米ドル円の変動でストレスを感じずに済んだ年【ループイフダン+カバードコール戦略2021年12月30日】
2021-12-30
今年最後の「ループイフダン+カバードコール戦略」の運用報告です。余裕資金が大きいせいもあり、今年のループイフダンはヒヤヒヤすることがほとんどない年でした。私のループイフンダン運用の特長運用通貨:米ドル円のみのシプル運用2021年8月改定最大レバレッジ2.5倍前後(200万円での最大ポジション5万通貨)利益10万円増えるごとに、ポジション数2千通貨追加ループイフダン仕掛けは分割手動売買も時折使用カバードコール戦略中心にFXオプションを使用する。チャンスと思われる時にはコールオプション買いを使うこともある。運用開始時資金200万円(最低運用資金10万目安)オプションも使う場合の最低資金目安は40万円この運用をご覧になるのが始めての方は、「【最初に】運用方針と考え方」からお読みになることをおすすめいたします。運用状況:第39週目ループイフダンとFXオプションを合計したここまでの確定損益と含み損推移グラフです。グラフの補足このグラフは、下記の「確定損益・評価損益・総合損益」の推移です。青色部分:確定損益赤色点線:評価損益赤色太線:評価損益を考慮した損益(総合損益)項目別損益項目損益額ループイフダン確定損益198,315円FXオプション確定損益-72,030円確定損益合計126,285円評価損益:ループイフダン12,931円評価損益:FXオプション-24,630円評価損益合計-11,699円総合損益114,586円参考:米ドル円レート114.959円table.tbl_dgze{table-layout:fixed;border-collapse: collapse;}table.tbl_dgze{width:100%;}table.tbl_dgze td{padding:5px;background-color:#FFFFFF;}table.tbl_dgze th.colh{padding:5px;background-color:#4682B4;color:#FFF;}table.tbl_dgze th.rowh{padding:5px;background-color:#F5F5F5;color:#000;}table.tbl_dgze,table.tbl_dgze td,table.tbl_dgze th{border:solid 1px #C0C0C0;}米ドル円は115円をうかがうように上昇中です。こういう時期は、FXオプションの含み損が膨らむのですが、それ以上にFXの自動売買と含み益の増加があるので、総合損益は増えていくことになります。2021年は、大きな円高もなかったのでこの運用でも大きな含み損を抱えずに済みました。来年も、こつこつと増やしていけるよう願っております。ループイフダン 自動売買状況カバードコール戦略による手動決済利益が33,656円が含まれています。平均すると1日2本くらいの利益確定が続いています。ループイフダン口座状況口座資産1,698,315円です。自動売買の利益確定分が純粋に増加に寄与しています。稼働中のループイフダン設定買い設定3本です。米ドル円上昇期には3本がそれぞれ利益を出してくれています。良い調子です。。カバードコール戦略についてカバードコール戦略は、FXの買いポジションを「上げ相場での利益を犠牲にする代わりに、下げ相場での損失を減らす」ことを目的に使います。オプションの教科書では、運用のリスクを減らすための有効な一手として紹介されています。参考記事:カバード・コールFXオプションでの使い方ループイフダンでの長期放置ポジションの発生は、宿命のようなものです。その長期放置ポジションをカバードコールで活かしていこうという目論見でやっています。カバードコール戦略は、FX+FXオプションの合成ポジションで行います。カバードコール 基本形ループイフダン口座:米ドル円買いポジションFXオプション口座:米ドル円 コールオプション売りこの組み合わせで、実際の為替変動では以下のようになります。上げ相場:FXオプション損失だがFXポジションの利益が上回り、合計利益となる。下げ相場:FXポジションは含み損だが、FXオプションは利益となるので、FXの含み損を軽減できる。この内容は、実際のポジションでご覧ください。ここで「上昇期には利益を減らす事になるかも?」と不安に感じる方もいるかもしれません。でも、ループイフダンの自動売買を稼働したままであれば上昇期には基本的に15銭なり25銭なりの利益幅で決済します。