ブログ
FOMC後の米ドル安は一時的!? 米ドル/円 107円割れは回避か。注目は米中会談へ!
■FOMC声明文に大きな変化! 6月18日(火)~19日(水)に行われたFOMC(米連邦公開市場委員会)は、大方の予測どおり、今後の利下げを示唆する形となりました。
【参考記事】
●米中交渉決裂なら米ドル/円は105円割れ!? トランプ大統領の円安誘導批判にも警戒!(6月13日、今井雅人)
大きな変更点を紹介します。まず、声明文についての、前回(5月)からの大きな変更点は2つです。
1カ所目は、5月の「経済活動がしっかりした速度(solid rate)で拡大している」という表現が、今回は「経済活動がゆっくりとした速度(moderate rate)で拡大している」に変わりました。
2カ所目は、5月は「委員会は引き続き、経済活動の持続的拡大、力強い労働市場、および対照的な2%目標付近でのインフレ率推移が、今後、もっとも可能性の高い結果だと判断している。
グローバル経済と金融の動向、落ち着いたインフレ圧力を考慮し、委員会はFF(フェデラル・ファンド)レートの目標値の将来の調整が必要かどうかを決めることに、辛抱強くなるだろう」という表現でした。
それが今回は、「委員会は引き続き、経済活動の持続的拡大、力強い労働市場、および対称的な2%目標付近でのインフレ率推移が、今後、もっとも可能性の高い結果だと判断しているが、こうした見通しへの不確実性は強まった。
これらの不確実性と落ち着いたインフレ圧力を考慮し、委員会は経済見通しに関する今後の情報が示唆するものを注視し、景気拡大や力強い労働市場、対称的な2%目標近くのインフレの維持に向けて適切に行動する」という表現でした。
「辛抱強く」という文言を削除して、利下げの可能性を示唆しました。
6月FOMC声明文の一部(出所:FRB)
■金利見通しは下方修正。パウエル議長も利下げ示唆!? 次に、「経済見通し」の中の、FOMCメンバーの将来の金利予測水準を示した「ドットチャート」についでです。2019年末時点の中央値は、3月FOMCのときから変わっていませんが、2020年末時点と2021年末時点については、中央値がかなり下方修正されました。
2019年6月FOMCで示されたドットチャート(出所:FRB)
また、FOMC終了後の定例記者会見でパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は、「見通しのリスクをかなり留意しており、景気拡大の持続に向けて必要に応じて行動し、当局のツールを活用する準備が整っている」と発言しています。
【参考記事】
●ハト派FOMCとリスク回避で米ドル/円は買われる状況にない! 上がったら売りで(6月18日、バカラ村)
FOMC後の記者会見で必要に応じて行動する準備があると述べたパウエルFRB議長 (C)Bloomberg/Getty Images News
■米長期金利が急低下。米ドル/円は108円割れへ! こうした決定を受けて、米長期金利は急低下。20日(木)のアジア市場では、とうとう2%を割り込みました。
米長期金利(米10年債利回り) 日足(出所:Bloomberg)
それを受けて、為替市場では米ドル安が進行し、米ドル/円も108円を割り込んでいます。
【参考記事】
●7月FOMCの利下げ織り込み度は100%。米国債利回り低下でドル/円は下落継続!(6月20日、西原宏一)
米ドルVS世界の通貨 30分足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 30分足)
米ドル/円 30分足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 30分足)
■107円割れはないか。焦点は米中首脳会談へ さて、今後ですが、このFOMCの決定の影響による米ドル安は、一時的に終わると思っています。
米ドル/円も、この材料だけで107円を割り込んでいくような展開にはならないでしょう。
米ドル/円 日足(出所:TradingView)
そして注目は、6月28日(金)~29日(土)のG20(20か国・地域首脳会合)の場での米中首脳会談に移っていきます。
トランプ米大統領は、米中首脳会談が実施される見通しであることをツイッターで発表していますが、まだ流動的です。
大阪で開催されるG20の場において、米中首脳会談を実施するとツイッターで発表したトランプ大統領。しかし、まだ流動的で、開催された場合もその結果がどうなるのか、来週は市場の動向がその一点に集中するだろうと今井氏は指摘する。写真は2017年11月の米中首脳会談時のもの (C)Bloomberg/Getty Images
実際に開催されるのかどうか。もし、開催された場合の結果はどうなるのか。来週(6月24日~)は、その動向に一点集中となります。
【参考記事】
●米中交渉決裂なら米ドル/円は105円割れ!? トランプ大統領の円安誘導批判にも警戒!(6月13日、今井雅人)
【参考記事】
●米中交渉決裂なら米ドル/円は105円割れ!? トランプ大統領の円安誘導批判にも警戒!(6月13日、今井雅人)
大きな変更点を紹介します。まず、声明文についての、前回(5月)からの大きな変更点は2つです。
1カ所目は、5月の「経済活動がしっかりした速度(solid rate)で拡大している」という表現が、今回は「経済活動がゆっくりとした速度(moderate rate)で拡大している」に変わりました。
2カ所目は、5月は「委員会は引き続き、経済活動の持続的拡大、力強い労働市場、および対照的な2%目標付近でのインフレ率推移が、今後、もっとも可能性の高い結果だと判断している。
グローバル経済と金融の動向、落ち着いたインフレ圧力を考慮し、委員会はFF(フェデラル・ファンド)レートの目標値の将来の調整が必要かどうかを決めることに、辛抱強くなるだろう」という表現でした。
それが今回は、「委員会は引き続き、経済活動の持続的拡大、力強い労働市場、および対称的な2%目標付近でのインフレ率推移が、今後、もっとも可能性の高い結果だと判断しているが、こうした見通しへの不確実性は強まった。
これらの不確実性と落ち着いたインフレ圧力を考慮し、委員会は経済見通しに関する今後の情報が示唆するものを注視し、景気拡大や力強い労働市場、対称的な2%目標近くのインフレの維持に向けて適切に行動する」という表現でした。
「辛抱強く」という文言を削除して、利下げの可能性を示唆しました。
6月FOMC声明文の一部(出所:FRB)
■金利見通しは下方修正。パウエル議長も利下げ示唆!? 次に、「経済見通し」の中の、FOMCメンバーの将来の金利予測水準を示した「ドットチャート」についでです。2019年末時点の中央値は、3月FOMCのときから変わっていませんが、2020年末時点と2021年末時点については、中央値がかなり下方修正されました。
