昨日のドル円相場ときょうのひとこと(11/1 金)
2019-11-01
-------------10/31ドル円相場-------------------------
アジアタイムは中国PMIの悪化や日銀の追加緩和見送りで108円台半ばまでじり安。欧州タイムは米中問題への懸念が再燃し108円台前半へ続落。NYタイムは冴えない指標が続き長期金利が低下する中107.927まで下値を拡大。
OP108.028 HI108.895 LO107.927 CL108.012
-----------10/31主な出来事--------------------------
09:30 オーストラリア9月住宅建設許可件数 (前月比)+7.6%
前回-1.1%(-0.6%)
予想0.0%
10:00 中国10月製造業PMI 49.3
前回49.8
予想49.8
日銀、金融政策の現状維持を決定
「物価安定へのモメンタムが損なわれる恐れに注意が必要な間、現在の長短金利の水準または下回る水準で推移」(2020年春頃までのフォワードガイダンスを修正)
15:30 黒田日銀総裁、定例記者会見
「物価安定へのモメンタム損なわれていないが注意は必要」
「政策金利フォワードガイダンスは、低い政策金利が長期間続くことを示した」
「海外経済を中心としたリスクは高まっている」
「マイナス金利の深堀りは可能」
18:09 「中国、トランプ政権との長期の貿易合意到達を疑問視」-関係者
19:00 ユーロ9月失業率 7.5%
前回7.4%(7.5%)
予想7.4%
19:00 ユーロ7-9月期GDP、速報値(前年比) +1.1%
前回+1.2%
予想+1.1%
19:00 ユーロ 10月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年比) +0.7%
前回+0.9%(0.8%)
予想+0.7%
21:30 カナダ8月月次国内総生産(GDP)(前月比)+0.1%
前回0.0%
予想+0.2%
21:30 アメリカ7-9月期雇用コスト指数(前期比) +0.7%
前回+0.6%
予想+0.7%
21:30 アメリカ9月個人消費支出(PCE)(前月比)+0.2%
前回+0.1%(0.2%)
予想+0.3%
アメリカ9月PCEデフレーター(前年比) +1.3%
前回+1.4%
予想+1.4%
アメリカ9月PCEコア・デフレーター(前年比)+1.7%
+1.8%
予想+1.7%
21:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 21.8万件
前回21.2万件(21.3万件)
予想21.5万件
22:45 アメリカ10月シカゴPMI 43.2
前回47.1
予想48.0
22:48 トランプ米大統領
「米中の第1段階合意の署名で新しい開催地を近く公表する」
「パウエルFRB議長に国民は非常に失望している」
--------10/31株式・債券・商品-----------------------
日経平均 22927.04△83.92
豪ASX 6663.374 ▼26.108
上海総合 2929.056▼10.265
英FT 7248.38▼82.40
独DAX 12866.79▼43.44
NYダウ 27046.23▼140.46
日10年債利回り -0.1330%▼0.0240
豪10年債利回り 1.139%△0.002
英10年債利回り 0.629%▼0.057
独10年債利回り -0.407%▼0.053
米02年債利回り 1.5239%▼0.0737
米10年債利回り 1.6910%▼0.0805
NY原油 54.18 ▼0.88
NY金 1514.80△18.10
------------11/1注目材料----------------------------
<国内>
08:30 9月完全失業率
<海外>
09:30 7-9月期豪生産者物価指数
10:45 10月財新中国製造業PMI
16:00 10月トルコ製造業PMI
16:30 10月スイス消費者物価指数
16:30 9月スイス小売売上高
17:30 10月スイスSVME購買部協会景気指数
18:00 10月ノルウェー失業率
18:30 10月英製造業PMI
21:30 10月米雇用統計
22:30 カプラン米ダラス連銀総裁講演
22:45 10月米製造業PMI改定値
23:00 10月米ISM製造業景況指数
23:00 9月米建設支出
26:00 クラリダFRB副議長講演
26:00 クオールズFRB副議長講演
26:00 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁講演
27:00 10月ブラジル貿易収支
27:30 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
----- ムーディーズが南ア格付けを発表
------------11/1きょうのひとこと--------------------
昨日のドル円は久しぶりの大陰線となりました。米中不安再燃で円高、米指標悪化でドル安という素直な展開で、1日の下げ幅としては8月25日以来の大きさとなっています。FOMCは利下げを休止したばかりですが、きょうの雇用統計とISMが弱いと、市場が年内追加利下げの催促を始める可能性もありそうです。その半面、雇用統計とISMに対する市場の「期待値」はすでに低下しており、ポジティブサプライズへのハードルも下がっているのでしょう。ドル円は、上がるにしても下がるにしても比較的大きく動く可能性がありそうです。
本日もよろしくお願いします。
参照元:外為どっとコム総合研究所