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利益保全の両建てとは? くりっく株365ここからの一手 ブログ

利益保全の両建てとは? くりっく株365ここからの一手

先日の記事:ー516,4209円の含み損 くりっく株365サヤ取りのポジションが、サヤ変動好転により1週間ほどで含み益になってきています。くりっく株365のポジションを利益保存の両建て状態にしました。利益保全の両建てとは何かとここからの売買方針についてまとめました。この技が使えるのは「くりっく365」と「くりっく株365」だけです。くりっく株365 高配当と安定性 私の使い方
カバードコール戦略 FXスワップ派に有益な必須知識 ブログ

カバードコール戦略 FXスワップ派に有益な必須知識

今回は「カバードコール戦略」についてです。この戦略も、これまで書かせていただいた「ストラドル戦略」「ストラングル戦略」と同等くらいに有名ですのでご存知の方も多いでしょう。これから詳細を書かせていただきますが、この「カバードコール戦略」は「スワップ派」には必須知識だと思っています。「スワップ派が、覚えておいて損のない戦略」スワップ投資をされている方は、どう利用していくかという視点で読み進めることをお勧めいたします。
米ドル/円の押し目買いスタンスは不変! ユーロ/米ドルは1.18ドル台後半にトライも!? ブログ

米ドル/円の押し目買いスタンスは不変! ユーロ/米ドルは1.18ドル台後半にトライも!?

■ドルインデックスの調整とドル/円の押し目買いについて検証 前回の本コラムでは、2つの見方を提示していた。1つはドルインデックスの調整が続くこと、もう1つは米ドル/円は押し目買いのスタンスを維持することだ。今回は引き続き、その検証を行いたい。

【参考記事】

●米ドル全体が大きく反落しても米ドル/円は例外!? 押し目買いのスタンスを維持せよ!(2018年9月14日、陳満咲杜)

 まずドルインデックスだが、昨日(9月13日)続落、目先も94台前半で軟調に推移と、前回の見方を証左する値動きになっていると思う。

 前回は主にエリオット波動論の視点で見ていたが、今回はプライスアクションの視点でチェックしておきたい。

 前回のコラムでも指摘したように、9月4日(火)の高値(B)が重要であった。この高値を早期突破できない限り、ドルインデックスの調整が続く見通しだった。

ドルインデックス 日足(出所:Bloomberg)

 その後、9月7日(金)の陽線(矢印)に注目していただきたい。同線は強気「アウトサイド」(※)、また「リバーサル」(※)のサインを点灯したものの、やはり一時的なものに留まり、9月4日(火)高値のブレイクにはつながらなかった。そして、逆に9月12日(水)に、9月7日(金)安値の割り込みが確認されたから、一段と軟調な値動きを強化したとみる。

 さらに細かいプライスアクション上の視点もあるが、ここでは省略し、大まかな判断の提示に留めたい。

 要するに、ドルインデックスの調整波は、8月15日(水)の値からスタートし、8月28日(火)安値をもっていったん下げ一服を果たしたが、前述のシグナルが確認され、再度調整(下落)に復帰したとみるべきだ。

 戻りの高値は9月4日(火)の95.68前後なので、同じ値幅で測ると、これから93の節目近くまで下落余地が想定されるかと思う。

(執筆者注:すべてプライスアクション用語。詳細は筆者の新刊『パターンを覚えるだけで勝率7割超! FXチャートの読み方~欧米投資家が好んで使うプライスアクションの教科書』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))をご参照)

【ドルインデックスの参考記事】

●米ドル全体に賭けろ! FX界の日経平均=ドルインデックスを取引する方法があった!

■ユーロ/米ドルは1.18ドル台後半にトライの可能性も ドルインデックスの対極はユーロなので、ユーロ/米ドルの切り返しの継続もわかりやすかったかと思う。

 8月15日(水)安値~8月28日(火)高値までの上昇途中、8月23日(木)のみ陰線引けだったので、当然のように、同安値のチャートポイントとしての意味合いは大きかった。

ユーロ/米ドル 日足 

(出所:FXブロードネット)

 その後の反落で、9月4日(火)の「スパイクロー」をもって8月23日(木)安値の水準を確認したことで、同水準(1.1530ドル前後)のサポートの意味合いを強化したことがわかる。

 9月10日(月)の陽線(B)が、同水準をいったん下回ったものの、一転して陽線で大引けしたことで、事実上「フォールス・ブレイクアウト」、すなわちサポートに対する打診や一時の下放れが「ダマシ」であったことを暗示した。

 となると、ユーロは続伸し、また、9月6日(木)高値のブレイクをもって8月高値の突破につながる公算が高まるだろう。同じジグザグ変動の見方を取れば、これから1.18ドル台後半の上値トライがあってもおかしくなかろう。

 そして、米ドル/円の押し目買いのスタンスだが…
トルコ政策金利発表などの不安乗り切れば 米ドル/円は「雲」を上抜け、113円が視野に ブログ

トルコ政策金利発表などの不安乗り切れば 米ドル/円は「雲」を上抜け、113円が視野に

■金融市場に方向感が出ない原因とは? 先週(9月3日~)から今週(9月10日~)にかけて、金融市場では、特に何か状況が変わったことはなく、相変わらず株式市場、為替市場ともに方向感を失った展開が続いています。

 方向感を出せない大きな原因は、いくつかの不確定要因があるからだということは、前回のコラムで紹介したとおりです。

【参考記事】

●市場に影響与えそうな2つの懸念事項とは?米ドル/円は110~113円程度のレンジ相場に(9月6日、今井雅人)

