昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/29 木)

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----------6/28ドル円相場概況---------------------
 
OP 112.261
HI 112.413
LO 111.831
CL 112.323
 
東京市場は 、利益確定の売りが先行。112.20円台から112.00円台に小緩んだが15時過ぎに欧州長期金利の上昇が始まるとユーロ円主導で円売りが再開。欧州市場の序盤には112.413円まで反発した。ただ、欧州株が金利上昇を嫌気して下落スタートとなる中、ストップロスを巻き込みながら111.831円まで急反落。その後112.20円台に戻すなど、少々荒い展開。NY市場に入るとユーロが急落した一方ポンドが急騰するなど欧州通貨が主役となる中、ドル円は方向感を見出せず。もっとも、米国株と米長期金利が上昇する中でドルの下値は堅く、終盤には112.30円台にじわりと浮上した。
 
-----------6/28主な出来事----------------------------
 
07:57 ポロズ・カナ中銀総裁
「カナダの成長は潜在力を上回ったまま」
「利下げは役割を果たしたように見える」
 
16:53 クガニャゴ南ア中銀総裁
「利上げサイクルの終わりが来ている」
 
21:10 ECB関係者
「市場は27日の刺激策に関するドラギ総裁の発言を誤って判断している」
 
21:30 (米) 5月卸売在庫 (前月比) +0.3%
前回-0.5%→-0.4%
予想 +0.2%  
 
23:00 (米) 5月中古住宅販売保留件数指数 (前月比)  -0.8%
前回-1.3%→-1.7%
予想+1.0% 
 
22:30 カーニーBOE総裁
「BOEの刺激策の一部解除が必要となる可能性」
 
------------6/28株式・債券・商品----------------------
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---------6/29きょうの注目材料-------------------------
 
<国内>
08:50    対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
15:30    原田日銀審議委員、講演
 
<海外>
15:00    独7月Gfk消費者信頼感指数
17:30    英 5月消費者信用残高
17:30    英5月マネーサプライM4
18:00    ユーロ圏6月消費者信頼感指数
18:30    南アフリカ5月生産者物価指数
21:00    独6月消費者物価指数速報値
21:30    米1-3月期GDP・確報値
21:30    米新規失業保険申請件数
26:00    ブラード米セントルイス連銀総裁、講演
 
--------6/29きょうのひとこと-------------------------
 
昨日は、ECB筋からドラギ発言を(巡る市場の受け止め方を)修正する動きが出ましたが、カーニーBOE総裁からも爆弾発言が飛び出しました。20日に「インフレ圧力は抑制されており、利上げの時ではない」と発言したばかりのカーニー総裁は、これを全否定するかのように「向こう数ヶ月以内に利上げを議論」と述べました。これらの発言にユーロやポンドが激しく反応したのは言うまでもありません。当然ながらユーロ/ポンド相場は大幅に下落(ユーロ安・ポンド高)しています。昨日はドル円にもそれなりの変動が見られたのですが、こうした欧州通貨の激しい値動きの前では「小動き」に感じられました。
 
 
本日もよろしくお願いいたします。
 
 
 
 

参照元:外為どっとコム総合研究所

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