昨日のドル円相場ときょうのひとこと(11/2 木)
2017-11-02
----------11/1ドル円相場概況---------------------
OP 113.625
HI 114.278
LO 113.606
CL 114.148
東京市場のドル円は、日本株の大幅高を受けて買い優位の展開。114円には届かず、午後はやや失速気味となったが113円台後半で下値は堅かった。欧州市場でも株高を受けてじり高で推移し114円台に乗せた。NY市場は、ADPの好結果を受けて114.20円台へ上伸。ダウが高く始まると114.278円の高値を付けた。その後、ISMが予想を下回るとドル売りが出たが113.80円台で下げ渋った。FOMCが予想通りに政策金利の据え置きを発表し、声明で景気判断を引上げると再び114.20円台に反発。パウエルFRB議長就任が濃厚との報道で引け間際にも114円台を割り込む場面もあったが、すぐに114.10円台へと値を戻して取引を終えた。
-----------11/1主な出来事----------------------------
06:45 (NZ) 7-9月期失業率 4.6%
前回4.8%
予想4.7%
06:45 (NZ) 7-9月期就業者数 (前期比) +2.2%
前回-0.2%→-0.1%
予想+0.8%
10:45 (中国) 10月財新/製造業PMI 51.0
前回 51.0
予想 51.0
18:30 (英) 10月製造業PMI 56.3
前回55.9→56.0
予想 55.9
21:15 (米) 10月ADP全国雇用者数 +23.5万人
前回+13.5万人→+11.0万人
予想+20.0万人
23:00 (米) 10月ISM製造業景況指数 58.7
前回60.8
予想59.5
23:00 (米) 9月建設支出 (前月比) +0.3%
前回+0.5%→+0.1%
予想 -0.2%
27:00 (米) FOMC政策金利を 1.00-1.25%に維持
「ハリケーン関連の混乱にもかかわらず、労働市場が引き締まり続け、経済活動は堅調に伸びている」
29:30 米ホワイトハウス、FRB次期議長に指名する意向をパウエル理事に通知-WSJ
------------11/1株式・債券・商品----------------------
------------11/2きょうの注目材料---------------------
<国内>
08:50 10月マネタリーベース
08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
<海外>
09:30 9月豪貿易収支
09:30 9月豪住宅建設許可件数
17:15 9月スイス小売売上高
17:50 10月仏製造業PMI改定値
17:55 10月独雇用統計
17:55 10月独製造業PMI改定値
18:00 10月ユーロ圏製造業PMI改定値
18:30 10月英建設業PMI
20:30 10月米チャレンジャー人員削減数
21:00 BOE政策金利発表
21:00 BOE議事録
21:00 BOE、四半期インフレリポート
21:30 カーニーBOE総裁、記者会見
21:30 パウエル米FRB理事、講演
21:30 前週分の米新規失業保険申請件数
21:30 7?9月期米非農業部門労働生産性速報値
22:00 米共和党、税制改革法案を公表
25:20 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁、講演
29:30 アップル7-9月期決算
----- ホワイトハウス、次期FRB議長を指名
------------11/2きょうのひとこと----------------------
きょうも昨日に続きイベントが盛りだくさんです。中でも、市場が最も関心を寄せるのはBOEのスーパーサーズデーでしょう。ポンドドルやポンド円が大掛かりな変動を見せた場合(その可能性が高い)、ドル円にどんな影響が出るのか読みづらいところです。カーニーBOE総裁の会見と同時刻に、FRB議長就任が濃厚なパウエルFRB理事の講演が予定されているというのも、なんだか意味ありげです。
今月もよろしくお願いいたします。
参照元:外為どっとコム総合研究所