16日のドル円相場ときょうのひとこと(6/19 月)

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----------6/16ドル円相場概況---------------------
 
OP 110.895
HI 111.413
LO 110.649
CL 110.871
 
 
東京市場は、日本株の堅調推移に支えられてじり高の展開。「出口」を示さなかった黒田日銀総裁の会見中には111.30円台へと上昇し、欧州市場でも米長期金利の上昇を眺めて111.413円まで上値を伸ばした。しかし、NY市場に入り弱い経済指標が続くと長期金利が急低下する中、110.60円台へと反落した。その後は下げ渋ったものの111円台へは戻せず、ほぼ横ばいの110.80円台で取引を終えた。
 
-----------6/16主な出来事----------------------------
 
12:00 (日) 日銀金融政策決定会合
・マイナス金利0.1%維持
・7対2で金融政策の現状維持を決定
・長期国債の買い入れ額は概ね現状程度(年間80兆円増) 
 
15:30 黒田日銀総裁
・現時点で出口での収益試算公表するのはかえって混乱招く
・現時点で出口の具体的な手法・順序を示すのは難しい
・ETF購入はできるだけ早期の物価2%実現に必要な政策
・ETF購入は特定水準実現のため実施しているわけではない
 
18:00 (ユーロ圏) 5月消費者物価指数(HICP)・確報 (前年比) +1.4%
前回+1.9% 
予想+1.4% 
 
21:30 (米) 5月住宅着工件数 109.2万件 
前回117.2万件→115.6万件
予想122.0万件 
 
21:30 (米) 5月建設許可件数 116.8万件
前回122.9万件→122.8万件
予想124.9万件  
 
22:08 フォーブス英中銀金融政策委員会(MPC)委員
・外的ショックがインフレに影響を与え続けるだろう
・為替レートがインフレに対して持続的な影響を与える
 
23:00 (米) 6月ミシガン大消費者信頼感指数・速報 94.5
前回97.1 
予想97.0  
 
24:33 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁
・物価指標がさらに出るまで利上げを遅らせるべきだった
 
27:00 カプラン米ダラス連銀総裁
・追加利上げには非常に慎重で忍耐強くあるべき 
 
------------6/16株式・債券・商品----------------------
 
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---------6/19きょうの注目材料-------------------------
 
<国内>
08:50    5月貿易統計(通関ベース)
 
<海外>
08:01    6月ライトムーブ英住宅価格
08:30    ロウ豪準備銀行(RBA)総裁、講演
18:00    4月ユーロ圏建設支出
21:00    ダドリー米ニューヨーク連銀総裁、講演
 
--------6/19きょうのひとこと------------------------
 
米住宅着工件数の下振れを受けて(先行指標である許可件数も下振れ)、アトランタ連銀やNY連銀のGDP予測(4-6月期)が下方修正されました。先週、FOMCが示した年内もう一回の追加利上げには、早くも懐疑的な見方が広がっており米長期金利が低下。FOMCで息を吹き返したかに思えたドル強気派は再び苦しい状況に追い込まれてしまいました・・・
 
 
本日もよろしくお願いいたします。
 
 
 
 

参照元:外為どっとコム総合研究所

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