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第9歩その2 FX好調期に注意すべき3つの事 ブログ

第9歩その2 FX好調期に注意すべき3つの事

サクサクと利益がでて気持ち良い。正しい運用法を実践していれば、こういう時期が定期的に訪れます。こういう時期こそ注意せねばなりません。どこに注意していかねbならないかをまとめました。今回この連載を読まれるのが初めての方は、第一話から読まれることをお勧めいたします。第1話:凡人の道
第9歩その1 FXで大損の種がまかれる時はいつなのか ブログ

第9歩その1 FXで大損の種がまかれる時はいつなのか

相場運用成績には波があります。売買判断をするFXトレーダーにも様々な変化があり、いつも同じ心を保つことなどできません。いつも平常心でFXトレードを続けて利益を出していくというのは、現実には不可能なことです。それでも勝ち続けるためには、「利益をだすべき時期にきっちり稼ぐ」と同時に「絶不調期に破滅を防ぐ」ことも重要になります。どんな一流トレーダーにも、一生のうちに何度かは運用資産がゼロになるような経験やその直前までいってしまった経験をします。そういう時期をきっちりと抜けていくためにどうすべきかが第9歩のテーマです。今回この連載を読まれるのが初めての方は、第一話から読まれることをお勧めいたします。第1話:凡人の道
一本調子のトレンド加速は想定しにくいが、 円高のピークは過ぎた! その根拠とは? ブログ

一本調子のトレンド加速は想定しにくいが、 円高のピークは過ぎた! その根拠とは?

■クロス円の上昇が米ドル/円の切り返しを一段と強化? 米ドル/円は切り返しの高値を更新している。執筆中の現時点の高値は111.78円と確認され、前回本コラムで強調した2点が証左された。

【参考記事】

●米ドル高構造再確認! 米経済指標が悪化しても、なぜ米ドルは大きく売られなかった?(2019年2月22日、陳満咲杜)

米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)

 1つは「米ドル全体の高値保ち合いは、米ドル/円にとって『居心地がいい』環境であることを示唆している」こと。

 もう1つは「米ドル/円はいったん200日移動平均線(200日線、≒111.30円)にトライし、また一時にせよ、いったんブレイクを果たす余地がある」ことである。

 一方、米ドル全体は、想定より保ち合いの期間が長くなり、また、英ポンドなど外貨の切り返しが、対米ドルでは想定以上の強さを示しているから、英ポンド/円などクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)の上昇は米ドル/円の切り返しを一段と強化する可能性もある。

 この意味では、米ドル/円が200日線以上を維持する期間も想定以上に長くなる、といった可能性を無視できないかと思う。

米ドル/円 日足(出所:Bloomberg)

 というのは、米ドル/円を含め、英ポンド/円、ユーロ/円など主要クロス円は軒並み昨年(2018年)年末高値を更新し、2019年年初のフラッシュ・クラッシュを完全に「否定」したと言える。

 繰り返し指摘してきたように、2019年年初のクラッシュ自体があくまで仕掛けられた結果にすぎないから、「正当化」できない以上、修正されるのも当然の結果とみる。

■円高のピークはすでに過ぎたと、改めて強調しておきたい ところで、2019年年初のフラッシュ・クラッシュが、より重要なサインを点灯したこと、また、ここまで進んできた円反落の本質を理解しないと、これからのメイントレンドを見間違う恐れがあるだろう。

 まず、一貫して強調してきた結論でもあるが、円高のピークはすでに過ぎたことを再度強調しておきたい。

 ロジック的には、最近日銀サイドから発信されている「緩和継続」論はもちろん、2月1日(金)の本コラムで指摘したように、そもそも「米利上げ継続でも円高、米利上げ停止でも円高」というロジックは間違っていることが証明されたかと思う。

 換言すれば、米利上げ停止=円高といったロジック自体が短絡的であった。

【参考記事】

●「米利上げ継続でも円高、米利上げ停止でも円高」というのはロジック的に矛盾している?(2019年2月1日、陳満咲杜)

■年初のフラッシュ・クラッシュは相場の底打ちを暗示していた テクニカル的な視点では、1月11日(金)の本コラムで強調したように、円高方向への急伸は、あくまで「事故にあった結果」であったが、その「事故」自体が重要なサインを点灯してくれていた。

 それはほかならぬ、同コラムにて指摘したように、2019年年初の急落は、2016年6月のBrexit時と似たような足型を形成し、相場の底打ちを暗示するサインであったということだ。