2019年6月FOMCで示されたドットチャート(出所:FRB)
また、FOMC終了後の定例記者会見でパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は、「見通しのリスクをかなり留意しており、景気拡大の持続に向けて必要に応じて行動し、当局のツールを活用する準備が整っている」と発言しています。
【参考記事】
●ハト派FOMCとリスク回避で米ドル/円は買われる状況にない! 上がったら売りで(6月18日、バカラ村)
FOMC後の記者会見で必要に応じて行動する準備があると述べたパウエルFRB議長 (C)Bloomberg/Getty Images News
■米長期金利が急低下。米ドル/円は108円割れへ! こうした決定を受けて、米長期金利は急低下。20日(木)のアジア市場では、とうとう2%を割り込みました。
米長期金利(米10年債利回り) 日足(出所:Bloomberg)
それを受けて、為替市場では米ドル安が進行し、米ドル/円も108円を割り込んでいます。
【参考記事】
●7月FOMCの利下げ織り込み度は100%。米国債利回り低下でドル/円は下落継続!(6月20日、西原宏一)
米ドルVS世界の通貨 30分足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 30分足)
米ドル/円 30分足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 30分足)
■107円割れはないか。焦点は米中首脳会談へ さて、今後ですが、このFOMCの決定の影響による米ドル安は、一時的に終わると思っています。
米ドル/円も、この材料だけで107円を割り込んでいくような展開にはならないでしょう。
米ドル/円 日足(出所:TradingView)
そして注目は、6月28日(金)~29日(土)のG20(20か国・地域首脳会合)の場での米中首脳会談に移っていきます。
トランプ米大統領は、米中首脳会談が実施される見通しであることをツイッターで発表していますが、まだ流動的です。
大阪で開催されるG20の場において、米中首脳会談を実施するとツイッターで発表したトランプ大統領。しかし、まだ流動的で、開催された場合もその結果がどうなるのか、来週は市場の動向がその一点に集中するだろうと今井氏は指摘する。写真は2017年11月の米中首脳会談時のもの (C)Bloomberg/Getty Images
実際に開催されるのかどうか。もし、開催された場合の結果はどうなるのか。来週(6月24日~)は、その動向に一点集中となります。
【参考記事】
●米中交渉決裂なら米ドル/円は105円割れ!? トランプ大統領の円安誘導批判にも警戒!(6月13日、今井雅人)
7月FOMCの利下げ織り込み度は100%。 米国債利回り低下でドル/円は下落継続!
■7月FOMCでの利下げへの道筋がより明確に みなさん、こんにちは。
日本時間6月20日(木)未明に開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)は、マーケットのコンセンサスどおり、政策金利は据え置き。
(出所:Bloombergのデータを基にザイFX!編集部が作成)
そして声明文では、「辛抱強い(Patient)」という文言は削除され、「適切(Appropriate)に行動する」と明記されました。つまり、次回のFOMCでの利下げへの道筋が、より明確に。
米金利先物市場では、次回のFOMC(7月30日~31日)の利下げ織り込み度は100%に。
米国債利回りは、短期物を中心に大幅に低下しました。
米2年物国債利回り 日足(出所:Bloomberg)
呼応して、米国株は3日続伸。
NYダウ 日足(出所:Bloomberg)
米ドルは、全面安。
過去数日、米ドル/円のサポートとして機能していた108.00円の巨大なオプションが6月18日(火)に消滅したことも加わり、米ドル/円は108.00円をブレイク。本稿執筆時点では、一時107.55円まで下落しています。
米ドル/円 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)
今現在、米国の景気は急激に失速して…
日本時間6月20日(木)未明に開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)は、マーケットのコンセンサスどおり、政策金利は据え置き。
(出所:Bloombergのデータを基にザイFX!編集部が作成)
そして声明文では、「辛抱強い(Patient)」という文言は削除され、「適切(Appropriate)に行動する」と明記されました。つまり、次回のFOMCでの利下げへの道筋が、より明確に。
米金利先物市場では、次回のFOMC(7月30日~31日)の利下げ織り込み度は100%に。
米国債利回りは、短期物を中心に大幅に低下しました。
米2年物国債利回り 日足(出所:Bloomberg)
呼応して、米国株は3日続伸。
NYダウ 日足(出所:Bloomberg)
米ドルは、全面安。
過去数日、米ドル/円のサポートとして機能していた108.00円の巨大なオプションが6月18日(火)に消滅したことも加わり、米ドル/円は108.00円をブレイク。本稿執筆時点では、一時107.55円まで下落しています。
米ドル/円 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)
今現在、米国の景気は急激に失速して…
豪ドル円資産倍増計画 2019年からの運用体制概要~公開口座で10年目突入 2倍・4倍・8倍にむけての強化内容
資産倍増計画を公開口座としてから10年が経過しようとしています。公開する前から通算すれば15年近くの歴史を持ちます。この資産倍増計画は、リーマンショックを乗り切ったFX口座のやり方を、一つの運用法としてまとめたものです。2019年6月時点 資産倍増計画口座成績投下資金総額決済利益+スワップ運用資金総額含損益+運用資金3,900,0003,742,8137,642,8135,579,963既に2倍は一旦達成しています。その後に資金を追加したり、ここのところの豪ドル円下落の影響で、含損益込みの運用資金である「含損益+運用資金」は下落中です。でも、これくらいの事はこれまでの運用中にも何度か経験しています。いつもどおりにやっていけば、今回も乗り切っていけると思っています。これから4倍・8倍と資産増加を加速していくために運用体制を更に強化していくことにしました。その概要をここでまとめさせていただきます。資産倍増計画の趣旨はとても単純なものです。豪ドル円を安値圏を狙って買い、運用資金が2倍になるまで保有して決済する。豪ドル円が安値圏で推移しているときに買いポジションを作り、スワップポイントを貯めながら上昇期を待って決済するというものです。