ここでカバードコール戦略を使う時は、合計利益はそれ以上取れるようにしていくつもりなので、その辺で不利にはならないだろうと見ています。米ドル円が大きく下落したときなど、いつも好条件で設定できるものではないので、実際の運用ではその局面で適切に対応していければと思っています。保有中の米ドル円買いポジション1万通貨にカバードコール戦略に基づいたコールオプション売りポジションを設定してあります。カバードコール戦略の効果についてカバードコール戦略は、FX口座:米ドル円買いポジション+FXオプション口座:コールオプション売りの組み合わせで成立します。その効果については、以下のページで説明しています。設定時記事:カバードコール 4月9日設定内容このポジションは、2021年9月23日にコールオプション売りポジションが満期となっています。ループイフダン買いポジションは有効なままなので、そのまま再度コールオプション売りをすることで、更に利益上乗せもできます。米ドル円の状況次第ですが、ループイフダン買いポジションが利益確定する必要がない時期であれば、カバードコール戦略を続けていけば利益を着実に増やしていけます。現在の、コールオプション売りポジションはこんな感じです。米ドル円コールオプション売り状況コールオプション売りは、「下落で利益・上昇で損失」で「利益限定・損失限定なし」「利益となりやすい」という性質を持ちます。現在2本のコールオプション売りポジションを保有中です。3月権利行使日 1本目ポジション作成日:2021年11月29日FXオプション内容:米ドル円 コールオプション売り作成時点の米ドル円:113.690円権利行使価格:116.00円権利行使期日:2022年3月30日売買数量1万通貨プレミアム:0.981利益上限:0.981×1万通貨=9,810円損益分岐点目安:116.00+0.981=116.981円このポジションの利益上限は9,810円で、ポジション作成時に受取済みです。本日のプレミアム現在値は、0.939です。ポジション損益状況項目損益プレミアム受取利益9,810円含み損益-9,390円差引損益420円権利行使期日は3月30日です。権利行使日までちょうど3ヶ月です。この辺から、毎日のプレミアム減少が大きくなるはずですので期待しています。4月権利行使日 2本目ポジション作成日:2021年11月9日FXオプション内容:米ドル円 コールオプション売り作成時点の米ドル円:113.592円権利行使価格:115.00円権利行使期日:2022年4月20日売買数量1万通貨プレミアム:1.059利益上限:0.746×1万通貨=10,590円損益分岐点目安:115.00+1.059=116.059円このポジションの利益上限は10,590円で、ポジション作成時に受取済みです。本日のプレミアム現在値は、1.524です。ポジション損益状況項目損益プレミアム受取利益10,590円含み損益-15,240円差引損益ー4,650円権利行使期日は4月20日です。権利行使日まで約3ヶ月半くらいの超長期ポジションです。米ドル円値が権利行使価格115円を下回っていれば、日数経過とともにゆっくりとプレアムがゼロに近づいていきます。カバードコール戦略効果このカバードコール戦略の効果は、FXと合わせて考えて頂くとわかりやすいです。カバードコール設定内容カバードコール:対象ループイフダンポジション(FX口座)千通貨×10本=1万通貨の買いポジションで買い平均値は110.148円です。米ドル円下落により売買の無くなったループイフダンポジションを「自動売買停止・決済指値削除」をして、長期放ったらかしポジションとしています。このポジションは、「高水準のループイフダンのスワップポイント受取」をしながら「米ドル円上昇期を待っている」状況です。このポジションを活用して、当時仕掛けたコールオプション売りがこちらです。米ドル円コールオプション売り 設定内容作成日:2021年4月9日FXオプション内容:米ドル円 コールオプション売り作成時点の米ドル円:109.27円権利行使価格:111.00円権利行使期日:2021年9月22日売買数量1万通貨プレミアム:1.024利益上限:1.024×1万通貨=10,240円損益分岐点目安:111.00+1.024=112.024円この2021年4月9日のポジションの効果を「単純なループイフダンだけの場合」と「FXオプションを加えた応用形」での損益比較でみてみます。