【参考記事】

●度肝を抜かれた4円超の急落! ドル/円のシナリオを再考、考えに考え抜いた結論は?(2019年1月11日、陳満咲杜)

 より重要で、またよりマクロ的な視点では、1月11日(金)のコラムで強調した、サイクル的な見方だ。

 2月の陽線引けがあったからこそ、1月のローソク足の「スパイクロー」のサインが一段と鮮明化され、また、サイクル的に2015年高値を起点とした大型トライアングル型保ち合いを終焉させた可能性を強化したと言える。

ドルインデックス 月足  (出所:FXブロードネット)

 詳細に関しては、1月11(金)のコラムに開示したレポートをご参照いただきたい。

【参考記事】

●度肝を抜かれた4円超の急落! ドル/円のシナリオを再考、考えに考え抜いた結論は?(2019年1月11日、陳満咲杜)

 次に、やはり最近、強気変動が続いている英ポンドから…
純ドルコスト平均法FX積立 2019年3月状況 ブログ

純ドルコスト平均法FX積立 2019年3月状況

2019年3月の純ドルコスト平均法FX積立、本日実行しています。有利に約定するとでてくるニコチャンマークがでてきています。月初にこのマークをみると、気分が良いです。今月のレバレッジは、控え目の1倍で1292豪ドルの買いポジションになっています。買い平均値近辺というのと豪ドル円の先行きを弱含みでみているのが、この控え目な買いの根拠になっています。豪ドル円現在値が保有ポジションの買い平均値とあまり変わらない時は、大きく買っても買い平均値は下がりません。大きく買えばリスクも高まります。先行き弱含みとみているので、ここで大きく買う必要はないとの判断です。まあ、ゆっくりといきます。SBIFXトレードを使ったドルコスト平均法運用状況
EU離脱で再国民投票実施の可能性浮上! 英ポンド/円は節目の150円突破も視野に!? ブログ

EU離脱で再国民投票実施の可能性浮上! 英ポンド/円は節目の150円突破も視野に!?

■米ドル買い需要高まり、米ドル/円は110円が妙に底堅い みなさん、こんにちは。

 このところの米中通商協議の改善を背景に、上海株、米国株が牽引する形で、グローバルに株は堅調ですが、リスクオフに傾斜する局面も多く見られます。

【参考記事】

●日経平均は買えないが、短期的にドル/円は買ってもいいと考えるワケは?(2月25日、西原宏一&大橋ひろこ)

 たとえば、昨日(2月27日)の相場では、インドとパキスタンの緊張の高まりから、マーケットは一時リスクオフへ。

 米ドル/円は、一時110.36円まで下落しました。

米ドル/円 1時間(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)

 同日(2月27日)のNY市場では、ライトハイザーUSTR(米通商代表部)代表が「中国の経済モデルに『著しい構造的変化』をもたらす合意を米国は求めている」と議会で証言。

 彼の中国に対する強硬なコメントを受けて、米国株は、やや売りが優勢な展開に。こちらも「リスクオフ要因」で、米ドル/円の売り材料です。

 ただ、このところの米ドル/円は、110円台前半が妙に底堅く、リスクオフに傾斜する報道が相次いでも米ドル買いが引かずに、再び110円台後半に押し上げられています。

 これは、前回のコラムでもご紹介させていただいた、本邦機関投資家と思われる米ドル買い需要の高まりが影響していると想定しています。

【参考記事】

●米中協議進展でリスク環境は徐々に好転。中国人民元安定化が豪ドル反発を後押し!?(2月21日、西原宏一)

■本邦勢の手当て遅れ、米ドル/円は早晩111円回復へ 米ドル/円は、1月3日(木)のフラッシュ・クラッシュで急落したときの安値が104.87円。

 それ以降、反発を続けているのですが、反発を支えた形になっているのが、本邦機関投資家からの米ドル買いです。

 フラッシュ・クラッシュからの反発過程の中で、彼らが米ドル買いを持ち込んだとウワサされ、そのレベルは107.50円、108.50円と徐々に切り上がっています。

 それにしたがって、米ドル/円の下落幅も限定的に。

 ただ、彼らは上値を追うことはなく、あくまでも米ドル/円の反落局面を待っていたのですが、先週(2月18日~)から、その米ドル買い注文が110円台前半まで上がってきており、本稿執筆時点では110.00円がかなり底堅い展開となっています。

