昨日のドル円相場ときょうのひとこと(5/14 木)

 -------------5/13ドル円相場-------------------------
 
コロナ第2波懸念や米中対立懸念がくすぶる中、FRB議長の悲観見通しで106.740へ下落。しかし議長がマイナス金利を否定すると107円台を回復してクローズ。
 
OP107.121 HI107.272  LO106.740 CL107.032
 
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-----------5/13主な出来事---------------------------
 
11:00 RBNZ、政策金利を0.25%に維持、資産買入れを330億から600億NZドルへ増額
「2021年初めまで金利を0.25%に据え置く見通し」
「マイナス金利は将来の選択肢」
 
12:00 オアRBNZ総裁
「必要なことは何でも行う」
「すべての政策手段を使い切らないことが望ましい」
「他の政策手段とともにマイナス金利についても判断している」
 
15:00 イギリス1-3月期GDP・速報値(前期比) -2.0%
前回0.0%
予想-2.5%
イギリス1-3月期GDP速報値(前年比)-1.6%
前回+1.1%
予想-2.1%
 
15:00 イギリス3月鉱工業生産指数(前月比)-4.2%
前回+0.1%(-0.1%)
予想-5.6%
 
15:00 イギリス3月貿易収支 -125.08億ポンド
前回-114.87億ポンド(-98.34億ポンド)
予想-100.00億ポンド
 
18:00 ユーロ 3月鉱工業生産(前月比) -11.3%
前回-0.1%
予想-12.1%
 
21:30 アメリカ4月生産者物価指数(前月比)-1.3%
前回-0.2%
予想-0.5%
アメリカ4月生産者物価指数(前年比)-1.2%
前回+0.7%
予想-0.4%
アメリカ4月生産者物価指数・コア(前年比) +0.6%
前回+1.4%
予想+0.8%
 
22:00 パウエルFRB議長
「見通しは極めて不透明、下向きのリスクが大きい」
「新型コロナの感染拡大で長期の経済的打撃への懸念が高まった」
「危機終了まであらゆる手段を行使する。回復は順調」
「景気悪化の長期化回避のため追加政策が必要となる可能性」
「マイナス金利に対するFOMCの見解は変わらず」
「マイナス金利は現時点で検討対象ではない」
 
--------5/13株式・債券・商品-------------------------
 
日経平均 20267.05▼99.43
豪ASX  5421.852△18.803
上海総合 2898.050△6.494
英FT   5904.05▼90.72
独DAX  10542.66▼276.84
NYダウ 23247.97▼516.81
 
日10年債利回り 0.001%▼0.001
豪10年債利回り 0.959%△0.002
英10年債利回り 0.208%▼0.041
独10年債利回り -0.530%▼0.025
米02年債利回り 0.1589% 0.000
米10年債利回り 0.6525%▼0.0127
 
NY原油 25.29 ▼0.19
NY金 1716.40△9.60
 
------------5/14注目材料----------------------------
<国内>
08:50  対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース、2週分)
12:30  黒田日銀総裁講演
 
<海外>
08:01  4月英RICS住宅価格
10:30  4月豪雇用統計
15:00  4月独卸売物価指数
15:00  4月独消費者物価指数・改定値
15:30  4月スイス生産者輸入価格
16:00  3月トルコ鉱工業生産
19:30  ベイリーBOE総裁講演
21:30  3月カナダ製造業出荷
21:30  4月米輸入物価指数
21:30  米新規失業保険申請件数
24:00  デギンドスECB副総裁講演
24:15  ポロズ・カナダ中銀総裁講演
26:00  カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演
27:00  メキシコ中銀政策金利
28:00  ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
 
------------5/14きょうのひとこと--------------------
 
NYダウが2日でほぼ1000ドル下落と、ここにきてまたキナ臭い動きです。米中が新型コロナを巡り対立を深めている事が最大の理由でしょう。昨日、FBIは中国がサイバー攻撃やスパイ活動を通じて新型コロナの予防ワクチンや治療法に関する機密情報を得ようとしていると米研究機関に警告を発したそうです。また、WSJは昨日、「新型コロナウイルスの予防ワクチンを研究する米国の大学や企業に対して、中国とイランが激しいハッカー攻撃を仕掛けており、開発を妨害しようとしている可能性がある。トランプ政権内では、ワクチンの開発を阻害した可能性もあることから、米国の公衆衛生への直接的な攻撃であり、戦争行為に等しいのではないかとの見解も出ているという」と報じました。ドル円は、またしてもリスク回避のドル買いと円買いで方向感を喪失した模様です。
 
本日もよろしくお願いいたします。
 
 
 
 

参照元:外為どっとコム総合研究所

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