この運用法の手動売買での米ドル円は、これまでほとんど失敗したことがありません。その理由と注意点についてまとめました。2020年5月末現在の成績状況みんなのリピート注文+手動売買、5月22日時点の成績状況はこんな感じです。参考記事:【みんなのリピート注文+手動売買2020年5月22日】 毎月の成績3月 99,254円4月 65,999円5月 9,031円自動売買・手動売買 それぞれの成績自動売買 117,653円手動売買 65,999円合計利益 174,284円運用資金500万円ですので、3か月間の利益率は3.5%というところです。3月の調子でずっといきたかったのですが、そうは問屋が卸しませんでした。まあ、利益がじゃんじゃん出る時期もあればそれほどでない時期もあります。それでも、放っておいても自動売買で利益がチャリンチャリンと増えていくところがリピート系自動売買の良いところです。利益ペースは徐々に上げていければ良いかなという気持ちでいます。最後に、「手動売買での売り」について簡単に補足させていただきます。米ドル円売りが成功し易い運用法これまでの運用を振り返ってみて改めて感じるのですが、この運用法は「売りが成功し易い」です。「リピート系自動売買+手動売買」という運用スタイルは、他のFX口座分も合わせると3年以上になります。トラリピ・ループイフダン・トライオートなどでやってきていますが、どの口座でも手動売買で作った売り注文を損きり決済した記憶がありません。売買記録を丁寧に遡れば損きりもあるとは思いますが、大きな失敗をせずにやってこれています。この辺は、ここまで連載を読んで頂いた読者の多くが疑問に思っている部分ではないかとと思います。この方法での「売り」が成功し易い理由は2つ考えられます。「売り」が成功しやすい2つの理由両建ての安心感がある。売りだけを考えればよい。その1:両建ての安心感まずは「両建ての安心感」です。既に買いポジションを保有しているところで、手動売買の「売り」を入れるので保有ポジションのかなりの部分が両建てになります。やってみるとわかるのですが、この状態なかなか気楽なのです。「売り」で怖いのは、上げ相場での損失増加です。でも、両建て状態にしてあれば、そのあとに上げても売りポジションでの含み損増加を買いポジションの含み益が相殺してくれます。下げれば自動売買の買いポジションの含み損が増加しますがこれはいつものことです。下げ相場で手動売買の売りポジションを利益確定することで、かなり得をした気分にも浸れます。その2:売りだけを考えていればよいそれと、「手動売買は売りポジション中心にしている」ことも利益を出しやすい結果に繋がっていると思っています。既に書きましたが、手動売買では「買い」については基本的に考えません。年に数回の大きな下落時で資金と心に余裕があるときだけ米ドル円買いポジションを作るルールです。なので「手動売買では売りのタイミングだけ考えておけば良い」という状況です。これ気楽なんです。これと先程の「両建てによる安心感」が合わさって、良い成績に繋がっているという気がします。無論、相場変動に助けられたところもあります。最初のうちは、「売りのタイミング」がどうしても早くなりがちです。売りポジションを抱えたまま数ヶ月保有し続けたこともあります。当時は、まだスワップポイント売買差の少ない口座で保有していたので耐えられました。数ヶ月耐えて米ドル円下落を待って利益確定というパターンは、何度かあります。経験上、ある程度上げたところで丁寧に売っていくとストレス少なく、利益も大きくなる傾向もあります。だからこそ、手動売買をする際には注意しておかねばならないことがあります。手動売買売り 今注意していること「むやみに手動注文の売りをいれないこと」これ、とっても大事です。私同様に手動売買で「売り」を仕掛けるパターンは、最初のうちはうまくいくことが多いです。それは、「最初なので慎重にやっているから」です。その慎重さをその後も維持できれば、大けがをすることはほとんどないはずです。でも、人間なのでそれは無理な相談です。一度成功すれば、すぐに二度目を仕掛けたくなります。手動売買での成功を積み上げれば積み上げるほど、脇が甘くなりがちになるのが普通です。この辺は、十分にご注意ください。手動売買での米ドル円売りは、絶対にやらなければいけないわけではありません。自信がなければ、自動売買のままにしておいたって良いのです。それでも、30円規模の円高には耐えていける運用をしていくつもりです。手動売買は、下落時のストレス軽減あるいは利益をちょっと上乗せるようなイメージでやると良いです。ここまで、今のところの「みんなのリピート注文+手動売買」連載でまとめてきました。これからも、運用をしながら細部の微調整をしていく予定です。こんな調子で、みんなのリピート注文で手堅く利益を増やしていきましょう。 参照元:お気楽FX 相場生活入門編