 マーケットの憶測では、彼らが米ドル買い注文のレベルを110円台まで押し上げてきたのは、3月期末が近くなったためだとされています。

 既報のように、年初の米ドル/円は、104.87円までの暴落からスタートしています。

 よって多くの機関投資家は、米ドルの反落局面を待つというスタンスをとっていたのですが、そうした思惑とは相違し、米ドル/円は大きな押し目もなく、110円台まで反発。

 結果、多くの本邦機関投資家の米ドルの手当が遅れていることから、3月の期末に向けて米ドル/円は底堅い動きを続け、早晩111円を回復してくるのではないかと想定しています。

米ドル/円 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)

 一方、今週(2月25日~)の…
いくつもの不確定要因に変化! 緩やかな 株高・円安へ。米ドル/円は買い方針継続! ブログ

いくつもの不確定要因に変化! 緩やかな 株高・円安へ。米ドル/円は買い方針継続!

■若干、円安傾向にも見えるが… 世界の主要な金融市場は、相変わらず、方向感のない、動きの鈍い展開が続いています。方向を決定するような材料が、見当たらないことが原因です。

 米ドル相場も、クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)相場も、レンジの中に入り込んでいます。

米ドルVS世界の通貨 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 日足)

世界の通貨VS円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 日足)

 あえて言えば、若干は、全体的に円安傾向にあるようにも見えますが、それもレンジの範囲内での動きであると言うことが、できると思います。

■不確定要因に変化が! こうした状況の中で、いくつかの不確定要因に市場は注目しているとお伝えしてきましたが、この1週間で、それらについて、いくつか変化が見られてきました。

 まず最初に、現在、行われている米中貿易交渉です。

 トランプ米大統領だけではなく、交渉の当時者であるUSTR(米通商代表部)からも、かなりの進展が見られるというコメントが出てきました。中国側からも、同様の発言が出てきています。

 この交渉の期限は、もともと3月1日(金)でしたが、交渉が進ちょくしていることを受けて、期限が延長されました。

 おそらく、何らかの合意がなされる可能性が、高くなってきました。

米中貿易交渉の期限が延長され、何らかの合意がなされる可能性が高くなってきた。中国経済が壊滅的なダメージを受けるという懸念は後退しているようだ。写真は2017年11月の米中首脳会談時のもの (C)Bloomberg/Getty Images

 現在、中国経済が大きく減速してきて、米中貿易交渉が決裂すると、中国経済は壊滅的な打撃を受けるのではないかという懸念が広がっていましたが、その懸念が大きく後退してきています。

【参考記事】

●一時111円台に乗せたドル/円は、なぜ失速? 新材料が出るまで米ドルの押し目買い継続(2月15日、今井雅人)

●米中協議進展でリスク環境は徐々に好転。中国人民元安定化が豪ドル反発を後押し!?(2月21日、西原宏一)

■英離脱期限は6月末まで延長も また、もう1つの懸念材料である、英国のEU(欧州連合)からの離脱問題ですが、こちらは、英国とEUの合意がなかなか進まず、先行きが不安視されていました。

 しかし、双方から、期限である3月末を、延期しても良いというニュアンスの発言が出てきました。

 メイ英首相は、延期は1回限りであるが、最大で6月末まで引き延ばされる可能性があると、発言しています。

これまで、離脱期限の延長に否定的だったメイ英首相も、ここにきて、最大6月末まで引き延ばす可能性を示唆。問題自体は何も解決していないが、当面、この問題で相場が大きく動くと言う可能性は、ほぼなくなってきたというのが今井さんの考え (C)Matt Cardy/Getty Images News

 問題そのものは、何も解決していないのですが、少なくとも当面は、この問題で相場が大きく動くと言う可能性は、ほぼなくなってきました。

 3月12日(火)までに、離脱案が英国議会で承認されなければ、「合意なき離脱(※)」か「短期の離脱期限延長」かを問う採決が行われることになっています。

(※編集部注:「合意なき離脱」とは、2年間の交渉で合意に至らず、何の取り決めもないまま、英国がEUを離脱すること)

【参考記事】

●一時111円台に乗せたドル/円は、なぜ失速? 新材料が出るまで米ドルの押し目買い継続(2月15日、今井雅人)

●膠着する米ドル/円。FRB議長の議会証言で円高の可能性!? ユーロ/英ポンドに妙味が!?(2月26日、バカラ村)

 さらに、昨日(2月27日)から、二度目の米朝首脳会談が…