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+71,150円 建玉整理 くりっく株365独自の制度活用再開
両建てポジションを相殺して消滅させられる「建玉整理」は、くりっく株365ならではの制度です。私のサヤ取りでは、この制度のお蔭でリスクを抑えながら利益を伸ばすのに貢献してくれています。くりっく株365 高配当と安定性 私の使い方
3日のドル円相場ときょうのひとこと(8/6 月)
------------8/3ドル円相場-------------------------- 米雇用統計はやや失望的ながらもドルは堅調を維持。ただ、米中貿易戦争激化への懸念で円はドルより強かった。 OP111.631 HI111.863 LO111.100 CL111.273 -----------8/3主な出来事--------------------------- 10:30 (豪) 6月小売売上高(前月比)0.4% 前回0.4% 予想0.3% 10:45 (中) 7月財新サービス業PMI52.8 前回53.9 予想53.5 17:00 (ユーロ) 7月サービス業PMI・改定値 54.2 前回54.4 予想54.4 17:30 (英)7月サービス業PMI53.5 前回55.1 予想54.7 18:00 (ユーロ) 6月小売売上高(前月比) 0.3% 前回0.0% (0.3%) 予想0.4% 21:30 (加) 6月貿易収支-6.3億カナダドル 前回-27.7億カナダドル (-27.2億カナダドル) 予想-23.0億カナダドル 21:30 (米) 6月貿易収支-463億ドル 前回-431億ドル (-432億ドル) 予想-465億ドル 20:20 中国人民銀行、為替フォワード取引の準備率を20%に引き上げ(人民元ショート抑制策) 21:09 中国、米輸入600億ドル相当に報復関税を計画 21:30 (米) 7月非農業部門雇用者数変化(前月比) 15.7万人前回21.3万人 (24.8万人) 予想19.3万人 7月失業率3.9% 前回4.0% 予想3.9% 7月平均時給(前月比)0.3% 前回0.2% (0.1%) 予想0.3% 21:30 (米) 7月平均時給(前年比)2.7% 前回2.7% 予想2.7% 22:45 クドロー米NEC委員長「中国は貿易に関してトランプ米大統領を過小評価しないほうがいい」 23:00 (米) 7月ISM非製造業景況指数 55.7予想59.1 予想58.6 ---------8/3株式・債券・商品----------------------- 日経平均 22525.18△12.65豪ASX 6234.777 ▼6.085上海総合 2740.443 ▼27.581英FT 7659.10△83.17独DAX 12615.76△69.43NYダウ 25462.58△136.42 日10年債利回り 0.1100%▼0.0160豪10年債利回り 2.725%▼0.004英10年債利回り 1.329%▼0.048独10年債利回り 0.408%▼0.052米2年債利回り 2.6432%▼0.0203米10年債利回り 2.9488%▼0.0372 NY原油 68.49 ▼0.47NY金 1223.20△3.10 ------------8/6きょうの注目材料--------------------- <国内> 特になし <海外> 15:00 6月独製造業新規受注 ------------8/6きょうのひとこと--------------------- アメリカが対中貿易関税第3弾(2000億ドル×10%or25%)を発動すれば、中国も600億ドル相当の米製品に報復関税を発動すると警告。米中貿易戦争がエスカレートしていますが、日米通商協議を9日からに控えて、貿易戦争の戦火が日本にも拡大するとの懸念が広がりそうです。ドル売りが強まる地合いではなさそうですが、円売りが強まる事はそれ以上に考えにくい地合いでしょう。米中貿易戦争で旗色が悪い中国の株価動向にも注意しておきたいところです。 本日もよろしくお願いいたします。 ---【お知らせ】---- 為替の仕組みを解説する本を書きました。 『いちばんやさしい為替の教本』(インプレス刊) 特別ページで「【Chapter1】為替の基礎知識」をすべて無料公開中です。特別ページ:http://www.gaitamesk.com/sp/book2.html -------------------