2019年から、この資産倍増計画の内容を大きく変化させています。FXオプションの「安値でポジションを作りやすい」仕組みを活用して、豪ドル円買いポジションを更に有利に作っていくつもりです。具体的には、以下の流れで豪ドル円による資産倍増計画を行います。ステップ1:FXオプションで安値圏時にポジションを仕掛ける。ステップ2:FXオプションからFXポジションへ変換したポジションで運用資産倍増を目指す。ステップ1・ステツプ2の順番で、説明させていただきます。ステツプ1:FXオプションで安値圏時にポジションを仕掛ける。FXオプションは、その性質上「現在値よりも有利なFXポジション」を作る方法として使えます。私の使っているサクソバンク証券のバニラ・オプション(FXオプションをサクソバンク証券ではこう呼んでいます)では、以下のことが可能です。豪ドル円安値圏とみられる時期に、現在値よりも更に安値の権利行使価格のオプションポジションを作れる。豪ドル円現在値が更に下げたときなどにはFXオプション⇒FXポジションへと変換して保有し続けることができる(FXオプションの権利行使)。このFXオプションでは、スプレッド換算で最大2.5円相当の利益(プレミアム受取)も受け取れます。具体的には、「豪ドル円プットオプション売り」というポジションを保有します。この方法では、FXオプションを通じて作ったFXポジションは「プレミアム利益受取+安値での豪ドル円買いポジション」という感じになります。これまでと比較すると、「これまでよりも安値で豪ドル円買いポジションを作成」+「利益上乗せ」という2つの利益上乗せ要因ができます。この目論見通りにいくかどうかは、今後の運用でお見せしていくことになります。この特徴を実際に保有中のポジションで補足説明させていただきます。現実のFXオプションポジションによる補足説明この画像の一番上のポジションでご説明します。。6月19日時点のプレミアム値は3.718で2万通貨の含み損は-27,560円です。このポジションは、現在4本あるポジションの一番上のもので以下の内容です。保有中の豪ドル円プットオプション売り作成日:2019年3月11日FXオプション内容:豪ドル円 プットオプション売り作成時点の豪ドル円:78.21円権利行使価格:78.00円権利行使期日:8月21日売買数量2万通貨プレミアム:2.340利益上限:2.340×2万通貨=46,800円3月11日に豪ドル円値が78.21円のときにこの豪ドル円プットオプション売りを作りました。先程の3つの特徴を再掲載して説明をすすめさせていただきますね。現在値よりもさらに安い豪ドル円買いポジションを作れる豪ドル円安値圏とみられる時期に、現在値よりも更に安値の権利行使価格のオプションポジションを作れる。豪ドル円現在値が更に下げたときなどにはFXオプション⇒FXポジションへと変換して保有し続けることができる(FXオプションの権利行使)。このFXオプションでは、スプレッド換算で最大2.5円相当の利益(プレミアム受取)も受け取れます。赤字にした1番目の部分をご覧ください。この豪ドル円プットオプション売りは、豪ドル円が78.21円のときに作っています。権利行使価格が78円ですので、将来FXオプション⇒FXポジションになるとすれば、次のようになります。豪ドル円プットオプション売りポジション権利行使⇒豪ドル円買いポジション78円 豪ドル円78.21円のときに作ったFXオプションポジションなのに、将来は78円の豪ドル円買いポジションとなるということです。現在値よりも21銭有利になっているというのが、この1番の意味です。次は2番目の部分です。更に下げたときに権利行使豪ドル円安値圏とみられる時期に、現在値よりも更に安値の権利行使価格のオプションポジションを作れる。豪ドル円現在値が更に下げたときなどにはFXオプション⇒FXポジションへと変換して保有し続けることができる(FXオプションの権利行使)。このFXオプションでは、スプレッド換算で最大2.5円相当の利益(プレミアム受取)も受け取れます。赤色部分が2番目に移っています。1番目の説明と重なる部分もあるのですが、気にせずにまいります。豪ドル円プットオプション売りポジションが権利行使されて豪ドル円買いポジション78円になるには条件があります。権利行使期日に豪ドル円が権利行使価格よりも安くなることです。一時的に安くなっても、権利行使期日に豪ドル円が権利行使価格以上に上昇していれば、「プレミアム利益受取」のみでポジションは終了となります。先程の画像のポジションでいくと、権利行使価格は豪ドル円78円・権利行使期日は8月21日です。現在豪ドル円は74円台前半です。このままいけば、豪ドル円プットオプション売りは、豪ドル円買いポジションに変換することになります。でも、8月21日の権利行使期日に、豪ドル円が今よりも上昇して79円くらいになっていたら豪ドル円買いポジションへの変換は行われません。ここで豪ドル円買いポジションが発生したら「ステップ2:FXオプションからFXポジションへ変換したポジションで運用資産倍増を目指す」FXポジションとして長期保有開始となります。この豪ドル円プットオプション売りは、権利行使されるかされないかに関わらず、プレミアム受取という仕組みもあります。それが3番目です。スプレッド換算で最大2.5円相当の利益(プレミアム受取)豪ドル円安値圏とみられる時期に、現在値よりも更に安値の権利行使価格のオプションポジションを作れる。豪ドル円現在値が更に下げたときなどにはFXオプション⇒FXポジションへと変換して保有し続けることができる(FXオプションの権利行使)。このFXオプションでは、スプレッド換算で最大2.5円相当の利益(プレミアム受取)も受け取れます。一番最後の部分です。先程の「保有中の豪ドル円プットオプション売り」をみて頂くと、プレミアム2.340となっています。これは、プットオプション売りでは、このプレミアムを受け取ることが出来ます。そして、これがこのプットオプション売りポジションでの最大利益になります。先程の「保有中の豪ドル円プットオプション売り」の中で、「利益上限:2.340×2万通貨=46,800円」となっているのは、最大利益が46,800円ですという意味なのです。2万通貨ですので、スプレッド換算で2.34円相当の利益になります。利益は限定されるものの、豪ドル円が権利行使価格より上昇してもしなくても受け取れます。この3つの特徴をまとめると、先程のこの文章の意味が理解しやすいのではないかと思います。これまでと比較すると、「これまでよりも安値で豪ドル円買いポジションを作成」+「利益上乗せ」という2つの利益上乗せ要因ができます。この事例で当てはめると・・・豪ドル円オプション作成時の値78.21円⇒権利行使日に下落すれば豪ドル円78円の買いポジションと21銭安値のポジションになる。豪ドル円プットオプション売りのプレミアム受取分が46,800円(スプレッド2.34円相当こういう関係が完成します。