効果比較:カバードコール戦略損益とFX損益権利行使日9月22日の米ドル円レート値で比較米ドル円ループイフダンのみカバードコール111.0008,520円18,760円110.1480円10,240円109.270-8,780円1,460円108.00-21,480円ー11,240円table.tbl_pnsu{table-layout:fixed;border-collapse: collapse;}table.tbl_pnsu{width:100%;}table.tbl_pnsu td{padding:5px;background-color:#FFFFFF;}table.tbl_pnsu th.colh{padding:5px;background-color:#4682B4;color:#FFF;}table.tbl_pnsu th.rowh{padding:5px;background-color:#F5F5F5;color:#000;}table.tbl_pnsu,table.tbl_pnsu td,table.tbl_pnsu th{border:solid 1px #C0C0C0;}ループイフダンのみは、自動売買停止させて9月まで放っておいた場合の含み損益カバードコールは、自動売買停止したループイフダンポジション+コール売り損益の合計額9月22日まで決済しなかったときの含み損益の金額スワップポイント考慮なし(実際には双方とも2000円程度のスワップポイント利益が加算される予定)基本的にどの為替値でも買いポジションを放っておくよりは利益を上乗せできる流れになります。カバードコール戦略でのコールオプション売りは、サクソバンク証券のFXオプション口座を使っています。【最初に】運用方針と考え方運用通貨と仕掛けの方向性:米ドル円買いのみ最大レバレッジ2.5倍前後:200万円で5万米ドル買い目安最大ポジション数は、利益10万円で2千通貨目安で増やしていく分割設定を基本にする。:200万円で最大5分割売買間隔:15銭か25銭を基本とする1本の売買数量と本数:1000通貨で10本米ドル円下落により最大本数となったら次の設定開始まで最低2週間様子を見るオプション使用その1:下落により長期放置となるポジションには、カバードコールを使い利益上乗せオプション使用その2:大きく下落した時には確定利益の範囲内でコールオプション買いを仕掛けるループイフダンにFXオプションを使って「カバードコール戦略」を組み合わせていくことで、「リスク低減+利益上乗せ」を目指しています。ループイフダンの設定は、資金10万円くらいから真似して頂けるかと思います(レバレッジ4倍以内で分割で仕掛けていきます)。カバードコール戦略も使う場合の運用資金目安は約40万円です。運用の性質上、運用資金は2口座に分けています。2021年月段階の資金配分ループイフダン口座;150万円FXオプション口座(サクソバンク証券):50万円合計:200万円これによって、2つの効果を狙っています。カバードコール戦略採用によって期待できる2つの効果ループイフダンの損益にFXオプション利益を上乗せする米ドル円下落時の含み損増加を抑制するFXオプションに慣れていない方は、無暗に真似はされないでください。運用を真似される場合は、まずはループイフダンの設定パターンを参考にして頂ければと思います。慣れてきたら、FXオプションも混ぜていくのを検討されるとよいです。その方が、ストレス少なく運用できます。元々、私のループイフダン運用は「含み損少な目」でやってきています。ループイフダン設定のタイミングを参考にして頂くだけでも、利益を得ていけるはずですので、無理はされないでください。ループイフダン運用成績月別損益運用資金:200万円運用開始年月:2021年4月1日年月今月利益今年度利益利益率2021年4月16,418円16,418円0.74%2021年5月7,073円23,491円1.15%2021年6月8,116円31,607円1.52%2021年7月13,798円45,405円2.27%2021年8月11,113円56,518円2.83%2021年9月2,961円59,479円2,97%2021年10月16,786円76,265円3.81%2021年11月36,911円113,176円5.65%2021年12月13,109円126,285円6.31%table.tbl_pzwr{table-layout:fixed;border-collapse: 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