年利20%に利益上乗せの目論見 米ドル円スワップ投資をFXオプションでどこまでパワーアップできるか
2019-10-24
定期収入が固まってきた「FXオプションからのスワップ投資」、安定運用に向けて一歩ずつ進んでいます。この運用法は以下の特長があります。FXオプションからのスワップ投資 5つの特長安値でFXポジションを作るのに有効FXオプションを使って、FXポジションの買い平均値を下げるFXオプションでプレミアム受取利益が発生。FXポジション変更後はスワップ投資でスワップポイント+為替利益を狙う月10~20万円のスワップ+プレミアム受取+米ドル円上昇による売買利益を想定2019年10月段階の「スワップポイント+プレミアム」部分の進捗状況などをまとめました。14.2万円 スワップポイント・プレミアム部分収入状況 2019年10月FXオプションから始めるスワップ投資、運用開始から半年が経過して売買ルールと損益状況が安定してきています。試行錯誤を続けてきたので、複雑な運用も多かったのですが、ここからはシンプルにわかりやすい運用がお見せできるのではないかと思っています。運用状況を分かりやすくするため、今回より「毎月のスワップポイント+プレミアム獲得利益」部分を定期的にまとめていきます。FXオプションから始めるスワップ投資の収益源は大きく4つあります。FXポジションからのスワップポイントFXオップションからのプレミアム受取FXの売買損益FXオプションの売買損益この中で「3、FXの売買損益」と「4、FXオプションの売買損益」は、相場変動次第で読めない部分です。これに対して、「1、FXポジションからのスワップポイント」と「2、FXオプションからのプレミアム受取」は、ある程度安定した収入源として見込める部分になります。2019年10月時点、このある程度安定した収入源として見込める部分がどの程度あるかというところをまとめてみます。スワップポイント・プレミアム利益推移年月スワップポイント0プレミアム受取利益合計2019年10月約6.3万円7.9万円約14.2万円table.tbl_opns{table-layout:fixed;border-collapse: collapse;}table.tbl_opns{width:100%;}table.tbl_opns td{padding:5px;background-color:#FFFFFF;}table.tbl_opns th.colh{padding:5px;background-color:#4682B4;color:#FFF;}table.tbl_opns,table.tbl_opns td,table.tbl_opns th{border:solid 1px #C0C0C0;}スワップポイントは、その月のくりっく365の平均水準をもとに算出プレミアム受取利益は、新規作成したポジションで受け取った金額プレミアム受取利益7.9万円は、コールオプション売りを2本作成したことで発生したものです。今回記事の「FXオプションからのスワップ投資 保有ポジション状況」⇒「FXオプション部分」にのっているポジション4と5がこの7.9万円の利益となったポジションになります。このポジションの期日は、11月13日です。状況をみながらですが、定期的にこういったポジションを入れていくことで、FXオプションからのプレミアム受取利益を獲得していく予定です。FXでの買いポジションと両建てに近い性格のポジションなので、リスクを抑えながら利益を増やしていく形です。月20万円くらい受け取れる状況が当面の目標です。この運用法の資金は1200万円です。月20万円の収入をこの2つの項目で取れれば年間240万円となるので、これだけで年利20%達成ということになります。これに、FXとFXオプションの売買損益が加わる形です。売買損益は毎月プラスとは出来ない部分ですが、最終的にプラスになるようにできれば、年利20%に利益上乗せとなります。そんなイメージでやっていきます。米ドル円買いポジション保有で使用中、くりっく365は米ドル円で長期間高水準提供を続けています。「売り」「買い」の両方が出来るFXオプション取引を提供しているのは、日本ではサクゾバンク証券のみです。FXオプション口座は、FX口座開設後に手続きできます。FXオプションからのスワップ投資 概略この取引は、「FXオプションからのスワップ投資」と呼んでいます。