このFXオプションポジションは、通常FX口座で「豪ドル円を買う」というタイミングで買っています。現在値よりも安値の権利行使価格の豪ドル円プットオプション売りです。実際に、FXでの豪ドル円買いポジションが発生するこになったら、そこからが大きく利益を狙う段階となります。ここで書いたプットオプション売りが出来る口座は日本で一つだけしかありません。サクソバンク証券でFX口座開設後にバニラ・オプション口座開設ができます。ステップ2:FXオプションからFXポジションへ変換したポジションで運用資産倍増を目指す。ステップ1で作成した豪ドル円買いポジション、いつも通りにやっていけば十分に安値圏で作れている予定です。あとは、このポジションが運用資金が2倍になるまで保有し続けるだけです。この運用では、1万通貨に証拠金30万円(場合によっては予備資金更に20万円)を用意します。この30万円分の利益が出たら決済します。利益にはスワップポイント累積分も含みます。証拠金30万円に30万円の利益がでて2倍の60万円になるということで資産倍増計画というわけです。ここからの豪ドル円買いポジション保有は数年の長期になることも珍しくはありません。過去には、半年くらいで2倍達成もあったのですが、ここ2019年までの数年は豪ドル円のスワップポイント低下と値動き幅自体が鈍いため2倍達成までいくポジションはでていません。この値動きが更に続くようであれば、利益確定基準の変更も検討します。この資産倍増計画ステツプ2で使用する口座は、くりっく365です。運用期間が10年以上と長期にわたりますので、途中で「FX口座の破綻」などの可能性もあります。そうなると、長期保有前提のポジションはFX口座移動のために強制決済を余儀なくされます。くりっく365は、その辺の対応が違ってきます。くりっく365でも、FX業者が撤退するといったことが実際にに起きています。しかし、これまでのケースでは、そのようなことが起きると元締めである東京金融取引所が動き、ポジションごと他のくりっく365口座に移動するという対応がされています。今後も保証されるものではありませんが、くりっく365であれば「ポジションを決済せずにほかのくりっく365業者に移動できるかもしれない」という可能性があるということです。この辺を考慮して、資産倍増計画ではくりっく365口座を主力口座として利用しています。尚、ステップ1のFXオプションポジションから発生するFXポジションはサクソバンク証券口座でのものになります。それを、くりっく365に移動させるかどうかは「その時点の豪ドル円買いスワップポイントで判断」します。もしも、サクソバンク証券とくりっく365のスワップポイント水準に大きな差が無ければ、無用な売買をする必要はありません。くりっく365の方がスワップポイントが高水準であれば、サクソバンク証券ポジションを決済(利益確定または損きり)してくりっく365で建て直します。この辺も、いずれお見せできるだろうと思います。岡三オンライン証券は、くりっく365では珍しい口座開設+取引で最大50000円のキャッシュバックキャンペーン実施中です。資産倍増計画 関連記事ここから先は、資産倍増計画関連の内部記事です。豪ドル円資産倍増計画 2019年からの運用体制概要ステップ1:FXオプションで豪ドル円安値圏時にポジションを仕掛ける編ステップ2:資産倍増計画 FXポジション編サイト内他記事お気楽FX 相場生活入門トップページ
AI自動売買「【USDJPY】テキストマイニングAI」運用開始 【30万円で始めたみんなのFX自動売買2019年6月20日】
AIによる自動売買本日より始めています。運用資金配分の目安やこれまでの自動売買運用状況をまとめました。【USDJPY】テキストマイニングAI開始「【USDJPY】テキストマイニングAI」を本日運用開始しています。今使っているセレクタ「【USDJPY】NarrowBlade」も調子は悪くないのですが、「AI自動売買を試してみたい」という気持ちも強くありました。資金を増額していくのも嫌なので、ずっと「【USDJPY】テキストマイニングAIの売買の観察を続けていたのです。その決済記録がこちらです。1回1回の損益は、巣百円~数千円です。なかなか手堅いんです。いくつか特徴を抜き出してみます。通貨ペア 米ドル円売買本数1本での売買(ナンピンなし)売買頻度:1日1回決済時間:今のところすべて2時(公式ページでは1時・9時・17時の3回)小さな利益をコツコツと積み上げていくタイプで、大損はしにくいのではないかと感じています。【USDJPY】テキストマイニングAI 開始手順既存の【USDJPY】NarrowBladeを停止させて、【USDJPY】テキストマイニングAIの運用を開始する手順は簡単です。【USDJPY】NarrowBlade セレクト解除【USDJPY】テキストマイニングAI フォロー【USDJPY】テキストマイニングAI セレクト【USDJPY】テキストマイニングAI 売買数量設定して取引開始手順最後の画面がこちらです。最初の売買数量は3万通貨としています。【USDJPY】テキストマイニングAI 資金配分とルール売買数量の3万通貨は、公式ページの推奨証拠金を参考に2倍くらいの余裕を持たせる金額で決めています。公式ページでの本日の推奨証拠金は48,732円です。これに余裕をもたせて5万円というのもありかもしれませんが、相場の急変動を考慮してもう少し余裕を持たせています。10万円で1万通貨売買30万円の運用資金なので3万通貨という具合です。リスクコントロール画面で「合計損失15万円以上になったら建玉を決済して新規取引を一旦停止する」という設定もしておきました。開始時点の売買ルールはこんな感じにしています。10万円で1万通貨以上の余裕を持たせる。利益で資金増加したら5万円単位くらいで売買数量増を検討する。裁量での手動決済はしない。最大損失は15万円(15万円の損失となったら売買停止)まずは、これで最低3ヶ月くらい様子を見てみます。みんなのシストレ 自動売買成績状況確定損益含み損益現在運用資産21,451円0円321,451円table.tbl_eecl{table-layout:fixed;border-collapse: collapse;}table.tbl_eecl{width:100%;}table.tbl_eecl td{padding:5px;background-color:#FFFFFF;}table.tbl_eecl th.colh{padding:5px;background-color:#4682B4;color:#FFF;}table.tbl_eecl,table.tbl_eecl td,table.tbl_eecl th{border:solid 1px #C0C0C0;}運用開始日:21019年5月13日運用元金:300,000円運用開始から1ヶ月、利益率は7%くらいになっています。