プットオプション リアル売買と損益分岐点計算方法
私だけかもしれませんが、プットオプションの売買は時折混乱します。「売り」「買い」「利益」「損失」がコールオプションと逆になってしまうのが原因のようなのですが、そのせいもあって慎重に注文を出すようにしています。
米ドル高予想変わらず!「偉大なアメリカ」の 利上げに対し日銀政策は「コップの中の嵐」
■日銀会合後、円は買われなかった 日銀会合後、円は買われなかった。
米ドル/円 4時間足(出所:IG証券)
これは、前回のコラムで提示したシナリオ(結果としては無風通過、また円買い派を失望させる内容になる)のとおりだったが、具体的な政策に関していろんな解釈が行われ、これからの見通しもいつものように見方がわかれるところだ。
【参考記事】
●金融政策変更報道は市場反応を探る日銀のリークか!? 材料出尽くしで来週は円売り!(2018年7月27日、陳満咲杜)
しかし、だからこそ、市場センチメントは正常な状況にあると思われ、足元のマーケットもバランスが取れているといえる。
■円安派と円高派で日銀政策の重視するポイントが異なる 日銀政策に関する具体的な解釈は、エコノミストの方々にお任せしたいので、ここでは深入りしないが、日銀が長期金利の上昇を容認しつつ、緩和を続けるという「骨太の方針」を把握しておきたい。
ここから円高の余地を予測する方の多くは、“長期金利上昇の容認”といったポイントに着目し、逆に円安予想派の多くは、“大規模緩和継続”というところをより重視しているだろう。
ロジックとしてどちらも間違っていないが、相場のことは相場に聞かなければ仕方がないので、やはり相場の値動きのチェックや内部構造の解明を優先させなければならない。
■主要クロス円の軟調で円安モメンタムが抑制されている まず、前述のように日銀会合後、円は買われていなかったが、大幅な円安も観察されていない。日銀政策に関する解釈が分かれたため、相場がそれを織り込むまでに時間がかかることも一因だが、主要クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)における外貨安の進行も、大きな要因であった。
換言すれば、米ドル/円は前回のコラムにて指摘したように、110円台のトライをもってスピード調整を十分果たしていたが、主要クロス円の軟調が観察され、全体として円安のモメンタムが抑制されているのも鮮明である。
【参考記事】
●金融政策変更報道は市場反応を探る日銀のリークか!? 材料出尽くしで来週は円売り!(2018年7月27日、陳満咲杜)
世界の通貨VS円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨vs円 4時間足)
ここで注意していただきたいのは、ユーロ/円など主要クロス円の軟調の主因は、円高ではなく外貨安だ。換言すれば、ユーロなど外貨の対米ドルでの下落がまた鮮明になってきたから、クロス円も外貨安につられた形で円高に振れたわけだ。このポイントを見逃すと、相場の全体像を見誤るリスクが大きい。
つまるところ、米ドル高のモメンタムがまた強まってきたからこそ、円安のモメンタムが抑制されるわけだ。
米ドル/円のみではなく、米ドル全体、円全体の視点をもって相場をみれば、今の話をよくおわかりいただけるかと思う。
同じ視点で言えば、米ドルの高安も…
米ドル/円 4時間足(出所:IG証券)
これは、前回のコラムで提示したシナリオ(結果としては無風通過、また円買い派を失望させる内容になる)のとおりだったが、具体的な政策に関していろんな解釈が行われ、これからの見通しもいつものように見方がわかれるところだ。
【参考記事】
●金融政策変更報道は市場反応を探る日銀のリークか!? 材料出尽くしで来週は円売り!(2018年7月27日、陳満咲杜)
しかし、だからこそ、市場センチメントは正常な状況にあると思われ、足元のマーケットもバランスが取れているといえる。
■円安派と円高派で日銀政策の重視するポイントが異なる 日銀政策に関する具体的な解釈は、エコノミストの方々にお任せしたいので、ここでは深入りしないが、日銀が長期金利の上昇を容認しつつ、緩和を続けるという「骨太の方針」を把握しておきたい。
ここから円高の余地を予測する方の多くは、“長期金利上昇の容認”といったポイントに着目し、逆に円安予想派の多くは、“大規模緩和継続”というところをより重視しているだろう。