FXオプションを使って安値で米ドル円買いポジションを作るスワップポイント+プレミアム利益を受取りながら上昇期を待つ上昇期には利益をだして資金を増やしていくこういう流れを、このブログでお見せしていければと思っています。参考記事:【FXオプションからのスワップ投資】とは 米ドル円などの先進国通貨は、上げたり下げたりを繰り返しています。新興国通貨のように値を下げ続けるような展開にはなりにくいという特徴があります。理論上は、「米ドル円を安値で買いポジションを作ってスワップポイントを受取続けながら大きく上昇するのを待つ」というやり方はとても有効です。とはいものの、「安値で米ドル円買いポジションを作る」というのは狙ってもなかなか出来るものではありません。FXオプションを活用することで、「現在値よりも数円下の値でポジションを作る」ことが可能になります。「現在値よりも数円買値を下げたポジション」を作っていけば、今までよりも安定感のあるなスワップ投資をやっていけるようになります。それを現実の運用記録を元に公開しているのが、この運用記事です。具体的には以下の手順で行います。FXオプションからのスワップ投資 手順現在値よりも安値の権利行使価格で米ドル円プットオプション売りを作成(プレミアム受取利益発生)権利行使日、米ドル円が権利行使価格よりも安値であれば米ドル円買いポジション発生権利行使日、米ドル円が権利行使価格よりも高値であればポジション消滅で終了発生した米ドル円買いポジションでスワップ投資開始FXオプション活用といっても、やり方は簡単です。米ドル円のプットオプション売りを長期保有するだけだからです。プットオプション売りの仕組み米ドル円プットオプション売りは上図のような性質を持ちます。「売り」の性質上、オプション値が上がれば損失・下がれば利益となります。FXオプションの仕組みは下記ページにてまとめています。参考記事:FXオプションの仕組み今後の値動きでどうなるかを列挙するとこうなります。期日までは、米ドル円上げなら下がり(利益増あるいは損失減))、米ドル円下げなら上がる(利益減あるいは損失増)。日数が経てば時間的価値減少とともに下がりやすい(利益増または損失減)。利益が取りやすいものの利益上限は限定される。大きな円高となれば、相応の含み損となる。米ドル円が期日に権利行使価格よりも上がればプレミアム分の利益を受け取れる。米ドル円が期日に権利行使価格よりも下がればプレミアム分の利益を受け取って買いポジションが発生する。プットオプション売りは、米ドル円が大きく下げればオプションポジションを作ったときの米ドル円値よりも安値でFX口座での米ドル円買いポジションへと変身します。上昇してしまった時は、FX口座での米ドル円買いポジションは発生しないのですが、プットオプション売りポジション作成時のプレミアム受取分は単純に利益になります。このプレミアム受取利益も、積み上がると大きなものになります。この辺は、現実のポジションに合わせて運用記事の中で解説させていただきます。。尚、要注意は下げ相場です。米ドル円プットオプション売りは、米ドル円買いポジションと同じ宿命を負っています。つまり、米ドル円下げ相場では含み損となるということです。この含み損も、現在値で米ドル円買いポジションを作ったよりは少なくて済むのですが、10円・20円の円高となればそれなりの含み損となりえます。このリスクは、資金管理や損きりで臨機応変に対応していきます。FXオプションからのスワップ投資 保有ポジション状況この運用で保有しているポジションは、「FXオプションのポジション」と「FXポジション」の2種類に分かれます。FXポジションは、FXオプションの権利行使によって発生したものをくりっく365口座に移動させたものです。それぞれの状況を定期的に確認しています。FXオプション部分ここで確認して頂きたいこと。ここでは、現実のポジションをもとに、プットオプション売りの2つのポイントが確認できます。下げ相場:含み損を抑制する効果がどのようなものか上げ相場:利益が限定されるということがどのようなものか参考記事:FXオプションの含み損抑制効果と測定のための基礎資料(米ドル円)つまり、相場が下落したときにFXでの含み損よりも小さくなる、または利益になってしまうという特徴です。現在保有中のポジションがこちらです。保有中のFXオプションポジションは5本あります。米ドル円現在値は108.695円です。米ドル円プットオプション売り 1本目一番上のポジションです。