1年間で2倍になる利益ペースです。【USDJPY】NarrowBladeは、稼働させてからずっと連勝が続いていました。この好調期での稼働停止は、相当悩みました。6月10日以降売買がありません。このセレクターの特徴として「動きのない時期は全く売買しない」というところがあります。米ドル円は、ここから狭いレンジのもみ合いに入りそうな気配もあります。売買が少なくなりそうな時期に入りそうです。そこで、思い切って、運用セクレクターを【USDJPY】テキストマイニングAIに変更したという次第です。この判断が吉と出るかどうか、今後のリアル運用でお見せしていきます。業界最高水準のスワップポイントとスプレッド 最大50000円キャッシュバックも実施中30万円から始めたみんなのFX自動売買(みんなのシストレ)関連ページページみんなのシストレ 運用関連ページ20万円で運用開始 「みんなのシストレ」に期待したくなった2つの理由公式ページとリアル口座の損益差公開 みんなのシストレ運用元金30万円に増額 みんなのFX自動売買 1カ月目運用記録サイト内他記事お気楽FX 相場生活入門トップページ
-5,456円 トルコリラ円損きり 10万円で始めるトルコリラ円自動売買 2019年6月19日状況
トルコリラ円売りポジションの損きりをしています。10万円原資で増やしていく運用口座です。参考記事:10万円で始めるトルコリラ円自動売買今回は、損きりになりました。トルコリラ円 損きり結果2日前に作ったばかりの売りポジションを本日決済しています。売買シグナルで「買い」がでました。手動での自動売買ですので、ここは従わねばなりません。決済損ー5.120円マイナススワップポイント:-326円合計損失:-5,456円売りポジションを決済した後、トルコリラ円は下げだしています。こういう時は、「もうちょっと待てば良かった」という気持ちになりますよね。でも、こんなことはよくあることです。一番良くないのは、ここで「売り直し」をしたりして、細かく動いてしまうことです。こういう時は、「売ると上がる」「買うと下がる」という展開になることもあります。その後は、売買がグチャグタyになってしまったりもします。そうならないためには、一旦相場から離れて様子を見るのが資料の選択です。大きな流れで売買をすると決めたら、大きな流れからはずれるものは無視するくらいが調度良いです。ということで、次の「シグナル」が出るまで待ちます。運用資金は、GMOクリック証券FXネオ口座に入れたままにしておきます。トルコリラ円自動売買の売買ルール売買ルール概要運用資金:10万円(資金追加なし)運用通貨ペア:トルコリラ円売買数量:2万通貨以内ナンピン:なし売買判断:売買シグナルに従う売買傾向:売り中心でたまに買い運用停止目安:運用資金が5万円以下となったとき運用資金固定・売買シグナルを使った自動売買です。自動売買といっても注文は手動で出します。トルコリラ円は、スプレッドがとっても大きく拡大する時期があります。完全自動売買にすると、その時期に刈られてしまう可能性もあります。トルコリラ円の良い自動売買EAがなかなか出てこないのは、こういう理由もあるのかもしれませんね。手動注文にすれば、異常スプレッド時期などの対応も柔軟にできます。簡単ですが、こんな感じでやっていきます。使う口座は、トルコリラ円売りポジションでマイナススワップポイト負担の小さい口座を使用します。GMOクリック証券FXネオ口座が、トルコリラ円売りポジションのマイナススワップポイントが低負担で安定しているので使っています。参考:GMOクリック証券FXネオ口座トルコリラ円自動売買 成績と今後の予定運用開始時資金:10万円運用開始日:2019年5月6日売買損益スワップポイント累計合計利益8900円-1401円7499円table.tbl_zplp{table-layout:fixed;border-collapse: collapse;}table.tbl_zplp{width:100%;}table.tbl_zplp td{padding:5px;background-color:#FFFFFF;}table.tbl_zplp th.colh{padding:5px;background-color:#4682B4;color:#FFF;}table.tbl_zplp,table.tbl_zplp td,table.tbl_zplp th{border:solid 1px #C0C0C0;}為替損益:売買での単純損益スワップポイント累計:ポジション保有によって日々発生したスワップポイント累計合計損益:現実の損益(為替損益+スワップポイント損益)運用元金10万円で利益7499円を出しているという状況です。運用開始から1ヶ月半が経過しました。まだまだ、大きく利益を出せるよいう状況ではありません。トルコリラ円自体が、ここのところ往来気味の値動きを続けています。でも、突然大きな動きが出るのがトルコリラ円の特徴です。トルコリラ円で利益を出すのであれば、根気強くついていくことが大切です。まあ、自動売買といっても日足をもとにした売買シグナルですので、1日1回売買シグナルを確認するだけで手間はかかりません。トルコ自体は、米国との関係や経済運営などで大きな話題がいくつもある状況なので、いつ動き出してもおかしくはありません。大きな流れに身を任せている気持ちで、静かに売買を続けていきます。トルコリラ円売りスワップポイント低負担+FX取引高7年連続世界一位、くりっく365口座も同時開設で使いやすいです。トルコリラ円自動売買 関連ページトルコリラ円自動売買 概要と記録10万円で始めるトルコリラ円自動売買 きっかけと概要トルコリラ円 運用記録カテゴリーサイト内他記事お気楽FX 相場生活入門トップページ
含み損7.1万円⇒2.7万円に抑制中 豪ドル円資産倍増計画2019年6月損益状況まとめ
