2倍に上昇中 FXオプション保有ポジション ここからの想定シナリオ
2020-02-26
FXオプションは、想定通りに動くと為替相場数円の動きで2倍・3倍以上になることがあります。実際に2倍に上昇中のポジションがあるので、その状況を記事にまとめました。2倍に上昇中のポジションとその経緯このポジションは、米ドル円のプットオプション買いです。仕掛け時0.31⇒現在値0.671となっていて2倍以上に上昇している状況です。プットオプション買いですので、「下げ相場で利益・上げ相場で損失」で「利益限定なし・損失限定」という性質を持ちます。0.31で10万通貨ですので、プットオプション買いに必要なプレミアム代金は0.31×10万通貨=31,000円です。それが0.671に上昇しているので、今売却すると0.671×10万通貨=67,100円になります。31,000円⇒67,100円ですので、現時点で2倍以上です。このポジションは、先週仕掛けたものです。参考記事:米ドル円RSI70超 10万通貨プットオプション買い投下仕掛けた頃はこんな感じでした。仕掛けた当時の状況作成日:2020年2月20日FXオプション内容:米ドル円 プットオプション買い作成時点の米ドル円:111.265円権利行使価格:110.000円権利行使期日:3月18日売買数量10万通貨プレミアム:0.310損失上限:0.319×10万通貨=31,000円損益分岐点:110.00-0.310=109.690円この画像を撮ったときの米ドル円値は110.200円です。ここまでの流れを整理してみましょう。日数:2月20日⇒2月26日 6日経過米ドル円値:111.265円⇒110.200円 約1円下落プットオプション買い プレミアム代金:0.31⇒0.671まだ1週間経過していないのですが、米ドル円が1円くらい下落してくれたおかげで、このプットオプション買いポジションは売買価格が2倍に上昇したということになります。ちなみに、米ドル円の下落が今後も続くようであれば、このプットオプション買いポジションはさらに上昇する可能性があります。利益限定はないので、3倍・4倍あるは10倍以上となることもあり得ます。なかなか楽しみです。でも、楽しみな事ばかりではないんです。ここから想定できるシナリオこのポジションの値動きが今後どうなるかについて、現在想定できるシナリオは3つあります。米ドル円がここから上昇した場合先程も書いたのですが、プットオプション買いは「下げ相場で利益・上げ相場で損失」となるポジションです。なので、米ドル円が上昇していった場合は現在0.671のプレミアムも下落していきます。米ドル円が今後も下落米ドル円が今後も下落していった場合、現在0.671のプレミアム値はさらに上昇が見込めます。108円や107円くらいまで下がるようであれば、プレミアム価値は2。000または3。000以上となるので、0.31からみると6~10倍まで上昇という感じになります。このポジションの権利行使日は3月18日ですので、その可能性は十分にあります。私としては、期待しておきたいと思います。ここから動かなくなって3月18日の権利行使日を迎えた場合上がりもせず、下がるもせず、という展開もありえます。もしも、現在の110円台水準で権利行使日3月19日を迎えた場合、どうなるかということも注目すべき部分です。このプットオプション買いは、権利行使価格110円です。これで権利行使日の3月19日を迎えたら、プットオプションとしてのプレミアム価値はゼロになります。つまり、現在0.671のプレミアムは、このまま値動きがなく推移したらゼロに近づいていくということです。え?どういうこと?・・・って思うかもしれません。でも、これがプットオプション買いの運命でもあるんです。FXオプションのプレミアム構成要素は大きく3つ「現在値と権利行使価格の差」「ボラティリティ」「時間価値」です。このポジションの3つの価値はこんな状況です。現在値と権利行使価格の差:マイナスボラティリティ(価格変動の度合い):大きくプラス時間価値:プラス(あと23日)この合計が、現在0.671ということです。ボラティリティが今後どうなるかはわかりませんが、時間価値は1日経過ごとに確実に減っていきます。このポジションをここで決済するか、保有し続けるかはこれらを考慮して決める必要があります。私の方針2月26日時点の私の方針は、ポジション保有継続です。もともとこのポジションは、米ドル円買いポジションやプットオプション売りが下げ相場で含み損気味になったときの対策としての意味もあります。2倍になったとはいえ、利益は3万円程度です。ここで3万円くらいの利益を得るよりは、「ここから大きく下落したときに活躍してくれることに期待」する方がポジション全体としては大切と考えています。ただ、米ドル円が108円や107円台まで下がるような展開になったら途中決済も検討します。この場合、利益額も数十万円になるので、この利益を保有ポジションを支えるために充当できるというのは有効だという判断です。以上ですが、FXオプションの使い方として参考になれば幸いです。「売り」「買い」の両方が出来るFXオプション取引を提供しているのは、日本ではサクゾバンク証券のみです。FXオプション口座は、FX口座開設後に手続きできます。FXオプション運用の主要ページFXオプションの特徴と運用状況「FXオプションからのスワップ投資」やり方とルール運用記録と気づき「FXオプションからのスワップ投資」FXオプション 具体的な作成事例FXオプションとはサイト内他記事お気楽FX 相場生活入門トップページ
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