作成日:2019年7月5日FXオプション内容:米ドル円 プットオプション売り作成時点の米ドル円:107,825円権利行使価格:107.00円権利行使期日:11月6日売買数量3万通貨プレミアム:1.547利益上限:1,547×3万通貨=46,410円プレミアム現在値は0.110です。2019年10月24日現在、このポジションの損益状況項目損益プレミアム受取利益46,410円含み損ー3,300円差引損益43,110円権利行使価格107.00円のポジションで現在の米ドル円値が108.640円です。11月6日の権利行使期日に米ドル円が107円以上であれば、プレミアムがゼロ円となり、ポジション作成時に受け取った46,410円の利益が満額確定します。あと2週間、まだまだわかりません。米ドル円プットオプション売り 2本目2番目のポジションです。作成日:2019年8月9日FXオプション内容:米ドル円 プットオプション売り作成時点の米ドル円:105.954円権利行使価格:108.00円権利行使期日:12月11日売買数量5万通貨プレミアム:3.491利益上限:3.491×5万通貨=174,550円プレミアム現在値は0.759です。2019年10月24日現在、このポジションの損益状況項目損益プレミアム受取利益174,550円含み損ー37,950円差引損益136,600円このポジションは、12月11日の権利行使日に米ドル円が108円以上であれば、プレミアムがゼロとなり現在の含み損ー37,950円もゼロ円になります。米ドル円が動かなければ、日数経過とともに時間的価値が減少しプレミアムは下がっていきます。米ドル円プットオプション売り 3本目3番目のポジションです。作成日:2019年9月5日FXオプション内容:米ドル円 プットオプション売り作成時点の米ドル円:106.560円権利行使価格:106.00権利行使期日:2020年1月8日売買数量2万通貨プレミアム:1.918利益上限:1.918×2万通貨=38,360円プレミアム現在値は0.515です。2019年10月24日現在、このポジションの損益状況項目損益プレミアム受取利益38,360円含み損ー10,300円差引損益28,060円このポジションの権利行使価格は、106.00円です。現在途中決済すれば、FXオプションとしての損益は28,060円利益です。このまま2020年1月8日の権利行使日に米ドル円が権利行使価格106円以上であればプレミアム価値はゼロ円となり、このポジションで得たプレミアム利益受取38,360円の満額受取が確定することになります。米ドル円が108円台にある現在値の状況では満額利益はほぼ安泰という気はしますが、年末年始を挟むのでまだまだわかりません。米ドル円コールオプション売り 4本目下から2番目番目のポジションです。このポジションは、コールオプションの売りで、「米ドル円が下げれば利益になる」という性質のものです。FXの米ドル円買いポジションの値下がりヘッジのために作成しています。参考記事:カバードコール戦略を米ドル円で仕掛ける意図と思惑現在状況はこんな感じです。作成日:2019年10月8日FXオプション内容:米ドル円 コールオプション売り作成時点の米ドル円:107.390円権利行使価格:108.000円権利行使期日:11月13日売買数量10万通貨プレミアム:0.487利益上限:0.487×10万通貨=48,700円プレミアム現在値は0.930です。2019年10月17日現在、このポジションの損益状況項目損益プレミアム受取利益48,700円含み損ー93,000円差引損益ー44,300円米ドル円が上昇していくと含み損が増えていくポジションです。このまま権利行使日11月13日まで米ドル円が108円以上のままであれば、最終的に損失となる可能性があります。その場合は、FX口座で保有中の米ドル円買いポジションの利益確定により、損きり分と相殺する予定です。米ドル円コールオプション売り 5本目一番下のポジションです。作成日:2019年10月18日FXオプション内容:米ドル円 コールオプション売り作成時点の米ドル円:108.558円権利行使価格:109.25円権利行使期日:11月13日売買数量10万通貨プレミアム:0.303利益上限:0.303×10万通貨=30,300円プレミアム現在値は0.290です。2019年10月24日現在、このポジションの損益状況項目損益プレミアム受取利益30,300円含み損ー29,000円差引損益1,300円4番目のポジション同様に、「米ドル円が一定以上上昇しなければ利益」となります。その損益ポイントとなる権利行使価格は109.25円ですので、現在値から60銭くらい余裕があります。