ロジックとしてどちらも間違っていないが、相場のことは相場に聞かなければ仕方がないので、やはり相場の値動きのチェックや内部構造の解明を優先させなければならない。
■主要クロス円の軟調で円安モメンタムが抑制されている まず、前述のように日銀会合後、円は買われていなかったが、大幅な円安も観察されていない。日銀政策に関する解釈が分かれたため、相場がそれを織り込むまでに時間がかかることも一因だが、主要クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)における外貨安の進行も、大きな要因であった。
換言すれば、米ドル/円は前回のコラムにて指摘したように、110円台のトライをもってスピード調整を十分果たしていたが、主要クロス円の軟調が観察され、全体として円安のモメンタムが抑制されているのも鮮明である。
【参考記事】
●金融政策変更報道は市場反応を探る日銀のリークか!? 材料出尽くしで来週は円売り!(2018年7月27日、陳満咲杜)
世界の通貨VS円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨vs円 4時間足)
ここで注意していただきたいのは、ユーロ/円など主要クロス円の軟調の主因は、円高ではなく外貨安だ。換言すれば、ユーロなど外貨の対米ドルでの下落がまた鮮明になってきたから、クロス円も外貨安につられた形で円高に振れたわけだ。このポイントを見逃すと、相場の全体像を見誤るリスクが大きい。
つまるところ、米ドル高のモメンタムがまた強まってきたからこそ、円安のモメンタムが抑制されるわけだ。
米ドル/円のみではなく、米ドル全体、円全体の視点をもって相場をみれば、今の話をよくおわかりいただけるかと思う。
同じ視点で言えば、米ドルの高安も…
日米通商交渉は怖くない!? 米国側が 強硬で円高が来れば絶好の買い場!
■日銀が長期金利の上昇を容認した!? 今週の週明け、7月30(月)~31日(火)に、日銀の金融政策決定会合が行われました。
これまでの数カ月間の政策決定会合で、現状の金融緩和政策に関して、そろそろ副作用の影響を検証する時期にきているとの意見が出てきたために、今回の会合では、少し踏み込んだ政策の変更が行われるのではないかという観測が流れていました。
声明文や、黒田日銀総裁の定例記者会見から判断することができますが、結果としては、10年物国債の利回り(長期金利)水準を、「ゼロ%を中心に変動幅を±0.1%以内に抑える」という従来の方針から、「変動幅を±0.2%へ広げる」という方針へ変更することを決定しました。
日銀は7月30日(月)~31日(火)の金融政策決定会合で、許容する金利変動幅の拡大措置を含む「強力な金融緩和継続のための枠組み強化」を発表した。写真は「長短金利操作付き量的・質的緩和策」の導入を決定した2016年9月会合後の記者会見時 (C)Bloomberg/Getty Images
ここ最近、長期金利は上限であった0.1%付近に張り付いていた状態でした。変動幅を広げたということなので、日銀が長期金利の上昇を容認したと、市場は受け止めたということです。
【参考記事】
●日銀は長期金利上昇を条件つきで容認! 米ドル/円の下値余地は徐々に拡大へ…(8月2日、西原宏一)
■しばらくは金利動向に振り回される展開も… 結果が発表された当初は、もっと踏み込んだ内容が出てくるとの事前の期待があったため、逆に円安に反応するという展開となり、米ドル/円も一時的に、112円台まで上昇しました。
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
しかし、翌日の8月1日(水)になって、10年物国債利回りがはっきりと0.1%を超えていくと、実際の金利上昇に円相場が反応し、円高傾向が強くなりました。
日本の長期金利(10年国債利回り) 日足(出所:Bloomberg)
世界の通貨VS円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 4時間足)
その後も、特に東京市場においては、日本の長期金利の動向に円相場が振り回されるという展開が続いています。
こうした傾向は、しばらく続くかもしれませんが、一定期間が過ぎると市場も慣れてきて、長期金利にも反応しなくなってくるでしょう。
需給的な面で言うと、日本の実需はまだ…