 そのうちの1つである米中の通商交渉に、少し前進が見られているので、まずは、それについて考えてみます。

■米中合意ならリスクオン! 摩擦回避に向けて新提案 今週(9月10日~)、米政府は、一段の経済摩擦を回避するために、中国に対して新たな通商交渉を提案したことを、クドローNEC(国家経済会議)委員長が明らかにしました。

 交渉は、ムニューシン米財務長官が主導して行っているようです。

米政府は、中国に対して新たな通商交渉の提案を行ったと公表。主導しているのはムニューシン米財務長官だそうだ。双方譲らぬ関税合戦が、いったいいつまで続くのか…?と思われた米中貿易戦争だが、ようやく収束に向けて舵が切られたのか? (C)Bloomberg/Getty Images

 トランプ米大統領は、中国に対して2000億ドルに加えて、さらに2670億ドルにおよぶ追加の関税措置を講じようとしているという報道があり、市場は非常に神経質になっていました。

 そこに、こういう発言が出てきたことが、市場にとっては明るい材料です。

 この通商交渉も、どこかで決着をしなければいけないのは当然のことではありますが、米中がお互いに一歩も譲らない状況が続いており、先行きがまったく見通せない状況にありました。

 しかし、米国側から交渉を持ちかけていることで、何らかの合意がなされる可能性が出てきました。

 仮に、何らかの合意がなされれば、金融市場は好感し、株式市場にもプラスの影響が出るでしょうし、為替市場はリスクオンで円安の方向に向かうでしょう。

NYダウ 日足(出所:Bloomberg)

世界の通貨VS円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 日足)

■次のターゲットは日本! その時は円売りのチャンスと考える NAFTA(北米自由貿易協定)の再交渉では、米国とカナダの2国間協議が大詰めにきていると、トランプ米大統領が明らかにしています。これも合意がなされれば、金融市場にとってはプラス材料となるでしょう。

 ただ、1点気をつけておかなければいけないのは、EU(欧州連合)との交渉が新しいステージに入り、中国やNAFTAとの交渉にメドが立つと、次は間違いなく、日本がターゲットになるということです。

 すでにトランプ米大統領は、日本に対して牽制球を投げてきています。

 次に日本との交渉が本格化すれば、そのときは、一時的に円高になる可能性があります。

 しかし、その局面は、絶好の円売りのチャンスになるのではないかと考えています。

米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)


 さて、今週(9月10日~)、日本の半導体大手ルネサスエレクトロニクスが…
デマークチャートでダブル13が点灯! 豪ドルと中国株に短期反発の兆しアリ! ブログ

デマークチャートでダブル13が点灯! 豪ドルと中国株に短期反発の兆しアリ!

■米中貿易摩擦で中国は70万人の雇用喪失!? みなさん、こんにちは。

 当コラムで集中してご紹介してきた豪ドルですが、今週(9月10日~)も中期的には続落を示唆するような報道が目立ちます。

【参考記事】

●トルコショック収束も世界的な政治混乱は続く…。 豪州の政情不安で豪ドルが下落!(8月23日、西原宏一)

●9月入りで相場のセンチメントに変化…!? 米国株調整入りなら豪ドル下値余地拡大!(9月6日、西原宏一)

 まず、JPモルガンのレポート。

 JPモルガンのレポートによれば、米中貿易摩擦によって中国は70万人の雇用を失うとのこと。摩擦が激化すれば、もちろん影響はそれ以上に…。

 この予測は、米政権が2000億ドル相当の中国製品に25%の追加関税を実施することに加え、中国人民元がさらに5%下落するとの前提となっています。

 中国の雇用喪失は中国株の下落を誘引します。

 弱気相場入りしている上海総合指数は、2700ポイントを割り込んで、大きな反発もないまま2650ポイントレベルで推移。

上海総合指数 日足(出所:Bloomberg)

■過去10年中でも今は豪ドルと中国株の相関性が極めて高い そして現在は、豪ドルと中国株との相関性がここ10年余りの中で、極めて高まっている時期に当たります。

豪ドル/米ドル&上海総合指数 週足(出所:Bloomberg)

 そのため、米国との貿易摩擦に中国がどう対応するかで豪ドル相場が左右されるリスクを浮き彫りにしているとバンク・オブ・ニューヨーク・メロンが指摘しています。

チーフ通貨ストラテジストのサイモン・デリック氏は今週の顧客向けリポートで、「新たな発表がなされた場合、人民元と共に中国市場がどのような反応を示すかが、豪ドルを考える際の重要な問いだ」と論じ、「豪ドルにとって極めて重要な数週間」となる可能性があるとコメントした。

出所:Bloomberg

 もともと豪ドル、とくに豪ドル/円は、米国株との相関性が高く、米国株が上昇すると豪ドル/円も正の相関を示し、上昇する傾向がありました。いわゆる、リスクオンといわれる相場です。

 ところが今年(2018年)は米国株が大きく反発しても豪ドルはまったく反応せず、バンク・オブ・ニューヨーク・メロンが指摘するように、中国株の下落とともに大きく値を下げてきました。

 結果、上海総合指数が3000ポイントの節目を割り込み、下落相場入りしてじり安に推移する中、豪ドルは主要通貨に対して全面安となっています。

 以下の画像は、米ドルに対する主要通貨の年初来騰落率を示しています。

(出所:BlooombergのデータよりザイFX!編集部が作成)

 スウェーデンクローナを除くと、豪ドルは対米ドルでもっとも値を崩した通貨になっています。

 しかし、大きな戻りもなく…