豪ドル/円、材料・チャート両面から売りサイン点灯?

豪ドル/円は11月に入り92.20円台で下げ渋る展開が続いたが、12月4日に発表された豪第3四半期国内総生産(GDP)が前年比+2.3%と市場予想(同+2.6%)を下回った事や、日米の株価が下落した事から、その後2か月ぶりとなる91.778円まで下落。チャート面からは下値余地の拡大が示唆されています。

また、今月3日の豪準備銀行(RBA)理事会の声明文では前月に続き豪ドル高を強い口調でけん制する記述が見られた事や、米量的緩和の早期縮小観測から米ドル買い・豪ドル売り圧力が掛かりやすくなっている事から、足下の豪ドル/円相場はチャートと材料の両面から売り材料に反応しやすい地合いにあると考えられます。もし昨日安値(91.778円)を下抜けるようならば、短期的には日足の一目均衡表の雲の下限(本日は91.064円)割れを試す機運が高まると予想されます。

参照元:外為どっとコム総合研究所

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