これまでの数カ月間の政策決定会合で、現状の金融緩和政策に関して、そろそろ副作用の影響を検証する時期にきているとの意見が出てきたために、今回の会合では、少し踏み込んだ政策の変更が行われるのではないかという観測が流れていました。
声明文や、黒田日銀総裁の定例記者会見から判断することができますが、結果としては、10年物国債の利回り(長期金利)水準を、「ゼロ%を中心に変動幅を±0.1%以内に抑える」という従来の方針から、「変動幅を±0.2%へ広げる」という方針へ変更することを決定しました。
日銀は7月30日(月)~31日(火)の金融政策決定会合で、許容する金利変動幅の拡大措置を含む「強力な金融緩和継続のための枠組み強化」を発表した。写真は「長短金利操作付き量的・質的緩和策」の導入を決定した2016年9月会合後の記者会見時 (C)Bloomberg/Getty Images
ここ最近、長期金利は上限であった0.1%付近に張り付いていた状態でした。変動幅を広げたということなので、日銀が長期金利の上昇を容認したと、市場は受け止めたということです。
【参考記事】
●日銀は長期金利上昇を条件つきで容認! 米ドル/円の下値余地は徐々に拡大へ…(8月2日、西原宏一)
■しばらくは金利動向に振り回される展開も… 結果が発表された当初は、もっと踏み込んだ内容が出てくるとの事前の期待があったため、逆に円安に反応するという展開となり、米ドル/円も一時的に、112円台まで上昇しました。
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
しかし、翌日の8月1日(水)になって、10年物国債利回りがはっきりと0.1%を超えていくと、実際の金利上昇に円相場が反応し、円高傾向が強くなりました。
日本の長期金利(10年国債利回り) 日足(出所:Bloomberg)
世界の通貨VS円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 4時間足)
その後も、特に東京市場においては、日本の長期金利の動向に円相場が振り回されるという展開が続いています。
こうした傾向は、しばらく続くかもしれませんが、一定期間が過ぎると市場も慣れてきて、長期金利にも反応しなくなってくるでしょう。
需給的な面で言うと、日本の実需はまだ…
満期利益104,650円 FXオプションプレミアム取り 第一弾米ドル円成功 次はトルコリラ・・・かも。
スワップ投資のようにプレミアムを取っていくFXオプションプレミアム取り、第一弾の検証は美辞利益にできました。
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/3 金)
------------8/2ドル円相場-------------------------- 米中貿易戦争めぐる懸念が高まるも、リスク回避の円買いとリスク回避のドル買いがぶつかり合って方向感出ず。 OP111.691 HI111.732 LO111.315 CL111.653 -----------8/2主な出来事------------------------- 10:30 (豪) 6月貿易収支 +18.73億豪ドル 前回+8.27億豪ドル (+7.25億豪ドル) 予想+9.00億豪ドル 17:30(英) 7月建設業PMI 55.8前回 53.1 予想52.8 18:00 (ユーロ) 6月卸売物価指数(PPI)(前月比) 0.4% 前回0.8% 予想0.3% 18:43 中国商務省 「激しさを増す貿易戦争に関して、中国は米国の脅しへの準備が十分出来ている」 20:00 (英) BOE政策金利を 0.50%から0.75% に引き上げ BOE議事録「9対0で25bpの利上げを決定」 「予測期間にわたり継続的に金融政策を引き締めることは、インフレを2%の目標に持続的に戻すのに適していると判断」 「いかなる利上げも緩やかなペースで、限られた範囲となる可能性が高い」 BOE四半期インフレポート 「2018年のGDP見通しを1.4%に据え置き」 「2019年のGDP見通しを1.7%から1.8%へ上方修正」 「2020年のGDP見通しは1.7%」 「1年後のインフレ率は2.15%(前回2.13%)」 「2年後のインフレ率は2.09%(前回2.03%)」 「3年後のインフレ率は2.03%(前回2.00%)」 20:30 カーニー総裁会見「限定的かつ緩やかな利上げが必要」 