均はいったん上放れ、また、金とビットコインはいったん下方突破すれば、その後、損失覚悟の投げが続出するわけだ。

 米ドル/円の上昇は、負けたショート筋の踏み上げなしではスピード感が出ない。足元、ロング筋にとっては「押し目待ちに押し目なし」のような展開であるだけに、その裏で実は円の投げ売りが多かったに違いない。

 もう1つの要因は、これまで「巷の理」に合致していた…
新ロジック「スワッパー」に注目 自動売買セレクトが進化FX+ETFの自動売買が遂に開始 ブログ

新ロジック「スワッパー」に注目 自動売買セレクトが進化FX+ETFの自動売買が遂に開始

これまでトライオートETFで提供されていた自動売買セレクトが、FXも入れて「FX+ETF」として自動売買設定が出来るようになります。実施は来週からです。株式の集合体である「ETF」とFXが一緒に自動売買できるようになるというだけでも注目なのですが、FX用に作られた新ロジックがまた面白いのです。今回は、高金利通貨用に作られた「スワッパー」に注目してみました。トライオートFX検証ブログ 自動売買6つのメリット
米ドル/円は今年の高値を目指す展開か! 押し目は確実に買っていく方針で臨みたい ブログ

米ドル/円は今年の高値を目指す展開か! 押し目は確実に買っていく方針で臨みたい

■米ドル/円は約半年ぶりの高値へ! 米ドル/円が、とうとう上に抜けて、約半年ぶりの高値を更新しています。

米ドル/円 日足(出所:Bloomberg)

 その他の通貨に対しても、全体的に円安が進行しています。

【参考記事】

●狭すぎるレンジで膠着していた米ドル/円にまもなくブレイクしそうなサインを発見!(7月10日、バカラ村氏)

●米ドル/円は3年続いたレジスタンスラインをブレイクする準備完了! 買うなら今でしょ!?(7月6日、陳満咲杜)

世界の通貨VS円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 日足)

■米短期筋と実需の攻防 この間の、流れを整理してみたいと思います。

 米国と中国の貿易摩擦ですが、今のところ、予定どおりの措置が実施されています。

 そして、7月11日(水)に、米国が中国に対して追加関税措置(10%の関税を賦課する2000億ドル相当の中国製品リスト)を発表したあとは、日経平均も大幅に下落し、円高となりました。

 米ドル/円も、一時110.77円まで米ドル安・円高になりました。

 このときは、いつものように米短期筋が仕掛けて、円高に持っていったのですが、そこに日本の実需の買いが立ちはだかって、下値を抑えてしまいました。

 この状況を見て、米短期筋がすぐに、米ドル/円を買い戻すという攻防が繰り広げられました。

米ドル/円 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)

■投資家が通商問題を懸念材料ではないと判断!? 前回のコラムで整理しましたが、そもそも、米ドルの金利が先進国の中でもっとも高いという、米ドル高に向かいやすい状況の中で、トランプ米大統領の通商政策が、世界中の貿易縮小に繋がるのではないかという不安が広がりました。

【参考記事】

●中国はトランプ大統領に徹底抗戦の構え! 市場が注目する、その他2つのポイントとは?(7月5日、今井雅人)

 しかし、実際に措置が実行されるにつれ、当面のリスクは低そうだと、投資家が感じ始めました。

 この通商交渉の行方が、現在の市場での唯一の不安材料だったので、それがそれほど懸念材料ではないと判断した途端に、投資家による米ドル買い・円売りが、進行し始めたということでしょう。

■M&A絡みの買いも米ドル/円の下支えに さらに、これも前回のコラムで整理したように、日本企業によるM&A絡みの米ドル/円の買いが継続的に出てきており、常に、買い注文が下サイドに並んでいることも、米ドル/円の下値をしっかりと支えています。

【参考記事】

●中国はトランプ大統領に徹底抗戦の構え! 市場が注目する、その他2つのポイントとは?(7月5日、今井雅人)

