前回、NYダウー日経225サヤ取りで使っている場帳の書き方や見方のポイントについてまとめました。今回は、売買判断の目安として使えるテクニカル指標についてです。サヤ取り用のテクニカル指標くりっく株365の「e-profit株365」では、NYダウー日経225のサヤ取り用チャートが提供されています。このチャートでは「ボリンジャーバンド」「相対力指数」「MA乖離」などが提供されていて、サヤ変動の流れを見る参考指標として使えます。私が良く見るのが「NYダウー日経225のサヤ変動のボリンジャーバンド」です。サヤ取り用ボリンジャーバンドボリンジャーバンドは、設定の仕方などでいろんな使い方ができるのですが、私はシンプルに使っています。画像の赤丸部分が「売買を検討するポイント」です。サヤ値が+2σスレスレまで近づいた時・・・縮小への仕掛け検討サヤ値がー2σスレスレまで近づいた時・・・拡大への仕掛け検討この基準でみると、私の場帳売買と似たようなところで「拡大・縮小」仕掛けが入ります。私とタイミングが全く違ってくるのは、サヤが大きく変動するときです。2020年3月などがそうです。この時は、新型コロナウイルス変動のピークでサヤも大きく動きました。この時は、ボリンジャーバンドでの「売買を検討するポイント」は私よりも相当早く訪れています。場帳記入をせずに、このテクニカル指標を使ってサヤ取り売買をするという方もいるからもしれません。その際は、「損きり基準」等を独自に決めて取り組まれると良いと思います。例えばこんな感じです。+2σとー2σの間が大きく広がったときは売買しない。サヤが逆行した時は、損きり検討する。私自身の売買は、ブログなどで出来るだけ毎回記事にしていきますので、このボリンジャーバンドとともに参考資料として頂くのもよいかもしれません。場帳データも入手できる。このサヤチャートでは、くりっく株365の場帳データも簡単に入手できます。サヤ取り 場帳データ私が毎日記入しているサヤ場帳と同じデータが入手できます。旅行などで場帳記入が出来なかったときなど、NYダウー日経225の場帳を過去に遡ってしたいときに重宝します。もしも場帳記入しない場合でも、過去のデータ自体はここで確認することもできます。 出来高も何かに使えそうだな。 そうですね。そろそろ使えるかもしれません。くりっく株365も利用者が相当増えてきたからね。利用者層が厚くなれば、その出来高などは人気の盛衰の目安にもできます。くりっく株365の日々の出来高推移を市場過熱の参考資料とすることも可能かもしれませんね。くりっく株365が提供している資料で注目しているデータがもう一つあります。売買別建玉数量が日経225の天底の目安に?それは「くりっく株365 売買別建玉数量」です。くりっく株365の「買い」「売り」のそれぞれのポジション数量推移です。日経225売買の天井圏・大底圏の目安として使えるかもしれません。2019年10月から、くりっく株365日経225はずっと売り越しが続いていた。売り越し数量のピークは、2020年2月7日で日経225は24000円前後だった。その後、日経225は下落する。下落と共に、「売り越し」⇒「買い越し」に転換する。日経225上昇開始に従い「買い越し」⇒「売り越し」に転換する。2020年7月現在、売り越し数量増加中。昨年くらいからの傾向なのでたまたまかもしれません。でも、日経225の値動きと合わせてみると興味深い変化をしているのです。大口の投資家で、手持ち株のリスクヘッジとしてくりっく株365を使っているケースもありそうです。株式投資や日経225売買を単純にされている方は、「くりっく株365 売買別建玉数量」を参考指標としてチェックされてみても良いかもしれません。 参照元:お気楽FX 相場生活入門編