「政策は歩く必要があり、走る必要はない」「ブレグジットの結果によっては、BOEは必要なら対応する」 20:30 (米) 7月チャレンジャー人員削減数(前年比) -4.2% 前回 19.6% 21:30 (米) 前週分新規失業保険申請件数 21.8万件前回 21.7万件 予想22.0万件 23:00 (米) 6月製造業新規受注(前月比) 0.7%前回 0.4% 予想0.7% 27:00 (墨) メキシコ中銀、政策金利を 7.75%に維持 ---------8/2株式・債券・商品--------------------- 日経平均 22512.53▼234.17豪ASX 6240.862 ▼34.855上海総合 2768.024 ▼56.510英FT 7575.93▼76.98独DAX 12546.33▼190.72NYダウ 25326.16▼7.66 日10年債利回り 0.1260%▼0.0050豪10年債利回り 2.729%△0.038英10年債利回り 1.377%▼0.003独10年債利回り 0.460%▼0.018米2年債利回り 2.6634%▼0.0141米10年債利回り 2.9859%▼0.0205 NY原油 68.96 △1.30NY金 1220.10▼7.50 ------------8/3きょうの注目材料---------------------<国内> 08:50 6月14-15日分の日銀金融政策決定会合議事要旨 <海外> 10:30 6月豪小売売上高10:45 7月Caixin中国サービス部門PMI15:45 6月仏財政収支 16:00 7月トルコ消費者物価指数 16:15 7月スイスCPI16:50 7月仏サービス部門PMI改定値16:55 7月独サービス部門PMI改定値17:00 7月ユーロ圏サービス部門PMI改定値17:00 7月ノルウェー失業率17:30 7月英サービス部門PMI18:00 6月ユーロ圏小売売上高21:30 6月カナダ貿易収支21:30 6月米貿易収支21:30 7月米雇用統計23:00 7月米ISM非製造業景況指数 ------------8/3きょうのひとこと--------------------- 日銀、FOMC、BOEの金融政策イベントを終えて、今週のトリを務めるのはご存知「米雇用統計」です。今回7月分の予想中央値は非農業部門雇用者数+19.3万人、失業率3.9%、平均時給前月比+0.3%、前年比+2.7%といったところです。貿易戦争はドル買いという市場の評価が広まりつつあるだけに、「米ドル最強」「米ドル一強」の見方を裏付ける内容となるか、雇用統計の結果に注目しましょう。 ---【お知らせ】---- 為替の仕組みを解説する本を書きました。 『いちばんやさしい為替の教本』(インプレス刊) 特別ページで「【Chapter1】為替の基礎知識」をすべて無料公開中です。特別ページ:http://www.gaitamesk.com/sp/book2.html
日銀は長期金利上昇を条件つきで容認! 米ドル/円の下値余地は徐々に拡大へ…
■4.8%ではなかったが、4.1%と米GDPは上々の結果に みなさん、こんにちは。
7月後半の相場はまず、トランプ大統領が「(米国が)Best financial numbers on the Planet」(地球上で一番の財務指標である)とコメントしたことが話題に。
FOX Business(米FOXニュース)によれば、トランプ大統領は周辺に、「GDP成長率が4.8%に達する」との見通しを示したと報じられていたため、7月27日(金)発表予定の米GDPとの関連がウワサされていました。
トランプ大統領がGDPの数字にこだわるのは、前米大統領のオバマ氏が残した数字が影響しています。
1969年からの歴代米大統領は、GDPで年率3.00%超えを達成しています。しかし、残念ながらオバマ氏は、GDPの年率3.00%超えを達成できませんでした。
(出所:Bloombergのデータを基にザイFX!編集部が作成)
オバマ氏を意識してか、トランプ大統領は公約の1つとして、GDPの年率3.00%達成を挙げています。
そして、7月27日(金)に発表された、2018年第2四半期速報値のGDPは、4.8%こそ達成できませんでしたが、年率換算で前期比4.1%増加と上々の数字が報道されました。
(出所:Bloombergのデータを基にザイFX!編集部が作成)
これを踏まえて重要なのは、米中間選挙前に発表予定の第3四半期のGDPの数字。