FXポジション部分現在保有中のポジションは、米ドル円買いポジション30万通貨です。FXオプションの権利行使日にFXポジションとなったものを、くりっく365口座に移動させて保有しています。参考記事:FXの実質買値を下げる方法と手順の事例FXポジションをサクソバンク証券からくりっく365に移動させたのは、「くりっく365の米ドル円スワップポイントが長年高水準を継続している実績」があるためです。このポジションは、長期保有前提でスワップポイントを受取ながら上昇期を待っているところです。ここまでのところ、このやり方で米ドル円買いポジションをFXオプションを「使うことで有利に作ることに成功しています。定期的に値下がりヘッジのためのポジションを入れながらいきます。ここのところくりっく365の米ドル円買いスワップポイントは、1万通貨で1日平均70~75円くらいです。70円で30万通貨であれば、毎日70×30=2,100円で毎月2,100円×30日=6.3万円くらいのスワップポイントが発生していくことになります。安値で米ドル円買いポジションでスワップポイントを受け取っていく。これを実現できれば、安定したスワップ投資につなげていけます。実現できるよう、頑張っていきます。米ドル円106.08円が損益分岐点 現在の全体状況ここまでの損益推移です。2019年10月24日時点の各項目の損益項目損益FXオプション損益883,995円FX損益(確定分)-950,477円FX+FXオプション(含み損益)359,770円総合損益(含み損益考慮)293,218円損益分岐点(総合損益ゼロ円となる米ドル円値目安)106.08円table.tbl_krep{table-layout:fixed;border-collapse: collapse;}table.tbl_krep{width:100%;}table.tbl_krep td{padding:5px;background-color:#FFFFFF;}table.tbl_krep th.colh{padding:5px;background-color:#4682B4;color:#FFF;}table.tbl_krep,table.tbl_krep td,table.tbl_krep th{border:solid 1px #C0C0C0;}運用開始日:2019年3月21日運用通貨:米ドル円買いポジション最大40万通貨(FX+プットオプション売り合計運用資金1200万円(1万通貨あたり30万円)想定損益分岐点計算式:FX保有ポジション平均値ー(含み損益÷FX保有ポジション数量)日数経過とともに、スワップポイント+プレミアムによる利益が増加してきています。前回記事のときの米ドル円値は総合損益(含み損益考慮)は108.695円で総合損益(含み損益考慮)は268,401円でした。参考記事:総合損益268,401円 米ドル円108円台で利益が乗り始めた1週間経過した本日の米ドル円値は108.640円と5.5銭下落です。にもかかわらず総合損益(含み損益考慮)は293,218円となり前回よりも24,817円増加しています。これが、単純なスワップ投資であれば1週間のスワップポイント0.7銭×7日分=値動き4.9銭相当なので、5.5銭の下落分を相殺しきれずに、少し含み益が減少しているところです。FXオプションを使うことで、米ドル円が少し下がっても利益が増加するという効果がだせています。保有米ドル円ポジションの損益分岐点も106円そこそこまで下がってきました。ここから米ドル円が2円程度下げても、この運用での総合損益は収支トントンでやっていける状況です。こんな感じで、「安定したスワップ投資」としてやっていければと考えています。米ドル円買いポジション保有で使用中、くりっく365は米ドル円で長期間高水準提供を続けています。「売り」「買い」の両方が出来るFXオプション取引を提供しているのは、日本ではサクゾバンク証券のみです。FXオプション口座は、FX口座開設後に手続きできます。FXオプション運用の主要ページFXオプションの特徴と運用状況「FXオプションからのスワップ投資」やり方とルール運用記録と気づき「FXオプションからのスワップ投資」FXオプション 具体的な作成事例FXオプションとは含み損抑制効果とその「限界」のまとめ FXオプションリスクサイト内他記事お気楽FX 相場生活入門トップページ
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