昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/16 金)
2017-06-16
----------6/15ドル円相場概況---------------------
OP 109.594
HI 110.982
LO 109.274
CL 110.938
東京市場は、トランプリスクで小緩む場面もあったが、時間外取引で米長期金利が上昇する中、109円台後半へと値を戻した。欧州市場ではBOEのタカ派化を受けて急伸したポンド円の影響もあって110円台を回復。NY市場でも、6月分の経済指標に好結果が続く中、ドル買いが継続。米長期金利の続伸とともに110.982円まで上値を伸ばした。
-----------6/15主な出来事----------------------------
07:30 モラー特別検察官が米大統領を司法妨害の可能性で捜査
07:45 (NZ) 1-3月期GDP (前年比)+2.5%
前回 +2.7%
予想 +2.7%
10:30 (豪) 5月就業者数 +4.20万人
前回+3.74万人→+4.61万人
予想 +1.00万人
(豪) 5月失業率 5.5%
前回5.7%
予想5.7%
17:30 (英) 5月小売売上高 (自動車燃料含む:前月比)-1.2%
前回 +2.3%→+2.5%
予想-0.8%
18:00 (ユーロ圏) 4月貿易収支(季調前)+179億EUR
前回 +309億EUR
予想+285億EUR
20:00 (英) BOE政策金利を 0.25%に維持
20:00 (英) BOE議事録
・5対3で金融政策の据え置きを決定(サンダース、マカファーティー、フォーブス氏が利上げに投票)
・ポンド安によってインフレ率が従来の想定よりも大幅に目標の2%を上回る可能性がある
21:30 (米) 6月NY連銀製造業景況指数 19.80
前回-1.00
予想5.00
21:30 (米) 新規失業保険申請件数 23.7万件
前回24.5万件
予想24.1万件
21:30 (米) 6月フィラデルフィア連銀製造業指数 27.6
前回38.8
予想24.9
21:30 (米) 5月輸入物価指数 (前月比) -0.3%
前回+0.5%→+0.2%
予想-0.1%
21:30 (加) 4月製造業出荷 (前月比)+1.1%
前回 +1.0%→+0.8%
予想 +0.9%
22:15 (米) 5月鉱工業生産 (前月比) 0.0%
前回+1.0%→+1.1%
予想 +0.2%
22:15 (米) 5月設備稼働率 76.6%
前回76.7%
予想76.8%
23:00 (米) 6月NAHB住宅市場指数67
前回 70→69
予想70
28:00 ユーロ圏財務相とIMF、85億ユーロのギリシャ向け融資に合意
29:00 (米) 4月対米証券投資 +18億USD
前回+598億USD→+597億USD
------------6/15株式・債券・商品----------------------
---------6/16きょうの注目材料-------------------------
<国内>
未定 日銀金融政策決定会合
15:30 黒田日銀総裁、定例記者会見
<海外>
18:00 5月ユーロ圏消費者物価指数・改定値
21:30 4月対カナダ証券投資
21:30 5月米住宅着工件数
21:30 5月米建設許可件数
23:00 5月米労働市場情勢指数
23:00 6月米ミシガン大消費者態度指数・速報値
25:45 カプラン米ダラス連銀総裁、講演
---- EU財務相理事会(ルクセンブルク)
18日 仏下院選決選投票
--------6/16きょうのひとこと------------------------
中銀ウイークのトリを務めるのは我らが日銀です。先日、米大手通信社が「日銀が出口論のスタンスを修正して市場との対話へ」とする観測記事を報じた事で円高に振れる場面がありました。ソースの不明瞭さなどから「眉唾」的な内容ではありましたが、ECBがフォワードガイダンスから「利下げ」を削除、FRBが利上げ継続に加えてB/S縮小姿勢、BOC(カナダ中銀)も利上げ姿勢を表明、BOEはインフレ警戒で利上げ支持が増加、と先進国の中央銀行がいずれも緩和姿勢を修正する中、我らが日銀の姿勢も気になるところではあります。15:30からの黒田総裁の会見に注目しましょう。
本日もよろしくお願いいたします。
参照元:外為どっとコム総合研究所