豪ドル円で、将来の利益を大きくするために4つのFXオプションポジションを仕掛けてあります。FXオプションの有効性を実感していただくには、実際のポジション状況で説明するのが一番です。ただ、私自身なかなかわかりやすいまとめ方が出来ずにいて、読者の皆様にわかりやすい方法を試行錯誤しながら記事を作っているような段階です。今回のまとめ方が、FXオプション理解の足しになればと思っている次第です。豪ドル円下げ期に仕込んだ4つのFXオプションポジション 現在、豪ドル円のFXオプションポジションは4本あります。いずれも、プットオプション売りです。これまでは、4本まとめて収支をお見せしてきたのですが、今回の含み損を軽くする効果は個別ポジションで説明させていただきます。保有4ポジションの内容はこうなっています。豪ドル円プットオプション売り 1本目作成日:2019年3月11日FXオプション内容:豪ドル円 プットオプション売り作成時点の豪ドル円:78.21円権利行使価格:78.00円権利行使期日:8月21日売買数量2万通貨プレミアム:2.340利益上限:2.340×2万通貨=46,800円豪ドル円プットオプション売り 2本目作成日:2019年4月17日FXオプション内容:豪ドル円 プットオプション売り作成時点の豪ドル円:80.350円権利行使価格:78.00円権利行使期日:10月2日売買数量2万通貨プレミアム:1.251利益上限:1.251×2万通貨=25,020円豪ドル円プットオプション売り 3本目作成日:2019年5月22日作成時点の豪ドル円値 76.13円FXオプション内容:豪ドル円 プットオプション売り権利行使価格:76.00円権利行使期日:11月6日売買数量:3万通貨プレミアム:2.18利益上限:2.18×3万通貨=65,400円豪ドル円プットオプション売り 4本目作成日:2019年6月18日作成時点の豪ドル円値 74.06円FXオプション内容:豪ドル円 プットオプション売り権利行使価格:74.00円権利行使期日:11月27日売買数量:3万通貨プレミアム:2.000利益上限:2.013×3万通貨=60,000円それぞれのポジション作成したときの記事はこちらです。1本目作成記事:FXならではのお得に見える方法「値幅2.34円分の利益がほぼ確定のポジション」2本目作成記事:豪ドル円78円プットオプション売り2万追加3本目作成記事:豪ドル円3万買い ここから2円下げても利益となるポジション投下4本目作成記事:FXオプションと金利低下 その影響を図で説明4ポジション合計収支状況項目損益額プレミアム受取合計額197,220円含み損益-96,470円table.tbl_tpba{table-layout:fixed;border-collapse: collapse;}table.tbl_tpba{width:100%;}table.tbl_tpba td{padding:5px;background-color:#FFFFFF;}table.tbl_tpba th.colh{padding:5px;background-color:#4682B4;color:#FFF;}table.tbl_tpba,table.tbl_tpba td,table.tbl_tpba th{border:solid 1px #C0C0C0;}含み損益は、先程の現時点のFXオプション口座管理画面画像の損益合計額です。これら4つのポジションは、いずれも同じ宿命を持っています。その行く末は、基本的に権利行使日に決まります。豪ドル円が権利行使日に権利行使価格よりも高い⇒プレミアム利益を受け取ってポジション終了豪ドル円が権利行使日に権利行使価格よりも安い⇒FXオプションがFXの豪ドル円買いポジションとなる。権利行使前の決済(例外):損きり決済してFXの豪ドル円買いポジションに変更3は、激しい暴落時に起こる可能性がある例外的規定です。基本的に権利行使日まで保有するのを前提としてやっています。2の場合には、豪ドル円プットオプション売りが豪ドル円買いポジションへと自動的に変更になります。ここで発生した豪ドル円買いポジションは、その後資産倍増計画ポジションとして運用していきます。参考:資産運用初心者向け資産倍増計画その時点のスワップポイント水準次第のところはありますが、くりっく365口座でポジションを建て直しての保有を予定しています。ただ、将来時点でサクソバンク証券の方が豪ドル円買いポジションスワップポイントが高ければ、FXオプションから変更したFXでの豪ドル円買いポジションをそのまま保有していく可能性もあります。どこの口座でFXポジションを保有するかは、権利行使時点の状況次第としています。プットオプション売りの特徴を活用することで、将来の豪ドル円買いポジションを有利に作っていくというのが、ここでの運用の趣旨です。この運用には、相場下落時に含み損増加を押さえられるという特徴も持っています。それがどのようなものかを、ポジション1で説明させていただきます。相場下落時に含み損増加を押さえる効果この画像の一番上のポジションをご覧ください。6月19日時点のプレミアム値は3.718で2万通貨の含み損は-27,560円です。このポジションは、先程の4本のポジションの一番上のもので以下の内容です。豪ドル円プットオプション売り 1本目作成日:2019年3月11日FXオプション内容:豪ドル円 プットオプション売り作成時点の豪ドル円:78.21円権利行使価格:78.00円権利行使期日:8月21日売買数量2万通貨プレミアム:2.340利益上限:2.340×2万通貨=46,800円3月11日に豪ドル円値が78.21円のときにこの豪ドル円プットオプション売りを作りました。豪ドル円の本日値は、74.657円です。78.21円⇒74.657円ですので・・・3.553円下落しています。もしも、3月11日時点に単純に豪ドル円買いポジションを2万通貨作っていれば、3.553円×2万通貨=71,060円の含み損でした。豪ドル円買いポジションなので、スワップポイント受取が6000円程度あったと想定しても、65,000円くらいの含み損にはなっています。これが、FXオプションを使って豪ドル円買いに近い性質を持つプットオプション売りにしたことで27,560円の含み損で済んでいます71,060円÷27,560円=2.57倍含み損3分の1まではいきませんが、余裕で半分以下になっています。この特徴は、現実の運用では相当使えます。私がこのポジションを作るタイミングは、「単純にFXで豪ドル円を買っても良いと感じるタイミング」です。現在値からみれば、この買値は「ヘタだね」と言われてもしょうがないですが、それでもこの基準で買い続けて資産倍増計画の運用資金を増やしてきました。長期視点でみれば、充分に安値圏と判断しての仕掛けです。この有効性は、将来大きな利益が出たときにはもっとわかりやすいはずです。でも、そういう時は残念ながら「豪ドル円買いポジションを仕掛けるタイミング」ではありません。今のような時期だからこそ、有効に使える仕掛けです。現段階は、豪ドル円買いの仕込み時期だと思っています。サクソバンク証券のFXオプションを使って、今後も今後も状況をみながら新規ポジションを追加していく予定です。FXオプション売りが出来るのはサクソバンク証券だけです。FX口座開設後にオプション口座開設手続きができます。資産倍増計画 関連記事ここから先は、資産倍増計画関連の内部記事です。資産運用初心者向け資産倍増計画について資産倍増計画 応用編(FXオプション活用状況)サイト内他記事お気楽FX 相場生活入門トップページ
FXオプションと金利低下 その影響を図で説明
