サヤ取り大失敗の教訓【NYダウー日経225サヤ取り】
2020-08-24
2019年に、NYダウー日経225サヤ取りで、大きな損失を出しています。誰でも陥りがちな部分のある失敗ですので、ご紹介させていただきます。大失敗の教訓このNYダウー日経225サヤ取りでは、2019年に大き目の損失を出しています。参考記事:サヤ取り場帳状況8月中旬【NYダウー日経225サヤ取り2020年8月20日】記事中「NYダウー日経225サヤ取り ここまでの成績」に年度別成績が載っています。2019年成績:-1,465,652円運用資金がまだ1000万円前後という状況で、この年度損失は痛かったです。こういう無様な結果となった理由を今回書かせていただきます。サヤ取り失敗する典型的なパターンの一つでもあるので、反面教師的な見本として省かいさせていただきます。まずは、失敗までの流れからです。売買の流れこの失敗に繋がる売買の始まりは、NYダウの暴落です。参考記事:「NYダウ ツナギ売り」開始 私は、2018年に起きたNYダウの暴落相場で一旦は利益を出しています。「NYダウは、ここから数年は崩れる」そう見ていた私は、そのまま売り続けることを決めていました。でも、ご存じのとおりNYダウはこの後急回復を遂げます。私は、含み損を増やす展開を避けるため、日経225の買いポジションを入れて「サヤ取り」の形にして逃げることにします。参考記事:くりっく株365サヤ取り 2019年3月状況 記事では含み損だけ乗せているのですが、-1,319,000円という状況です。この後、何度かポジション操作をして、利益を80万円くらいは出したのですが、このポジションの含み損は膨らみ続けました。精神的にも大きな負担となってきたので、7月に損きり決済しています。参考記事:NYダウー日経225 痛恨の損きり 損きり額-2,262,365円です。年度後半にかけて何度か売買はしたものの、この損失を取り返すことはなく、2019年は最終損失という成績になっています。失敗の教訓この失敗の原因は、「片張りの失敗を埋めるために両建てをした事」です。前回記事の「禁止事項」のところで、「片張り禁止」という項目がありました。これは「両建て⇒片方決済して片張りにする事」です。ここでの失敗は「片張り⇒両建て」ですので、この逆のパターンです。書いてはいませんが、これも私の中では「片張り禁止」として入れているつもりです。NYダウー日経225サヤ取りは、そもそも「片張り」から始めるという仕掛け方はありません。この時は、「特殊な相場」と自分で勝手に思い込んだことで、「片張り⇒両建て」という失敗パターンに陥っています。「失敗を埋め合わせるために策を弄する」これって、傷口を拡げることが多いんですよね。「片張りで失敗したので両建てで取り返す」この発想でのポジション操作は、損失を増やす結果になりやすいです。厄介なのは、この「片張り⇒両建て」の選択をしたときの投資家心理です。「ここはしょうがない」と自分を納得させてしまっているので、「ここは失敗だ。損きりが正解のはずだ」となかなか思えないのです。でも、ここは失敗を認められるようにならなければいけません。失敗したと思った時は、潔く「損きり」する。辛いですが、これが一番良い選択肢であることが多いです。この失敗例を教訓として、今後の安定運用に活かしていく所存です。ここまで書いたことを、きっちりと守りながら、これからもNYダウー日経225サヤ取りで利益を積み上げていければと思っています。
参照元:お気楽FX 相場生活入門編