●トランプ大統領を襲った想定外の出来事!? 底堅い米ドル、米ドル/円は押し目買いで!(6月28日、今井雅人)

●金利環境を見れば当面、米国が一人勝ち!? 本邦M&A活況で米ドル高・円安相場に!(6月15日、今井雅人)

 そして、それが市場の需給を歪めて、徐々に円安方向に向かわせているということだと思います。

 また、テクニカル的なことを言えば、ここのところの…
米ドル/円は円高圧力跳ね返し112円台! 重要レジスタンス突破で流れ変わるか? ブログ

米ドル/円は円高圧力跳ね返し112円台! 重要レジスタンス突破で流れ変わるか?

■米ドル/円は112円台回復で流れが変わるか? みなさん、こんにちは。

 現在、マーケットを取り巻く環境は、リスクオフ要因に事欠きません。

 米中貿易戦争がエスカレートしていること、新興国から資金流出していること、イタリアを筆頭に欧州の政治が混沌としていることなど……。

 そのため、日本株もじり安の傾向にあり、日経平均は、今年(2018年)1月に到達した2万4000円台が、かなり遠くなってきました。

日経平均 日足(出所:Bloomberg)

 マーケットは、前回のコラムでご紹介させていいただいた「ローリング・ベア」相場が継続。

【参考記事】

●今はローリング・ベア相場。追加関税発動後に出尽くしでリスクオンを期待しすぎてはダメ(7月5日、西原宏一)

 ただ、7月11日(水)の欧米市場では、これまでにない動きが出て、マーケットの流れが変わるかどうかに注目が集まっています。

 それは、米ドル/円が112円台に到達したこと。

米ドル/円 日足(出所:Bloomberg)

 7月11日(水)の東京市場では、「米国が9月にも2,000億ドルの相当の中国製品に10%の関税をかける」との報道で、日経平均が2万2000円を割り込む展開でした。

 しかし、このステージでの米ドル/円は、日本株の下落に追随せず、下げ止まり。

 欧米市場に入ると株の下落にも関わらず、米ドル/円は反発を強め、2015年6月高値(125.68円)からのレジスタンスラインが位置する重要な節目、111.50円を上抜けると、上昇が加速。

米ドル/円 週足(出所:Bloomberg)

 7月12日(木)の東京市場での米ドル/円は、一時112.38円まで急騰しています。

米ドル/円 30分足(出所:Bloomberg)

■米ドル/円上昇の背景にあったものとは? この米ドル/円上昇は、武田薬品&シャイアーを筆頭にした旺盛な対外投資という報道がきっかけに。

【参考記事】

●武田薬品の英シャイアー7兆円大型買収の行方に注目! 巨額の英ポンド買いの噂も?(4月26日、西原宏一)

<上期の「買収玉」、総額は震災後の為替介入に匹敵>


トムソン・ロイターの集計によると、今上期の日本企業による海外企業の合併・買収(M&A)は合計13兆0079億円。これまで最大だった16年下期の8兆4701億円を大きく上回り、遡及(そきゅう)可能な80年以降で最大を記録した。政府・日銀が震災後の11年下期、断続的に実施した為替介入13兆6045億円に匹敵する規模だ。

出所:ロイター

 この海外企業の合併・買収(M&A)の13兆円という金額が、すべて円投されるわけではありませんが、東日本大震災後の2011年下期、断続的に実施された為替介入13兆6045億円に匹敵する規模だという事実は、サプライズ。

 この報道が欧州市場で流れたことをきっかけに、米ドル/円の重要なレジスタンスは決壊したことになります。

米ドル/円 週足(再掲載)(出所:Bloomberg)

 このシンプルなレジスタンスを超えたことにより、マーケットには米ドル/円でブリッシュな参加者が増えてきていますが、この流れが、一時的なものなのか継続するものなのかは、日足ではなく、今週(7月9日~)末のNY市場のクローズを確認したいところ。

米ドル/円 週足(出所:Bloomberg)

 そして、米ドル/円が続伸するためには…