金利変動はFXオプションの価格形成に大きな影響を及ぼします。どんな影響があるのかを実際のレート変動で確認してみましょう。金利低下がFXオプションに及ぼす影響金利は、FXオプション価格を形成する大きな要素の一つです。ボラティリティなどの要因も大きいので、いつでもそうなるわけではないのですが、金利低下時には以下のような傾向が出やすくなるようです。豪ドル金利低下期の傾向豪ドル円の場合:プットオプションのプレミアム低下「買い」「売り」でのこの影響は、具体的にはこうなります。プットオプション買い:支払プレミアムが減る⇒損失リスク減る。利益が出しやすくなるので、これまでより有利になる。プットオプション売り:受取プラミアムが減る⇒利益が減る。リスクは同じなので、これまでより不利になる。FXオプションで「買い」の損失上限は「プレミアム値」になります。「買い」の場合、どんなに相場が想定外に動こうとも、損失は購入時に支払うプレミアム値が上限になる仕組みです。金利低下期にはこのプレミアム値が下がりやすくなるので、プットオプション「買い」はこれまでよりも損失少ない運用ができやすくなります。「売り」の立場「売り」は、立場が逆になります。プレミアム値が下がるということは、プットオプション売りで受け取る利益が減るということです。この受取額が最大利益なので、プレミアム値が経ると利益が減るということに直結します。でも、為替相場が不利な方向に動いた時のリスクは変わりません。総合的に考えれば、「売り」方は「利益が減って、リスクは同じ」ということで、金利低下期は今までより不利な条件での売買を強いられるということになります。豪ドル円コールオプションでも似たような影響はあると思います。ただ、過去の画像やデータをとっていないので比較が出来ず、断言が出来ませんので、今回は割愛させていただきます。次に、私の過去記事からの画像と本日のFXオプションプレミアム画像で、ここまでの説明内容を確認してみましょう。金利低下期の影響 実際のプレミアム値で確認金利引き下げ前のポジションこの画像は、豪金利引き下げ前に作ったプットオプション売りポジション(豪ドル円買いポジションに相当)のものです。金利引き下げ前記事:5月22日 豪ドル円3万プットオプション売り内容はこうなっています。画像時点の豪ドル円値 76.13円FXオプション内容:豪ドル円 プットオプション売り権利行使価格:76.00円権利行使期日:11月6日プレミアム:2.18売買数量:3万通貨利益上限:2.18×3万通貨=6.54万円金利低下後のプレミアムえ?画面が違う?そうなんです。ここ1ヶ月の間にサクソバンク証券さんで口座管理画面の画像がリニューアルしてしまったのです。商品内容には変化はありませんので、比較は有効ですのでご安心ください。薄赤色部分に注目してください。ここは、プットオプション売りを作る時のプレミアムです。ここでプットオプションを作ると以下のような内容になります。画像時点の豪ドル円値 74.04円FXオプション内容:豪ドル円 プットオプション売り権利行使価格:74.00円権利行使期日:11月27日プレミアム:2.013売買数量:3万通貨利益上限:2.013×3万通貨=6.039万円両者をみて、プットオプション売りの利益条件が厳しくなっているというのが確認できますでしょうか?権利行使日が3週間ほど違いますが、これは日数がそれなりに経過しているので権利行使日までの残日数で考えればほぼ同じ条件です。比較表にするとわかりやすいかもしれません。項目金利低下前金利低下後豪ドル円値76.13円74.04円権利行使価格76.00円74.00円プレミアム値2.182.0133万通貨での最大利益6.54万円6.039万円table.tbl_mpgv{table-layout:fixed;border-collapse: collapse;}table.tbl_mpgv{width:100%;}table.tbl_mpgv td{padding:5px;background-color:#FFFFFF;}table.tbl_mpgv th.colh{padding:5px;background-color:#4682B4;color:#FFF;}table.tbl_mpgv,table.tbl_mpgv td,table.tbl_mpgv th{border:solid 1px #C0C0C0;}プットオプションは、豪ドル円値が権利行使価格よりも高い場合、権利行使価格に近くなればなるほどプレミアム値は高くなります。これを意識して比較表をご覧ください。金利低下前は、豪ドル円値76.14円のときに権利行使価格76円と14銭も高いにも関わらずプレミアムは2.18ついていました。なので、プットオプション売りで受け取れる最大利益も3万通貨で6.54万円期待できるポジションが作れたのです。ところが、金利低下後は、豪ドル円値74.04円と権利行使価格とほぼ同じくらい近いにも関わらずプレミアムは2.013しかありません。なので、3万通貨の最大利益も6.039万円と少なくなってしまいます。金利低下後は、現在値の条件が厳しいのに最大利益が減っている。こういう事になっています。今後も、豪の金利低下が続くようであれば、この傾向は更にでてきます。私の方針としては、今後の状況次第ではFXオプションの活用の方向性も「売り中心」だけでなく「買いも入れる」形に変化させていくつもりでいます。今までの金利が高い時期は、それほど苦労せずともプットオプション売りでおいしい利益が取れました。これからは、リスクが下がった形で「買い」の活用を検討していきます。私の方針と新規ポジションプレミアム受取が減ったとはいえ、まだまだプットオプションによるプレミアム受取は魅力的な水準だと感じています。私は、まだまだ豪ドル円プットオプション売りは魅力的なので仕掛けていく方針です。その判断で、本日「豪ドル円プットオプション売りポジション 3万通貨」を追加しています。作成したポジションがこれです。内容もまとめておきますね。画像時点の豪ドル円値 74.06円FXオプション内容:豪ドル円 プットオプション売り権利行使価格:74.00円権利行使期日:11月27日プレミアム:2.000売買数量:3万通貨利益上限:2.013×3万通貨=6.000万円プットオプション売りポジションを作った段階で、6万円の受取が発生しています。この後、11月27日の権利行使日に豪ドル円が74円を割り込んでいるようであれば、FX口座で買値74円の豪ドル円買いポジション3万通貨が発生します。権利行使日に豪ドル円が大きく下落していればいきなり含み損のFX買いポジションが発生します。それでも、プレミアム2円の受取も考慮すれば、現在値74.06円で豪ドル円買いポジションを単純に作るよりは、相当有利なFXポジションとなります。この方法は、豪ドル円を底値圏で丁寧に拾っていくのに向く方法だと感じています。FXポジションになった後は、資産倍増計画ポジションとして上昇期がくるまでスワップポイントを貯めながら保有し続けます。資産倍増計画は、もともと豪ドル円を安値圏で拾うことにより安定して運用資金を増やしてきました。参考記事:長期資産運用 資産倍増計画進捗状況FXオプションの優位性を活用しながら、資産倍増計画を加速させていくつもりでいます。豪ドル円プットオプション売りは、これまで同様に作ってきたポジションと併せると合計10万通貨となります。今後も運用状況をまとめてまいります。FXオプション売りが出来るのはサクソバンク証券だけです。FX口座開設後にオプション口座開設手続きができます。資産倍増計画 関連記事ここから先は、資産倍増計画関連の内部記事です。資産運用初心者向け資産倍増計画について資産倍増計画 応用編(FXオプション活用状況)サイト内他記事お気楽FX 相場生活入門トップページ