仮にこの数字が好調であれば、トランプ政権はGDPで年率3.00%超えを達成する可能性が高まり、中間選挙に向け、トランプ大統領率いる共和党政権に弾みがつきます。
GDPの大幅改善は、米ドルの底固め要因となります。
■注目された日銀会合の結果はどうだった? 7月31日(火)、日銀金融政策決定会合が終了しました。
今回の会合は、下記のような事前報道があったことで、日銀の決定に対して大きな注目が集まっていました。
日銀が金融緩和の持続性向上策を議論へ、長期金利目標の柔軟化など=関係筋
出所:ロイター
関係筋と記載されているので、日銀のリークであると推測されたためです。
その結果ですが、まず、以下のとおり、金融政策を微修正しました。
(1)長期金利を柔軟化(±0.1%→±0.2%)
(2)マイナス金利の適用範囲を縮小(約10兆円→約5兆円)
(3)ETF購入でTOPIX連動型を増加
ここまではマーケットの予測どおりで、前述の記事が日銀のリークだということがわかります。
大きな変更ではありませんが、日銀は長期金利の一定幅の上昇を容認したということであるため、円高要因です。
ただ、日銀はもう1つ、サプライズを要因していました。
それは、フォーワード・ガイダンスを導入したこと。
具体的には、「2019年10月に予定されている消費税引き上げの影響による不確実性を踏まえ、当分の間極めて低い長期金利の水準を維持」するとのこと。
結果としては、「長期に渡って低金利は続きますよ」と言っているわけです。
今回の日銀の発表は巧妙で…
7月後半の相場はまず、トランプ大統領が「(米国が)Best financial numbers on the Planet」(地球上で一番の財務指標である)とコメントしたことが話題に。
FOX Business(米FOXニュース)によれば、トランプ大統領は周辺に、「GDP成長率が4.8%に達する」との見通しを示したと報じられていたため、7月27日(金)発表予定の米GDPとの関連がウワサされていました。
トランプ大統領がGDPの数字にこだわるのは、前米大統領のオバマ氏が残した数字が影響しています。
1969年からの歴代米大統領は、GDPで年率3.00%超えを達成しています。しかし、残念ながらオバマ氏は、GDPの年率3.00%超えを達成できませんでした。
(出所:Bloombergのデータを基にザイFX!編集部が作成)
オバマ氏を意識してか、トランプ大統領は公約の1つとして、GDPの年率3.00%達成を挙げています。
そして、7月27日(金)に発表された、2018年第2四半期速報値のGDPは、4.8%こそ達成できませんでしたが、年率換算で前期比4.1%増加と上々の数字が報道されました。
(出所:Bloombergのデータを基にザイFX!編集部が作成)
これを踏まえて重要なのは、米中間選挙前に発表予定の第3四半期のGDPの数字。
仮にこの数字が好調であれば、トランプ政権はGDPで年率3.00%超えを達成する可能性が高まり、中間選挙に向け、トランプ大統領率いる共和党政権に弾みがつきます。
GDPの大幅改善は、米ドルの底固め要因となります。
■注目された日銀会合の結果はどうだった? 7月31日(火)、日銀金融政策決定会合が終了しました。
今回の会合は、下記のような事前報道があったことで、日銀の決定に対して大きな注目が集まっていました。
日銀が金融緩和の持続性向上策を議論へ、長期金利目標の柔軟化など=関係筋
出所:ロイター
関係筋と記載されているので、日銀のリークであると推測されたためです。
その結果ですが、まず、以下のとおり、金融政策を微修正しました。
(1)長期金利を柔軟化(±0.1%→±0.2%)
(2)マイナス金利の適用範囲を縮小(約10兆円→約5兆円)
(3)ETF購入でTOPIX連動型を増加
ここまではマーケットの予測どおりで、前述の記事が日銀のリークだということがわかります。
大きな変更ではありませんが、日銀は長期金利の一定幅の上昇を容認したということであるため、円高要因です。
ただ、日銀はもう1つ、サプライズを要因していました。
それは、フォーワード・ガイダンスを導入したこと。
具体的には、「2019年10月に予定されている消費税引き上げの影響による不確実性を踏まえ、当分の間極めて低い長期金利の水準を維持」するとのこと。
結果としては、「長期に渡って低金利は続きますよ」と言っているわけです。
今回の日銀の発表は巧妙で…