豪ドル円利益確定と米ドル円損きり同時実行の内容と理由【ループフイフダンFX運用2019年6月18日 39ヶ月目・累計利益率42.25%】
保有ポジションに動きが出てきました。本日保有ポジションを大きく動かしているので、内容をまとめさせていただきます。6月18日 豪ドル円・米ドル円ポジション操作内容6月18日の約定記録です。5月末より、「豪ドル円売り3万通貨+米ドル円買い3万通貨」という異通貨両建て状態で様子を見ていました。6月中旬に入り、豪ドル円がジリジリと下落しています。そろそろポジション操作をしても良さそうなので、本日実施した次第です。実施したことは2つです。豪ドル円売りポジション3万通貨利益確定最初に、豪ドル円売りポジションの利益確定をしています。利益額は39,726円です。ズルズルと豪ドル円は下げ続けています。ただ、毎日の下げ幅はそれほどでもありません。随分下げた気がしたのですが、それでも利益幅は1円30銭程度でした。まあ、ここは欲張りません。豪ドル円は、ここから大崩れの可能性もあります。でも、ここのところずっと大崩れはしない流れがが続いています。ここで大崩れを期待して欲張るよりも、手堅く利益を出して全体のバランスを整える方を選びました。豪ドル円売りポジション決済利益を元に、米ドル円の含み損ポジションを整理しています。米ドル円買いポジション1.5万通貨損きり先程の約定記録画面をみて頂くと、米ドル円ポジションを相当数損きりしているのに気づかれると思います。全て損きりです。3万通貨の買いポジションのうち1.5万通貨を決済しています。損きり総額はー34,561円です。先程の利益確定分を合わせると、差引利益は5,165円になります。これで、米ドル円買いポジションを損きりすることで、ループイフダンの新規設定を作れる余裕を増やすことができました。ちなみに、口座管理画面はこんな感じです。6月18日の口座管理画面口座資産残高1,363,290円で含み損ー64,347円です。含み損を除いても130万円前後の余裕資金があります。自己ルールで最大レバレッジ4倍までのポジションを建てられることにしています。その基準から、作れるポジションを計算してみます。レバレッジ4倍時の約定代金:136万円×4倍=544万円米ドル円109円での最大ポジション数:544万円÷109円=49908通貨数字を丸くして約5万通貨までの米ドル円買いポジションが作れる資金内容です。現在保有ポジションは、1.5万通貨ですのであと3.5万通貨です。明日くらいに次の設定を入れたいと思っています。焦らずにやっていけば、ループイフダンは手堅い運用ができます。無理はせずに、いつも通りにやっていけば大丈夫です。しっかりとやっていきましょう。ループイフダンFXの特徴ループイフダン 現在の設定本日、自動売買稼働させていた米ドル円買い設定はポジションごと損きりしています。なので、現在自動売買設定してある通貨ペアはありません。現在の保有ポジション自動売買ストップさせてスワップポイント蓄積中ポジション:米ドル円買い1.5万通貨1.5万通貨の米ドル円買いポジションのみ保有しています。レバレッジとしては、1倍前半ですのでなにも気にしなくて良いレベルです。2019年度 月別成績2019年運用開始時元金 1,334,026円年月利益額2019利益利益率2019年1月9,189円9.189円0.688%2019年2月5,774円14,963円1.11%2019年3月3,203円18,166円1.36%2019年4月4,277円22,443円1.68%2019年5月1,656円24,099円1.81%2019年6月5,165円29,264円2.19%table.gkpupc{table-layout:fixed;border-collapse: collapse;}table.gkpupc td{padding:5px;background-color:#FFFFFF;}table.gkpupc th.colh{padding:5px;background-color:#F59D56;color:#000;}table.gkpupc,table.gkpupc td,table.gkpupc th{border:solid 1px #C0C0C0;}こういう利益ペースでも、年間を通せばそれなりのものになります。ループイフダン 年度別成績(2016~2019)2016年運用開始からここまでの年度別成績運用原資 958,318円運用開始年月:2016年3月運用原資は、運用開始時資金+追加入金の合計額です。年利益額累計利益2016年185,952円185,952円2017年122,514円308,466円2018年67,242円375,708円2019年29,264円404,972円table.gkpupc{table-layout:fixed;border-collapse: collapse;}table.gkpupc td{padding:5px;background-color:#FFFFFF;}table.gkpupc th.colh{padding:5px;background-color:#F59D56;color:#000;}table.gkpupc,table.gkpupc td,table.gkpupc th{border:solid 1px #C0C0C0;}合計利益は、404,972円となり累計利益率で42.25%です。利益額が40万円を超えました。あと7万円利益を増やせれば累計利益率50%です。一つの目標として、目指していきます。ループイフダン ここからの方針一息入れたら、「米ドル円買い設定」を入れる予定です。先週まで下げ気味に推移していた米ドル円は、今週に入り底堅い動きになってきています。ここいらでいつもの往来相場に入ってくれそうな感じがあります。ただ、今週からはFOMCを始めとしてG20など、重要なイベントが目白押しです。何かのきっかけで大きな方向性がでてくるかもしれません。その辺も意識しながら、次の自動売買設定を入れる予定です。新しい仕掛けを投下したら、記事にまとめます。ループイフダンは、2018年度80%の方が資産を増やしています。ループイフダン運用の主要ページループイフダンの特徴などループイフダンFXの特徴ループイフダン これまでの運用成績ループイフダン 現在の設定サイト内他記事お気楽FX 相場生活入門トップページ